パタリロ源氏物語! / 魔夜峰央

パタリロ源氏物語!

『パタリロ源氏物語!』(パタリロげんじものがたり!)は、魔夜峰央による日本の漫画。白泉社の『MELODY』に連載された。単行本は同社の花とゆめコミックスから全5巻。

1巻を読んだ時は凄く面白くなりそうな予感がしたんだけどなぁ…_| ̄|○

つまらなくはなかったけども、大筋が源氏物語の為に展開に制約が有り過ぎた感が強い。あと俺氏は陰陽道系の話や「アスタロト」が好きだから期待し過ぎてしまったのかもしれない…

あと、原典に大した記述や動きが無い時に簡単に年代ジャンプしちゃってるけど、その空白に近い部分にこそ、安倍家vs賀茂家の戦いや魔夜峰央ワールド的なものを入れて膨らませるべきだったのではないかと思ったりした。

もっと知略を尽くして安倍家というかべーさんと競い合うとか、光がその好色が原因で牡丹燈籠やらそういう怪奇事件に巻き込まれるとか言う話を読みたかったが、掲載誌の制約とか本人の体調が悪くなったとかあるんかねぇ…(´・ω・`)
光が40歳になるくらいまでやるって言ってたのに途中で未完になってるし。

賀茂波多利郎はかなりパタリロっぽくて良かったがバンコランがバンコランらしくなかったな。モテモテ好色の光にバンコランを当てたのは良かったけれども、ちょっと自由過ぎたかな。理性なきバンコランはあんな感じかもしれないが。紫の上にマライヒを当てたのも、まあ順当と言えば順当なんだけれども、大して活躍もせず。ノースダコタロリコンも2回くらいしかその性的嗜好を出さなかったなw

なんだろうなぁ、やっぱり期待していたものは古典の世界を再解釈・改変して魔夜峰央ワールドにして、その中をいつものメンツが自由闊達に暴れまくるものが読みたかったんだろうな、俺氏は(´・ω・`)
そう言えば西遊記は結構面白かったような記憶があるのだけれど。

ああ、すごろくに被せたところとかは良かったかな。



光源氏
桐壺帝と桐壺更衣の間に産まれた皇子。見た目の通り、バンコランだが、上述の通り、ちょっと違うキャラクター。まあ光源氏だからしょうないね(´・ω・`)ヨーォコッソー♪

幼女から老婆までって守備範囲広すぎだよね(´・ω・`)
1000年前くらいの創作物のキャラについて言うのも野暮だけど、現代だったら絶対性犯罪者になってるな。

画像は17歳時の光源氏。若干、老けすぎなような気がしないでもないw

上述の通り、外見はバンコランではあるがキャラは本編のバンコランと同一ではない。「家政夫パタリロ!」のパタリロほどの乖離はないけれども、やはり光源氏という別物のキャラと思った方が良いかもしれない。


賀茂波多利郎度摩利音羅(かものぱたりろどまりねら)
言わずと知れたご存知パタリロ。今作では陰陽寮の賀茂家の領袖。生まれつき術を撥ね返す反対呪法の能力を持つ。物語内で『「あの方」の直系の子孫ですよ』という風に言及されているので役小角の子孫なんだろうか。

比較的、本編のパタリロに近いキャラでギャグを言ったり、金(宋銭=「小さくて丸くていい音のするもの」)に弱いが、光源氏がおちゃらけキャラの要素を強く担っているため、その分、キャラクターの濃さは控え目。陰陽寮での勢力争いという利害の絡みもあり能天気な色魔のバックアップをしているようにも思える。


桐壺帝
光源氏の父ちゃん。作品を通して考えるとなんだか不遇な人だよね(´・ω・`)

桐壷更衣/藤壺中宮
桐壷は光源氏のかーちゃん、藤壺は桐壷に瓜二つだったからか桐壺帝の後宮に入る。(画像は藤壺。) 一応、モデルはエトランジュらしい。確かに目がエトランジュか。ちなみ後で出て来る若紫バージョンの紫の上はエトランジュ目をしている。

安倍仲人
陰陽寮の大部分を支配している安倍家の領袖。パタリロ好きなら、言わずもがなであるが、ベールゼブブ顔。人間とは思えないほどの呪力を持つ。最初は未来を見通せない光源氏を警戒している程度であったが、ある一件から目の敵にするようになる。朝廷に仕えながらも自らの目的の為に戦乱を起こそうと目論んでいるっぽい。

鬼一法眼(きいちほうげん、おにいちほうげん)は、室町時代初期に書かれた『義経記』巻2に登場する伝説上の人物。

京の一条堀川に住んだ陰陽師。『六韜』という兵法の大家でもあり、文武の達人とされる。源義経がその娘と通じて伝家の兵書『六韜』を盗み学んだという伝説で有名。また剣術においても、京八流の祖として、また剣術の神として崇められている。

天狗(´・ω・`)?
わざわざ他の伝説から引っ張ってきたのでvs安倍仲人との戦いで活躍すんだろうなぁ(・∀・)と思っていたら、桐壺更衣が息を引き取る辺りと光が病に倒れた時の加持祈祷のところでしか出て来ない(´・ω・`)
非常に勿体無い。


