月: 2014年9月

『セント・エルモス・ファイアー』を観た

セント・エルモス・ファイアー

嵐の中、船乗りたちが道しるべとしたマストに灯る放電現象(=セント・エルモス・ファイアー)をタイトルに掲げ、友人の事故をきっかけに集まった大学を卒業したての若者たちがそれぞれの交流の中、やがて自分の道を見つけていくまでを綴った青春群像劇。

これといって凄く大きい事件が起きるわけでもなく、誰かに感情移入するってほどのこともなかったけれども、ぼちぼちでんな(・∀・)

大学なり専門学校なり、つまりは学生の身分から社会人になった時の感覚を覚えていたり、「フレンズ」等のグループ物のアメリカドラマに慣れていれば、なんかしら心に引っ掛かったり、それなり楽しめる感じかな。


基本的に登場人物は皆糞野郎か病んでるw
最初はビリー・ヒックス(ロブ・ロウ)がとんでもない糞野郎で話を引っ掻き回し続けるのかと思っていたが、それは途中までだった。その後は残りの皆で大騒ぎする。
皆ろくでもないw ビリーが一番最初に変化に到達したとも言える。

ケヴィン・ドレンツ(アンドリュー・マッカーシー)の想い人は結構早い段階でわかったけど、あんな形の終わりでいいのだろうかw

ジュールズ(デミ・ムーア)とウェンディ(メア・ウィニンガム)は方向性は逆だが家庭環境の問題を引きずり続けてるな。ビリーは普通におかしいし、アレック(ジャド・ネルソン)もビリーのことを言えない異常者だし、カービー(エミリオ・エステベス)も病的過ぎる。

辛うじてケヴィンとレズリー(アリー・シーディ)がまともっぽいが、レズリーもちょっとアレかな。

まあ何にしてもこの映画の被害者はキムだなw

こんなに沢山の俳優が出ているのに知っているのはデミ・ムーアだけ…
しかも観たことがある作品は「陪審員」だけだw


これは大学出たての頃に観たほうが印象が強く残るんじゃないかな。
まあ無職のおっさんが観てもそれなりには引っ掛かるところはあったが(・∀・)

『ルールズ・オブ・アトラクション』を観た

ルールズ・オブ・アトラクション

アメリカ北東部のニューイングランド。アメリカで一番学費が高いと言われているカムデン大学に通うローレン(シャニン・ソサモン)は、ある朝教室の前で名うての女っ垂らしショーン(ジェームズ・ヴァン・ダー・ビーク)と出会い、お互いに運命的な何かを感じる。それでもローレンはヨーロッパ旅行中のヴィクター(キップ・パルデュー)に恋心を寄せていたが、ショーンはローレンに本気で恋をする。一方、ローレンの元恋人でバイセクシュアルのポール(イアン・サマーホルダー)はショーンに思いを寄せていた。やがて男女の恋の方位図が狂っていき、彼らにシニカルな恋の結末が訪れる。

原作は1987年に出版されたブレット・イーストン・エリスの小説らしい。
ドラッグとセックスに溺れる怠惰な学生生活での恋愛模様?
群像劇物ということを予め知っておかないと凄く混乱すると思うw
というか混乱したというか製作者の意図が読めずに最初はイライラした。

時間巻き戻しや同じ場面の繰り返しは群像劇をそれぞれのキャラの視点でのシーンの認識とその感情を表すのには効果的と言えば効果的であったが合わない人には鬱陶しいだけかもしれないw 二分割画面も悪くは無いが別段必須とも言いがたい。

序盤の展開や映像テクニック?で誤解されるかもしれないが、結構文学的な感じの内容だったように思える。

ただ軽いゲロとか自傷シーンがあるので万人向けじゃないなw
男女問わず裸は結構あったよ(*´・ω・)

ヴィクターのヨーロッパ留学絡みのダイジェスト映像やリチャード達との会食ってあそこまで時間を取る必要があったんだろうかとちょっと疑問w

結局のところ、ローレンもショーンもポールも存在しない自分の理想であり、空想である相手との生活に恋して惹かれていただけなんだろうな。実際の相手を直視せず、触れ合うこともせずにただ先走るから悲劇的な結末に至るのか。

まあ恋愛なんて得てしてそんなものかw
考えてみれば彼らを嘲笑うことが出来る人間の方が少ないのかもしれない。

劇中に何度か出てくるビリヤードのブレイクショット前の状態は、ローレンとショーンとポールを表しているのかな?

