『真夜中まで』を観た

真夜中まで

ジャズトランペッター守山がミッシェル・リー演ずるリンダが持つ一子相伝の「トランペット拳」の秘伝書を受け取り、それを習得して悪い奴らをぶちのめすスタイリッシュアクション映画(`・ω・´)

かと思ったら違った。
まあ終盤の方でこの俺氏の妄想もあながち間違いではないと思えた( ・´ω・`)
トランペット無双というほどでもないけど、まあでもキーアイテムだなw


本当のストーリーは

憧れのジャズメンによる自分のステージ見学を目前にしていたジャズトランペッターが、金銭トラブルが原因の刺殺事件の一部始終を目撃してしまったクラブのホステスを助けたことで逃走劇に巻き込まれてしまう。

加えて言うと主人公のジャズトランペッター守山(真田広之)はその憧れのジャズメンの目に
留まればもっと大きい所で演奏出来るかもしれなくて、23時位には来るからそれまでには
帰らないと駄目という設定だった。

ストーリーはベタというか王道的展開。途中で「お(・∀・)?」って言うところもあったから
まあまあ楽しめたかな。基本的に昔のステレオタイプなオサレ系なので、そこが合わない
人には駄目かもしれない。その辺ははなんだかなぁと思いつつ観てたw

真田広之が実際にトランペットを吹いているのかどうか知らないけれども、何にしても
ちょっと冗長なシーンのような。それ以外にもそのオサレシーンってそんなに長くやらんと
駄目なんかねと思ったりするようなところもしばしば。

どうも劇中内で使用されている音楽もジャズらしいが、そっちの素養がなかったので
全くわからなかった(ノ∀`)

最初の逃亡シーンを観てたら、なんとなく「弾丸ランナー」を思い出したw


特に観る気もなかったけれど、数日前に「麻雀放浪記」を観て、
『あー真田広之ってこういう顔なんだなぁ(・∀・)』と認識したばかりなので
より認識を強くするために観てみた。老けてる方がいい顔になったような気が
しないでもない。大沢たかおのカッコイイバージョンとでもいうべきか。

途中で大竹しのぶや名古屋章がちょろっと出てくるので
『まゆみと上州虎じゃねぇか(・∀・) 「麻雀放浪記」かよw』と思って
観ていたが最後のエンドロールで気づいた。この映画の監督、「麻雀放浪記」を
撮った和田誠だった(ノ∀`) ソノツナガリカ

岸部一徳、國村隼、柄本明、笹野高史が悪役側というのは面白いなw
笹野高史の部下役でプロレスラーの高野拳磁が出てた。でっかいなぁ。

ミッシェル・リーのカタコト日本語がなんか下手。というとなんか変な表現に
なってしまうが、普通に話せる人がカタコト日本語を喋ろうとしてそれが
上手くできていないという感じか。ミッシェル・リーは黙っていて
正面から見ると綺麗なんだけど、角度によるとちょっとアレですな(´・ω・`)


途中でもたいまさこや三谷幸喜が出てきたり、それなりに名のある俳優が
ちょい役等で出てくるので、『全然作風は違うけど三谷作品(´・ω・`)?』と
思ったが上記の通り、和田誠の作品だった。和田誠はこの作品が公開された
2001年に三谷幸喜の「みんなのいえ」にちょい役で出ているのでその辺の
つながりがあるのかな?

小松政夫、六平直政、高橋克実、唐沢寿明、戸田菜穂、佐藤仁美辺りも
ちょろっと出てきたな。柴田理恵もちょこっと出てきたので不快な気分に
なった(´・ω・`) BSで流れてるCMが不快でいつもチャンネルを変えてしまう。
そう言えば田中要次もちょこっと出てたな。

ジャズバーのオーナー役が斎藤晴彦という人だったのだが、全く知らない。
80~90年代のテレビにはよく出ていたようだけども。

「月の砂漠」やら六平直政の運送会社が「紙月運送」と月絡みのネタが
あったけど他にもあったんだろうか。「ペーパームーン」って観たことないな。

最後の方のシーンを観ててコカ・コーラが協賛してるのかなぁと思ったら
本当にしてたw


色々とアレなところもあったけどそれなりに楽しんだ(・∀・)