怠羅坊紅丸(なまらぼうべにまる)

典薬寮付き呪禁師。鬼一法眼の兄弟弟子。鬼一法眼と一緒に対安倍仲人の戦いに活躍するかと思いきや、やはり加持祈祷のところでしか出て来ない(´・ω・`)


空蝉
伊予介の後妻。方違えに来た光の魔手にかかる。

元々は上流貴族の娘(父は中納言兼衛門督)として生まれ育ち、宮仕えを希望したこともあったが、父の死で後ろ盾を失った。そのため心ならずも、伊予介(伊予国(現在の愛媛県)の国守の次官)を務める男の元に後妻として嫁ぐ。(中略) 伊予介は空蝉を非常に愛していたが、当の空蝉は受領の妻という下の身分に零落したことを恥じており、夫への愛も薄かった。

へぇ、そういう感じの人だったのか。 


小君
空蝉の弟。光に伝書鳩扱いされる。

太郎丸
光に拾われた猫。光とだけ喋ることが出来るらしい。その正体は…

モデルはスーパーキャットだねぇ。


頭中将
モデルはヒューイットらしいが、ロリコンネタは2回くらいしか出て来なかったかな。

夕顔
三位中将の娘で、頭中将の側室と言う立場にあったが、その後市井にまぎれて暮らしていた。光の乳母であった従者藤原惟光の母親の家の隣に住んでおり、乳母の見舞いに来た光に見初められ、関係を結ぶ。光と頭中将は義兄弟だったけど、穴兄弟にもなったんだなと下世話なことを思ったり(*´・ω・)

若紫
世に言う”光源氏計画”という美少女育成物の祖の犠牲者 対象者。モデルはマライヒだが目がエトランジュ。桐壷に瓜二つの藤壺中宮の兄である兵部卿宮の娘(つまりは藤壺の姪)なのでこういう感じになったのかな。

作者が独特な若紫-光源氏の初夜観を述べているが、どうかなぁとも思いつつ。掲載誌の絡みというわけでもないのかな。


紫の上
成長した若紫。黒目は相変わらずエトランジュ。マライヒっぽいところを見せるのは光が明石から帰って来た時くらいかな。戦闘能力はないです(´・ω・`)

右大臣
権力欲に取り憑かれた小者。でもまあそんなに悪者でもない。現実世界もこういう人の方が出世してるんだろうなぁ。

葵の上
左大臣の娘で光源氏の正室。気位の高さや色々な絡みで中々光源氏とは打ち解けず。氷のヴェールは溶けるものの…

この人も不幸と言えば不幸か。まあ色魔に関わった女性は大体不幸になるよね(´・ω・`)


朧月夜
光の政治上の敵である右大臣一派・弘徽殿の女御の妹。なんやかんやで光の毒牙にかかる。

細流(せせらぎ)
錦小路の煮売り屋・渓流堂の娘。源氏物語には居ないキャラ? 1510年頃に成立したとされる源氏物語の注釈書・細流抄の名前に由来してるのかな?


末摘花
原典とは全然違うキャラだったw

源典侍

作品内では数コマで説明されているだけなので、どんな人かとぐぐってみたら…

桐壺帝の朝廷で典侍(内侍所の次官、従四位下相当)として「紅葉賀」に初登場する。源(みなもと)の名字からもわかるように、先祖は皇族に連なる家の出身。琵琶を得意とし、趣味、教養、家柄、能力等、女官として申し分のない女性だが、年に似合わぬ色好みで有名であった。
(中略)
容姿は衰えているもののかつては美しく、破局した恋人の修理大夫に長く執着されており、作中の描写にも上品な有様で華奢な体つきと描写されている。若づくりが激しく、年に釣り合わない言動で貴公子二人を辟易させた。最も有名なエピソードは、意味深な歌(「森の下草老いぬれば~」)を書いた若向きの真っ赤な扇を持ち歩いていた一件。作品内では近江の君と並ぶ「笑われ役」として位置づけられている。

なるほどw


六条御息所
光恋しさで生霊となり、光と懇意になった女性を襲う。Wikipediaの記述によれば、光との出会いの話が欠落しているらしい。そう言えば確かにいきなり出て来たような感じがしないでもない。「あさきゆめみし」だとどうだったかな…(“・ω・゙) オボエテイナイ

猿形那須与一兵衛
どう考えても原典にいないキャラw 「アスタロト」シリーズに出て来るサルガタナス。なんとなくナスと那須与一をつなげたんだろうなw
何はともあれ、つよい(・∀・)(小並感)

もう少し登場人物が居るけど、めどいので省略(・∀・)


なんとなく好きなシーンを二つ。

本編ではないけれども、ちょっと演出的に好きなシーン(・∀・)
単純に楽しそうでちょっと気に入ってるシーン(・∀・)

上述の通り、ちょっと期待外れな部分が多かったが、ぼちぼち楽しめたかなぁ?
まあでも続けることが出来るような終わり方なので、「アスタロト」ちっくにバリバリにベールゼブブ達と戦う感じで続編出ないかなぁ?

そう言えば考えてみたらもし続編が出たとしてもフィガロはどちらになるんだろうか(´・ω・`)?