月: 2014年3月

『五番町夕霧楼』を観た

五番町夕霧楼

悲恋の物語でした(・∀・)
感情移入するところがあんまりなかったので、そんなに言うべき感想がないw

劇中内で金閣寺が鳳閣寺と呼ばれていることに気づかず、"ほうかく"は寺を指す
何らかの仏教用語だと思っていたのは内緒(ノ∀`)

huluだけではないのかもしれないがシーン変更の時に謎のカウントダウン?
みたいな映像が紛れ込んでいたような。夕子の水揚げが決まって赤飯炊いてる
シーンの後とか。フィルム変更時かなんかの映像が紛れ込んでる?


片桐夕子役の松坂慶子がおっぱいを出していたかは覚えていないが
鳳閣寺内でバックショットのヌードはあったよ(*´・ω・)
櫟田正順役の奥田瑛二も裸になってたかな?
もしかしてこのくだりって小説版だとなかったりするのかな?

夕子の学生服シーンは無理があると思った(・∀・)

夕霧楼女将のかつ枝(浜木綿子)、敬子(風吹ジュン)、お新(中原早苗)と
先生呼ばれていた人辺りは皆良い人やったわ(・∀・)
先生呼ばれていたのは横内正?役名は写真屋なのかw

最初は良い人かなと思っていたが竹末甚造(長門裕之)はクズというか
普通の人間臭いと言うべきかw 水揚げで2万円も払ってるしな。

佐分利信が田上慈州として出ていたけど、誰だっけ?
正順に学生服渡したり、叱ってた人か。

そういや田中邦衛も客として出てたなw

夕子はいずれにせよ遊郭に売り飛ばされて普通の幸せは得られなかったであろうけれども、
正順の不幸に関しては櫟田まさ(奈良岡朋子)の毒親ゆえのような気がする。
でもまさもまた窮乏につけこまれて臨源寺玄悠(織本順吉)?に手篭めにされてるしな。
まあでも自らがそうされたからと子供を酷く扱えば、それは加害者側に回ることだから、
玄悠とまさが悪いな(´・ω・`)


最後の方まで全く気が付かなかったけど、これ金閣寺放火事件が元ネタだったのか(ノ∀`)

犯人である林養賢の話に日本海側の窮乏を象徴する夕子を創り出して、この事件を
側面的に描いた作品なんだろうか。結核等は夕子へ分離付加したのかな。

ラストでまさが色々と泣き叫ぶんだけど、「何言ってやがる、お前のせいやないかヽ(`Д´)ノ」と
思ったけど、現実の林養賢の母親は事情聴取で呼び出された後、

実弟の実家がある大江への帰途、山陰本線の列車から亀岡市馬堀付近の保津峡に飛び込んで自殺している。

ということらしい。

実際の事件の方は中々興味深いので「金閣炎上」の方を読みたくなった。

『男はつらいよ 噂の寅次郎』を観た

男はつらいよ 噂の寅次郎

久しぶりのスタンダードパターンで面白かった(・∀・)

夢アチャラカは昔話パターン。おさく(倍賞千恵子)がお供え物をした
南無観世音寅地蔵尊がお坊さんの形をとって、悪徳金貸しのたこ兵衛と
その手下・源吉が悪辣な取り立てに来た時に助けてくれるお話。
お地蔵さんがてっきり大魔神になるのかと期待して観てたら違った(ノ∀`)

OPのサイレントは絵描きさん。


とらやの面々のお墓参り。なんか珍しいパターン
お墓の前には寅さんが(・∀・)

ちょっとしたうっかりで良い話が台無しとまでは行かねども
笑い話になりにけり(ノ∀`) 御前様のやり直しワラタw

今までの作品内で他に類を見ないスムーズで和やかな帰郷で良い雰囲気。
その後の茶の間トークも真面目な感じで喧嘩も起きそうにない(・∀・)
平和が一番や。


と、思っていたのも束の間、中々帰って来ない社長の身を案じ始めて
何だかきな臭い雰囲気に(´・ω・`)

お祭り好きというか葬式好きの血に火が点いたw
矢継ぎ早に放たれる指示に思わず頷くことしか出来ないとらやの面々w

寅さんの中でタコの死亡が確定的になった頃、かすかに聞こえる歌謡曲。
しばらくすると酔っ払って上機嫌で帰って来るタコ社長。

結局いつも通りの喧嘩と出奔(ノ∀`)
まあこれがないと寅さんじゃないからしょうがないなw


今度の旅先は静岡。
昔行った時に蓬莱橋を渡らなかったな(´・ω・`)
東海道のルートじゃなかったから。
すれ違ったお坊さんは大滝秀治? 山形で会った住職じゃないか。
まぁこのシリーズでよくある、別人なんどろうけどもw

