禍々しき獣の逝く果ては / 楠本弘樹

禍々しき獣の逝く果ては

悪夢のような事件で、妻と子を失った警部・レオン。
その事件を霊視した「過去から現在」を占ることのできる少女・アリアは
犯人が人間でないことに気づき、レオンを通して占霊を行う。
だがその施術はレオン自身の封印された秘密を明らかにする…!!(銀の楔篇)
わずかな手がかりをもとに「犯人」と自らの「記憶」を追い続けるレオン。
一方、レオンのことが気がかりなアリアとジェスは再会を試みるのだが!?(遭遇篇)

全5巻。全部で\0+\11=44円だった模様。1巻は今でも\0円の模様。

結論から言うと絵は綺麗だし、キャラも悪くなかったけれども、んー(´・ω・`)

つまらないというわけでもないけど、世界設定とか、そのロジック等が今ひとつ受け入れられず、結果、ストーリーにものめりこむこともなくといった感じだった。まあ、ほぼ全員がハッピーエンドなのでそこはそれでいいんだけどもね。


アリア=クリスト
占霊師であった祖父の能力を受け継いだ少女。もうすぐ14歳。一応主人公だと思うのだが、なんとなく金田一耕助のような狂言回し的主人公であった。この漫画って誰が主人公だったのかなぁ的疑問が残るところがあんまり合わなかったのかもしれないな(´・ω・`)


ジェス
アリアの『守護者』。落ち着いた大人のような外見をしているが、その中身は…

レオン
中央部第四警察署の警部。妻子を殺され、その犯人を探している。画像はまだ態度がツンツンしてた頃のもの。

ラルフ
レオンを付け狙う異形の者。

ユーベル=クリスト
占霊師。その占霊術を使って中央部第四警察署で捜査の協力をしていた。いつも煙草を咥えている。故人。

ジャン=クリスト
ユーベルの息子にして、アリアの父。霊力はあるようだが、占霊術とそれに従事するユーベルを嫌っている模様。画像は若かりし頃のもの。故人。

クリスティアナ
レオンの幼馴染にして妻であった。故人。

セシル
中央部第四警察署の署長。ユーベルに捜査協力をしてもらっていた関係から、アリアにも捜査への協力を依頼した。料理が上手く、意外と男に尽くすタイプか。

何系の人向けなんだろう…微妙にBL的な香りがなくもないが、がっつりそういうわけでもないし。なんていうジャンルになるんだろうかとぐぐってみたら、作者のPixivのページに『ゴシックホラー』とあった。ああそうか『ゴシックホラー』か(・∀・)

そう言えば読み始めはアニメで観た「GOSICK -ゴシック-」みたいになるんかなぁと思ってたわ(ノ∀`)

というわけで、ゴシックホラーが好きな人だったら、合う人は居るかもしれない(・∀・)