月: 2009年5月

羊毛の豚Σ(゚∀゚;)

今日も今日とてエロ画像収集でもするかと巡回コースを巡る(*´・ω・)
その中の一つである画像zipブログ?「こゆくておいしい('A`)」にて以下の記事と遭遇する。
羊毛の希少ブタ、オークションで激安3万円で14歳少女の家族になる
なんぞこれ(w


Mangalitza種というらしいが、読み方がわからない。英英辞書でも引っかからない。
マンガリッツァ?
とおもたらウィキペディアにあった(w

マンガリッツァ(洪:Mangalica)とは、19世紀前半に誕生したハンガリー固有の、希少種の豚である。2004年にはハンガリーの国家遺産に指定されている。全身がカールした毛で覆われているため、別名「ウーリーピッグ(羊毛の豚)」とも呼ばれている。毛の色によって、金、赤、黒と3種類に分類することができ、黒い鼻の淵、口元、蹄を持っているのが特徴である。
現在マンガリッツァの肉は、ハンガリーの高級料理店「グンデル(Gundel)」を始めとして、ドイツの三ツ星レストラン「ビクターズ(Victor's Gourmet-Restaurant Schloss Berg in Perl)」やウィーンの「ツム・ヴァイセン・ラウフファングケーラー(Zum Weissen Rauchfangkehrer)」などで使用されている。(マンガリッツァ

マンガリッツァはハンガリー政府が認定した世にも珍しい“ 食べられる国宝” なのです(2004 年に認定)。
濃厚な赤身、霜降りでジューシーな肉質は、他の豚肉とは一線を画す味わいで、イベリコ豚や神戸牛に似ていてたいへん美味です。普通の豚肉より濃く、牛肉のような色をしたその豚肉は、美味しいだけでなく、他の豚肉に比べて消化がよく健康にいいのです。
マンガリッツァ豚肉は霜降りの多い肉質にも関わらず、コレステロールの原因となる飽和脂肪酸が少ないため健康にも良く、ビタミンやミネラルを豊富に含むため栄養面でも優れています。その上、老化を防止すると言われる酸化防止の酵素も含んでいます。(PICKサラミ

うまいのか…( ;・´ω・`)ゴクリッ
日本の動物園に居るか簡単にぐぐってみたが、特にヒットしなかったから居ないのかな。ゆるキャラぽくっていいのに。


英語サイトなので内容はちょっとしかわからないけれど、画像があった。

Google image マンガリッツァ


pigletって子豚のことなのか。appletと似てると思ってBookShelfを見ると

-let
━ 【接尾】
「小…」の意の名詞語尾

ああそういう接尾語か。


豚だけが固有種って筈もあるめぇと「ハンガリー固有種」でぐぐる。

ホルトバージ Hortbagy
ヨーロッパ最大の自然保護区となっている大草原(総面積1400km2以上)です。ハンガリー原産の灰色牛や馬、よじれ角を持つラツカ種の羊、水牛の群れが草原に放し飼いになっています。(ハンガリー政府観光局

ホルトバージ
マグリッツァの他に灰色牛とラッカという種の羊などと色々居るみたい。

wikipediaの英語版を見ると

The long-horn Hungarian Grey Cattle is traditionally kept in the open full year. The Hungarian Vizsla, the Puli, the Komondor, the Kuvasz, the Pumi, the Hungarian Greyhound, the Transylvanian Bloodhound and the Mudi are all considered breeds originating in Hungary. (Hungarian domestic animals

色んな犬の原産地のようだ。
なんて調べてるうちに日が暮れた…(´・ω・`)


「このやらしいメス豚め、ぐひひ(・∀・)」的画像を探しに行った筈なのに、いつの間にか「豚さんかわええ(*´Д`)ハァハァ」と海外サイトにさ迷い込んでいたという話じゃったとさ。
めでたし、めでたし、とっぺんぱらりのぷぅ(・∀・)
  ε ⌒ヘ⌒ヽフ  
 (  (  ・ω・) 巻き毛が生えている豚は変な豚だ ブヒ
  しー し─J