女難の相でマドンナとなんかあんのかと思ったら小島瞳(泉ピン子)か。

何たる偶然、博のお父さんとの再会Σ(゚∀゚;) マルデエイガミタイ
お父さん、最初の頃に比べるとかなりくだけた人物になったなw
寅さんを甘やかし過ぎだしw

二日目の夜に今昔物語の話を聞いて寅さんの様子に異変が。
翌日、反省の旨をしたためた書き置きを残して宿を去った寅さん。
今昔物語と帰りの汽車賃を借りてw

竜胆の花の時と同じようなパターンか。

書き置きを読んだ後のお父さんが独り言を言って微笑するシーンが良い。
愛されてるな、寅さんw


マドンナ役の荒川早苗(大原麗子)がとらやで働き始めることになり、
浮き立つタコ社長を始めとする男性陣。そこに帰って来る寅さん。

このシーンでOPの音楽が突然流れてワラタw

未だ人生を儚む賢者モードのままで茶の間で受け売りをまたぶつ。
何故か怪談話っぽくなったのはテキ屋としての語りの上手さが
仇となってしまったのかw

翌日から修行の旅に出るとかなんとか言っていたけれども、
マドンナとファーストコンタクトを果たして気が変わるw
どうにかして旅を取り止めたいばかりに仮病を使うも、
早苗が気を使って救急車を呼んでしまい大事に(ノ∀`)
「寅次郎頑張れ!」のワット君が警察を呼んだ時よりかは
妥当な行動だな。

この前後のおいちゃんとおばちゃんのやり取りやコンタクト後に
寅さんを追い立てるコンビネーションにワラタw

この後の早苗の結婚と離婚の話に一喜一憂しているシーンも面白いw


大原麗子自体は美人というか綺麗というか、何にしても顔は
整っているけど好みではないので何とも思わないんだけども、
この作品の大原麗子はえらく可愛いなw

お弁当のシーンや離婚届に判を押した後にとらやで涙するシーン、
引っ越しの時の下着を見られて嫌がるシーンとか、俺氏ならコロリと
落ちるな(*´・ω・) 実況でも「かわええ」レスが飛び交っていたw
まあ大原麗子がやるから可愛いのであって普通の人がやったら
「うぜえ」になるかもしれないな、これはw


その後はピン子来訪、博のお父さん来訪、早苗の引っ越しで恋敵と遭遇と
あったけど、やっぱり印象に残ったのは博のお父さんかな。博のアパートに
泊まっているお父さんに挨拶に来ようとする寅さんが「芸者呼んどけ」と
言う辺りが好きw

おばちゃんの「だって、そろそろそういう時期だろう。」というメタ発言を
皮切りに事態は一気に終わりへと向かう(´・ω・`)

今回は寅さんがその気だったら、何とかなってたような気がするんだけども。
何故か遠慮して譲ってしまう気持ちもわかるけど。

「明日聞くよ」 ← かっこつけやがって、寅の馬鹿。・゚・(ノД`)・゚・。


前作に比べると今作ではタコ社長の扱いは良かったような気がする。
何かと気にかけてる感じ。

その後はお坊さんと再会して無言の会釈、新婚旅行中の瞳と再会、物語終了。

今作は大原麗子が演じた魅力的なキャラが良かったことや博のお父さんとの
ほのかな友情?が良かったかな(・∀・)

『ベロニカは死ぬことにした』を観た

ベロニカは死ぬことにした

凄く微妙だった(・∀・)
話の骨格はきちんとしている割に内容がぶつ切りっぽくて浅い感じがした。
ブラジルのパウロ・コエーリョという人が書いた小説を翻案したから
こんな感じになったんだろうか(´・ω・`)

序盤は「クワイエットルームへようこそ」のような感じになるのかと
期待したがそういうわけでもなかったw

市村正親演ずる院長から自殺未遂の後遺症か何かで余命1週間?を
告げられてるけれども、その理由が嘘臭くて「これ嘘じゃね(´・ω・`)?」と
思っていたら、本当に嘘だった(ノ∀`) コレハヒドイ

実は院長も院長の振りをした患者という展開を期待していたが、
そんなことは全くなかったw

なんか患者たちの狂人演技が素人劇団の舞台劇みたいで観ていて萎えたw


この映画の静止画というかポスター画?を見て「吉高由里子(´・ω・`)?」と
何故か勘違いしていたが、主役のトワは真木よう子だったw

今の真木よう子よりは余程良い演技をしているような気がしたが、
あんまりキャラクターの連続性が感じられなかったな。

なんかクロードが気持ち悪い顔だなと思って観ていたが、イ・ワンという韓国の人か。
なんで女の人の唇が厚いのは色っぽく見えるのに男の人の唇が厚いのは気持ち悪く
見えるのであろうか( ・´ω・`)?

