月: 2014年8月

『バトルクリーク・ブロー』を観た

バトルクリーク・ブロー

1930年代のシカゴ。地元マフィアのボス、ドミニチ(ホセ・フェラー)は、対立するマフィアのボス、モーガン(デビッド・シェイナー)と、それぞれファイターを出場させて高額の賭博格闘試合を行い、モーガン自慢の強者ビリー・キス(H・B・ハガディ)に煮え湯を飲まされ続けていた。
チャイナタウンで小さな中華料理店を営む父と優秀な医者の兄を持つジェリー(ジャッキー・チェン)は、伯父のハーバート(マコ)からクンフーを習いながら恋人ナンシー(クリスチーネ・デベル)と毎日を過ごしていた。ある日、父の店を荒らしていたドミニチの手下達をジェリーが叩きのめし、ドミニチの目に留まる。

正直あんまり面白くなかった(´・ω・`) 

ジャッキー・チェンがゴールデン・ハーベスト社移籍直後にアメリカへ初進出した作品。

で監督ともソリが合わなかったとあるので、その辺も関係してるのかな。
まあ単純に話そのものがつまらなかったなw

最初のトレーニングやローラースケートレースとか長すぎ(´・ω・`)
木人拳もどきの特訓はちょっと面白かったけど。

最後、ドミニチ達に仕返ししないし、兄嫁とかその身代わりは投げっぱなしなのでなんかもにょもにょした(´・ω・`)

ナンシー役のクリスチーネ・デベルのブラ姿くらいかな、エロ成分は。ハーバートと絡む女性は超巨乳だったな(*´・ω・)


ジャッキー・チェンはどうでもいいとして、叔父のハーバート役のマコ岩松って人は元は日本人でアメリカに帰化した人なんだなΣ(゚∀゚;)

お父さんは八島太郎という絵本作家らしい。

からすたろうと言う作品が有名らしい。自らの経験に基づくものなのかな。

学校の教室では無視されていた少年、からすたろうには、かくされた才能が。教育とは何かを問う。
八島 太郎(やしまたろう) | 絵本ナビ | 作品一覧

 
兄嫁のメイ(Rosalind Chao)とその身代わりのウォン(Joycelyne Lew)はテレビドラマ等にゲスト等で出続けていて、今も現役のようだw やっぱりアジア人役は需要があるのか。

「鋼の錬金術師」のアレックス・ルイ・アームストロングみたいなH・B・ハガディは本名をDonald J. Stansaukと言ってプロフットボールでプレイした後にプロレスラーに転向してH・B・ハガディという名前を名乗ったみたい。H・BはHard Boiledの略らしい。
10年前に卒中で亡くなっているのか(´・ω・`)
H.B. Haggerty - Biography - IMDb


ジャッキー映画の中でも外れに分類される作品ではなかろうか?

『アイム・ノット・ゼア』を途中まで観た

アイム・ノット・ゼア

パス(・∀・)


ボブ・ディランの体験したことや人格的特徴を分割して、それを6人の俳優がそれぞれ架空の存在として演ずる感じの映画なのだが、ボブ・ディランの歌もよく知らないし、興味が全くない俺氏にこの映画は苦痛極まりなかったよ (ヽ'ω`)

洋画で初めてのギブアップ…_| ̄|○

一応、観る前の紹介文にボブ・ディランという単語があったのと、冒頭の6人の特徴の紹介と余りにも繋がらない人物関係等で各人がボブ・ディランの何かを示してるのかなとか、病院に居た人が
本当のウディ・ガスリーなのかなと思いつつ観ていたが、段々、苦痛になってきたのでビリーザキッド?のところで観るのを止めた(ノ∀`)

ボブ・ディラン本人が公認していたり、ボブ・ディランのファンの人には評価が高かったりするようだが、興味のない人には結構きついんじゃないかな。

監督が同じ「ベルベット・ゴールドマイン」はなんやかんやで最後まで観られたけど、
これはちょっとあかんかったw

ほんのちょっとおっぱい出てたよ(*´・ω・)

『カンガルー・ジャック』を観た

カンガルー・ジャック

あらすじは

ニューヨークで暮らす美容師のチャーリー(ジェリー・オコンネル)には20年来の親友が居た。名前はルイス(アンソニー・アンダーソン)。彼は少年時代に溺れてかけていたチャーリーを救ってくれた命の恩人であった。この事故で命を救われたことはチャーリーにとって幸運であったが、また不幸の始まりでもあった。以降、ルイスは事あるごとにこのことを持ち出し、頼み事をしてはチャーリーを事件に巻き込むのであった。今回の発端もまたルイスの頼み事を引き受けたことによる。紆余曲折の果てに二人の所業は、チャーリーの継父にしてマフィアのボスであるサル・マッジオ(クリストファー・ウォーケン)の稼ぎに甚大な被害を与えてしまう。今回の件を水に流す代わりにサルは二人にオーストラリアのミスター・スミスへのブツの移送を命じるのだが…