快楽殺人の心理 / ロバート・K. レスラージョン

ちょっと前に買って、ちょこちょこと読んでいた「快楽殺人の心理」をやっと読み終えた(・∀・)
著者は、FBIの特別捜査官であったロバート・K・レスラー及びジョン・E・ダグラス、「犯罪と医療の関わり、幼児虐待」等を主なテーマとする研究者 アン・W・バージェスの三人。

快楽殺人者36人のインタビューなど、各種の研究結果をまとめあげた「忌まわしい犯罪のパターンと動機をより深く理解することを願って」著された本である。

紹介されている内容は、アメリカの、しかも1940年代~50年代に子供時代を送った犯人たちの話であり、その個別の事件を単純に捉えても日本にとって参考になるものではない。

しかしその根底にある快楽殺人者が育つ環境、彼らが持つその異常な”世界”(正確にいうならば所属する社会において規格内ではない"世界")、その行動はおそらく地球上のどの国においても共通するだろう。

内容にレイプ殺人や死体の解体などの詳細があり、この手のモノに耐性がない人や子供・女性にはお薦めしない(´・ω・`)


この本において強調されている殺人者たちの"空想"癖は非常に興味深い。

研究対象とした三十六人の快楽(性的)殺人者に、どういうきっかけで最初の殺人を犯したのかという根本的な疑問をぶつけてみると、次のような共通点が明らかになった。まず彼らは、長いあいだ、きわめて頻繁に空想にふける習慣を持っており、しかもそのことを自覚していた。第二になかでも暴力的かつ性的な空想や思考に固執していた。(2 殺人にとりつかれた人々 P.90)

たとえば、保護者に虐待されてきた子供は、大人が近づいてくるたびに殴られるものと思うようになり、人を殴るという行為をたえず頭の片隅に置いておくようになるだろう。やがてそうした子供は、誰かが自分を助けて、大人を殴り返せるようにしてくれることを空想しはじめる。この思考パターンは、その子供に救いをもたらしてくれる。空想のなかでは、いつも誰かが彼を守ってくれるからだ
 さらに、子供は虐待を受けているうちに、自己を苦痛から心理的に切り離す方法を身につける。彼は、虐待されているときでも、自分をコントロールできていることに誇りを抱くようになり、たとえば殴られているあいだでも恐怖を感じず、まばたきひとつしないようになる。この思考パターンは支配の感覚を教え、結果的に心理的緊張から解放してくれる。子供は空想を通して、意識のさまざまなレベルで、恐怖を増大させたり軽減させたりできるようになる
 とはいえ、このタイプの思考パターンを発達させていくことが、そのまま、成長してから他人を虐待する側に回ることを意味するわけではない。(同 P.95)

この"空想"の始まりは、銭ゲバ 最終回(2)で触れた「認知や解釈の歪み」や「自己愛性人格障害における空想」と同様に、過酷な現実から自己愛、精神を守る為の類ではないかと考える。

普通の人がする空想と過酷な現実からの逃避のために継続的に繰り返し行われる空想は根本的に異なるだろう。この空想は彼らにとって過酷な現実下で精神的に壊れないために必要なものであり、本来ならば現実の中で、人と触れ合うことによって取得しなければならない心の糧を産み出すものである。彼らは”狂わないために狂った”のであろう。
この空想の固着や解釈の歪みが人格障害を産んだりするんだろうけれど、それについて言及しようとするとうまくまとまらない。人間という生き物そのものに対して言及しないといけないからか。
難しいから取り敢えずやめた(・∀・)


まあ何はともあれ「5 なぜ快楽殺人は起きるのか-殺人者ウォーレンの場合」の冒頭に記されている「動機付けモデル」や各殺人者の中に見え隠れする人格障害など、いろいろと興味深い一冊であった。