白玉はヴィクターで。ヴィクターの帰還というブレイクショットで始まった物語は連鎖的にというか玉突き事故的に三人を不幸なポケットへと落としていくとでも表現すべきか。


ララ役のジェシカ・ビールが「特攻野郎Aチーム THE MOVIE」にキャリサ・ソーサ大尉役で出ていたようだ。フェイスマンの元カノ役か。
「BONES」に出てくる人と一緒であんまり好きじゃない顔だな(´・ω・`)

それ以外の人は全く知らないw


お勧めかと言うとそうでもないが観て失敗したということはないかな。
これはこれでまあまあ(・∀・)

『ザ・フー:アメイジング・ジャーニー』を観た

ザ・フー:アメイジング・ジャーニー

44年ものキャリアを誇る、英国屈指のベテラン・バンドであるザ・フー。その華麗で波乱に満ちた軌跡を、貴重な映像や当事者の証言とともに振り返るロック・ドキュメンタリー。

洋楽知らずの俺氏でも名前だけは知っているバンドのドキュメントやった(・∀・)
最後の方までインタビューシーンの人の区別が中々つかなかったw
ロジャーとピートはわかるようになった。ピートは2パターンあったような。

キースがああいう結果に終わるのは何となく予想出来たが、ジョンがなぁ…(´・ω・`)

ギターの破壊行為にそんな意味があったのかΣ(゚∀゚;)とかドラッグの次に宗教に傾倒するありがちなパターンとか色々と見応えはあって面白かったな。途中で知っている曲もかかったりしてテンション上がった(・∀・)

ってCSIのテーマソングってザ・フーだったのかΣ(゚∀゚;) コレハビックリ

ゲット・ラウド ジ・エッジ、ジミー・ペイジ、ジャック・ホワイト×ライフ×ギター」でニット帽みたいなのをかぶってた人が誰だかわからなかったが、この映画にも出て来て分かった。U2という名前は聞いたことがある(`・ω・´)
でもジ・エッジは知らないw

ピートが「キースとジョンは天才だ。勿論俺もだが。だがロジャーは違う。あいつはただの歌い手だった。」みたいなことを言うシーンはちょっと笑ったw
「TOMMY」以降は存在としては認めたのかな?

たまたま当時の映画監督が新人アーティストのドキュメンタリー?を撮ろうとして彼らを選んだからか、古いライブ映像等が残っていて、劇中に流れるそれも面白い。

スキッフルやらロックやらモッズやらパンクやら色々と出て来たな。
あんまり覚えてないけどw

関係ないが、途中で「この国でこの歳(59歳?)でこんなことをやるのが許されない」?みたいなことを誰かが言っていたが、アルフィーが還暦を迎えるということを知ってなんか面白いなと思ったw
まあアルフィーとザ・フーじゃ全然違うんだけども。

おっぱいはあったよ(*´・ω・)


洋楽が好きか、芸術系において成功した人格障害者のケースを眺めたい人向けかな。

『美しい十代』を観た

美しい十代

『美しい十代』(うつくしいじゅうだい)は1964年の日本の青春映画であり、同名の歌を主題歌として作られた歌謡ドラマ。みなし子の竹内ミカ(西尾三枝子)とやくざの幹部を目指す津村純(浜田光夫)との恋を描く。

あんまり真面目に観てなかったが、なんとなく印象としては「いつでも夢を」と大差が無いように思えたw

設定や内容は違うと言えば違うが映画界におけるポジションは「ホットロード」やその他スイーツ系と一緒のような気もするw
今も昔もこういう映画は存在するというか廃れないジャンルなんだな。

西尾三枝子はテレビ版でも同じ役をやっていたのか。
知らないなぁ。

浜田光夫ってなんで今は名前を聞かないのかと思ったら23歳の時に酔っ払いに右目を傷つけられて、色々あったのか(´・ω・`) バンビノメガ…
路線変更して俳優業は続けていたみたいだけども。

三田明って歌手だよね、それ以外では知らないよねと思っていたが「長七郎江戸日記」の沢木兵庫、つまりそば屋の六さんじゃねぇか( ;・´ω・`)ゴクリッ

宇野重吉も出ていたが、真面目に観ていなかったので気付かなかった(ノ∀`)


まあかつての風景やかつてはこういう感じの風俗があったということを眺める分には楽しめるかもしれないけど、うーむ。女性向けかな。