みたいな感じ

お馬鹿映画だったので普通に楽しめた(・∀・)
ただ一つ問題が…
 
 
 
 
 
 
 
   
 
これ昔観たことあるわ…_| ̄|○
サルが出て来た辺りで気づいたが、まあいいやと最後まで観た(ノ∀`)

前振りの後にすぐにネタを消化するような作りでベタと言えばベタな展開がずっと続くw

ただのコメディと見せかけてストーリーの軸はチャーリーの成長と二人の友情かな。話自体は全然違うがチャーリーとルイスの構造は「クラーク」に似ている気がする。

ボロ(ボーラ)や百合の実のネタも綺麗に消化していてコンパクトにまとめられていた。
ダイブも笑った。

お色気はジェシー役のエステラ・ウォーレンの太ももと着衣水浴びくらいだったよ(´・ω・`)

カンガルーのCGとかはあんまり合わなかった。一応売りの一つだとは思うのだがw

imdbのレビューには、「カンガルーの映画と勘違いしたヽ(Д´)ノ」とか「子供向け映画のように宣伝しておいて下ネタとかホモネタがあるなんてヽ(Д´)ノ」みたいなのがあったw

確かにこれはカンガルーがメインの映画じゃないし、子供向け映画じゃないなw


チャーリー・カーボン役のジェリー・オコンネルって「スタンド・バイ・ミー」の子役達の一人なのか。他の出演作は観たことないな。

ルイス・ブッカー役のアンソニー・アンダーソンもジェシー役のエステラ・ウォーレンも知らないなぁ。

ブルー役のビル・ハンターは3年前に亡くなったのか(´・ω・`)
オーストラリアでは有名な俳優だったらしい。
味のある風貌だったな。


まあお馬鹿映画が好きなら、くらいかな(・∀・)

『パラノーマル・アクティビティ 第2章 TOKYO NIGHT』を観た

パラノーマル・アクティビティ 第2章 TOKYO NIGHT

アメリカ・サンディエゴのあるホームビデオの出来事から4年後の2010年、東京で車椅子の生活を余儀なくされていた山野家の姉・春花(青山倫子)は、ある朝車椅子が不自然に移動していることに気づく。はじめ弟・幸一(中村蒼)のいたずらと決め付けていたが、幸一の説得で一晩中カメラを回して撮ったその映像には衝撃の映像が映されていた。

アメリカでヒットした低制作費ホラー映画「パラノーマル・アクティビティ」のスピンオフ日本版。
 
元の映画はモキュメンタリー(架空の人物や団体、虚構の事件や出来事に基づいて作られるドキュメンタリー風表現手法)で、

ゲームデザイナーのオーレン・ペリが監督・脚本を務めた自主製作映画である。製作費がわずか1万5千ドル[1]と低予算であり、映画全編が監督の自宅で撮影され、7日間で完了した[2]。さらに編集作業は監督が所有するパソコンを使って行われた。
当然ながら監督もキャストもすべて無名の人物である

パラノーマル・アクティビティ

ということだったらしい。モキュメンタリーというスタイルを取るならば出演者は無名の人間に
するべきだったのではないかと思ったり… 

中村蒼も上手いってほどでもないが青山倫子がちょっとアレ過ぎたなw それ以前に全然ドキュメンタリー風映像には見えなかったなぁ。

元々の映画を観ていないのでよくわからないが、釣り糸かなんかで引っ張った十字架がしょぼく燃えたり、突然大きい音を出して驚かしたりするような内容なんだろうか?


アレを中途半端に隠したりするところに製作者側の「これ入れたら評価されるんじゃないか」という感じの人間臭い顕示欲的なモノを感じた。悪魔が何故アレを隠さないといけないのか、隠したわけではないのなら、何故アレはあんな状態だったのかについての疑問が残る。

その他にもどうやって追いついたの?とか入れ替えたにしてもいつ殺したの?それは事件にならなかったの?とか最初にあった死体がなくなって問題にならなかったの?とかそういう疑問だけが残る映画だった。その辺の全てが悪魔や悪霊の力で可能だったと言うなら、なんで今まで殺されてなかったのかよくわからないし、あんな追いかける必要も待ち伏せする必要もないだろう。

いくらホラー映画だからっていい加減過ぎるような気がした。
超常現象で片付けるのは構わないがせめて世界が完結していて、その世界で論理的に成立していないと話としては駄目だろう。ホラーだったら何でも理不尽で良いというわけではない。

世界が完結しているというか説得力がないと物語としては駄目だ。
そういうのを全て吹き飛ばすくらいの何かがあるなら話は別になってくるが、この映画にはそれがなかった。


「映画館で観たら…」とか「電気を消して一人で観たら…」という人は居るが、これ昔ながらの突然音を出してびっくりさせるだけのチープな手法の映画だから、ホラーじゃなくてただのサプライズ映画だな。そういうのが好きな人なら観てもいいかなとは思うが。