他に中嶋朋子、荻野目慶子、多岐川裕美、淡路恵子辺りが出てたけど、
まあ特に語る程の内容がないなw

そう言えば片桐はいりも看護婦さんで出てたな。

昔の映画とか「裸の銃を持つ男」?であったような性描写ワラタw
コメディを撮りたかったんだろうかw


まあなんつーか、見所は真木よう子のおっぱいくらいだよね(*´・ω・)
それ以外の理由で観る必要はないw

『男はつらいよ 寅次郎わが道をゆく』を観た

男はつらいよ 寅次郎わが道をゆく

今回も寅さんは脇役だったねぇ(´・ω・`)
しかも主役級ゲストは「寅次郎頑張れ!」のワット君みたいに同性ではなく
マドンナなので寅さんの活躍の場が少なく、非常に物足りない回だった。
まあでも武田鉄矢演ずる留吉は良かったかなw
ちょっと濃すぎるキャラだけどもw

マドンナの紅奈々子役の木の実ナナはあんまり美人とも思えないので
なんかその辺もイマイチに感じた理由かなぁ。なんか声がうるさい感じだったし。
そう言えば最近、所属しているアトリエ・ダンカンが潰れたんだっけ?

夢アチャラカは宇宙人ネタ。源公が素顔のままで宇宙人(猿人?)やっててワラタw
「猿の惑星」や「宇宙猿人ゴリ」絡みかと思って公開年を見たが、どうも関係は
ないようだ。単純にピンク・レディーの「UFO」へのつながりなのか。

OPのサイレントは…見逃した_| ̄|○


今回は松竹歌劇団(SKD)ネタということで、その辺のことを長々とやってた。
SKD自体は別にどうでもいいんだけども、寅さんの中でそれを延々とやられると
本編の尺が短くなって困るな(´・ω・`) 冒頭の題経寺の願掛けとかだけなら
気にもならなかったが、踊りのシーンがなげぇ(・∀・)

寅さん、帰ってくるなり近所の人と喧嘩w 気違い過ぎるw

お見舞い500円で株を上げたかと思ったら、その後の妄想経営話で大暴落。
挙句の果てにタコ社長とまた喧嘩。おいちゃんまたは具合が悪くなる。

旅に出る振りをして事を誤魔化そうとする寅さん。止めて欲しいので
一生懸命アピールするけど、さくらは止めない。今回は場合が場合だから
止めなくて当然だよね(´・ω・`)


旅先は阿蘇。
( ゚Д゚)ハッ 通潤橋か。「美の巨人」で見たわ。

留吉と出会う。相変わらず武田鉄矢は振られ役が似合う(・∀・)

さくらへ殊勝な手紙を出したと思ったら、借金のお願い(ノ∀`) マタカ
またさくらが迎えに行ったけど、それだけでも結構なお金がかかりそうw
博・さくらが家を建てられないのは寅さんの所為なんじゃねw?

またなぜか先生って呼ばれてるしw
”反省”なんて程遠い男なのにw

とらやに帰って来てしばらくはしおらしくお手伝いをしたり、
お見合いに関しても殊勝な態度だったのに、マドンナと会った
途端に元の寅阿弥(ノ∀`)

SDKのレビュー狂いになるわ、お見合い断るわで酷いことこの上ないw
レビューに行く行かないといつもの面倒くさいやり取りの最中に留吉が
登場して、留吉が見に行きたいモノがレビューということで渡りに舟と
ばかりに国際劇場へヽ( ・∀・)ノ この辺も都合が良い展開だな。

留吉もはまるのかよ(ノ∀`)


とらやの茶の間で子供の頃になりたかった職業について
話してるシーンは何故だか面白いw

奈々子の彼氏・宮田隆は竜雷太かΣ(゚∀゚;)
後の雅ラブ、色男やなぁ(・∀・)

この後は展開が速かったな。SDKのレビューで尺を取り過ぎたからか。
振られるまでの流れが速すぎて、あんまり余韻や情緒がない。

今回はやけにタコ社長の失言が多くて集中砲火浴びてたなw

最後は留吉エンドか。留吉もストーリーの本編にはほとんど関わってないなw
そもそも本編自体の内容が薄っぺらかった気がしないでもない。

これも合わなかった回だな(´・ω・`)