『クワイエットルームにようこそ』を観た

クワイエットルームにようこそ

28歳のフリーライター・佐倉明日香は、ある朝目覚めると見知らぬ白い部屋にいた。そこは「クワイエットルーム」と呼ばれる、女子専用の精神病院の閉鎖病棟。ストレスの捌け口として大量摂取した睡眠薬が原因で意識を失い、オーバードースを患った自殺志願者と間違えられてしまったのだ。突如として放り込まれた異質な環境に戸惑う明日香であったが、尊大な看護師・江口や入院初日に出会った少女・ミキ、元AV女優の西野ら個性的な患者達と接し、次第に閉鎖病棟に馴染んでいく。同時に日常から離れた明日香は、自身とその人生を見つめ直し始める。退院に向けて、奇妙な仲間たちと過ごす14日間が始まった。

まあぼちぼち良かったかな(・∀・)
コメディサスペンス?


主役の佐倉明日香を演じた内田有紀はまあまあ。
その彼氏・焼畑鉄雄を演じた宮藤官九郎はこういう映画のこういう役ならまあアリかな。
松原医師役の庵野秀明よりはちゃんとしてたし。
白井医師はなぜあの人に配役されてたのかは謎w

クドカンのケツと内田有紀の背中が観れたよ(*´・ω・)

ミキ(蒼井優)、江口(りょう)、山岸(平岩紙)、西野(大竹しのぶ)はいい感じ。
妻夫木聡はなんでこんな演技力の要らないようなイロモノのちょい役で出てた
のだろうか。もっと若手の俳優がやるような役のような気がするけども。

栗田役の中村優子ってクヒオ大佐のナンバーワンホステスか。
サエ役の高橋真唯は何処かで観たことのある特徴的な顔だと思ったが
「妄想姉妹」の三女役か。

ハリセンボンの細い方が出てたが近藤春菜の方は気が付かなった。
明日香の友達となっているから飲み会のシーンで出てたのかな。

そういえば怖い顔の播田美保も居たな。

明日香の元旦那である塚本晋也って「悪霊探偵」の監督なのか。
まだ観たことないけど。「恋の門」で松尾スズキの喫茶店に
来てた編集者役をやっていた人か。

金原夫人は筒井真理子がやっていたのか。「みんな、エスパーだよ」「ノーコンキッド」
「恋の門」で主人公の母親を演じていた人か。


言うてはなんだけども明日香は自業自得だったのかなと思えなくもない。
親が厳格過ぎる方向での毒親であった可能性は否めないけれども。
オズの魔法使いのドロシーのくだりはなんなんだったかよくわからなかった。
ドロシーの魔法の靴って赤色だと思ってたけど、原作では銀色なんだ。

鉄雄はただのクズだw ミキの異常性はなんとなくわかっていたので、
あのシーンは予測出来た。そう言えば二度目のクワイエットルームで
何か言ったのかと思ったけど何も言ってないのか。

ミキと栗田さんは対外的にはまともを装ってるだけで内面的には自分が狂ってる
或いは歪みを持っていることを自覚しているような気がした。正確に言うと
精神の一部では自分の持つ狂気を知覚しているが故に対外的にまともを装おうと
している気がした。栗田さんのメアドもミキの嘘も告白もそれを端的に表している
ような。自覚していもその狂的な思考のループから抜けることは簡単に出来ること
ではないから精神病棟に居るのだろうけれども、人格障害も併発しているような
西野や器質的にいってしまっているような金原夫人とは存在的にちょっと違うと思った。

ラストの自転車はただのギャグだったなw
蛇足とは言わないけど、あれはなくても良かったかな。
あれがなくても十分俺氏好みの爽やかな終わり方やったで(・∀・)

ダンスシーンもストーリー的には必須じゃなかったな、そういや。

原作の感想