月: 2016年9月

『君の名は。』を観た

俺氏がゴルベーザなら即答で「いいですとも!」って叫んじゃうくらいの内容だったわ…(ヽ´ω`)

世間の評判なぞ、当てにならぬものと思った…_| ̄|○

前半辺りの軽いのコメディノリでそのまま行けば、まだまだ観られる作品だったんだろうけれども、後半のストーリーが酷くてなんだかなぁと思う作品であった(ヽ'ω`)

多分、テレビで観たのであったら、多少は許せただろうなぁ。持ってかれるのは時間だけだしw


昔のゲームみたいに背景のレイヤーを複数持たせて動かしたり、被写界深度を浅くしたような画作りをして奥行きを出したかったのかもしれないけど、上手くいっているシーンもあるものの、他のほとんどのシーンでは中途半端でクオリティが低すぎる(ヽ'ω`)

結果的に不気味の谷現象の背景バージョンのような違和感を感じて、観ていて脳が「小賢しいわ、小童ヽ(`Д´)ノ」という叫び続ける状態に陥る。多分TVサイズで観るなら、これくらいの子供騙しのクォリティでも上手く行ったとは思うんだけども映画でやっちゃうとボロが出まくるよね(´・ω・`) 

正直な話、俺氏は2Dアニメは2Dアニメの特性があるのに、それを捨てて現実に擦り寄るのは阿呆だと思うが、2Dアニメが現実に近づこうとする試みは否定しない。(3Dアニメはまた別だけれども)。 ただ、もしそれをやるのであれば、観客に有無を言わせないクォリティのものを出して来いよと思う(´・ω・`) 

実在の四谷、代々木、新宿辺りの都市とか現実の商品を出したりするのもなぁ。ここまで中途半端な出来のアニメーションで現実に擦り寄った作品にするなら、最初から潔く実写+CGで作った方が良いと思ったw 内容自体もスイーツ向けだったしw

ストーリーに説得力や必然性がないのが凄かった。
なんで瀧じゃなければいけなかったんだろう。
「結び」の概念もいい加減だったな。お婆ちゃんが幽世のとこで「飲むことも食べることも結びなんだよ」みたいな納得の行かないことを言い出したのは何だったんだろうかと思って観ていたが、まさかあの台詞だけでその後の展開を観客に説明して納得させてるつもりだったとは思わなかったわw 「宮水家の者は過去にも入れ替わり」云々も酷いな。あれで納得は出来ないだろw 町長の説得もあれだし。
原作者はSFとかストーリーをまともに書けないなら、その辺は外注に出して、前半のコメディ部分にのみ注力すれば良かったのではなかろうか( ・´ω・`)?

初回の挿入歌はありかなと思ったが、それ以降はうるさいだけだった。
挿入歌でストーリーの拙さを誤魔化すスイーツ向け映画のソレだったw
謳っている人達がBUMP OF CHICKENだと思っていたのは内緒だ( ・´ω・`)

全然関係ないけどモチーフは転校生なんだろうか(´・ω・`)?
おっぱい揉んだり、ゴロゴロとか階段とか。


こういうスイーツ向けアニメ映画が製作されたりするのは別にいいんだけど、これがヒットしてこんなレベルの物が蔓延るようになると邦画の凋落と同じ展開が待ってそうで恐ろしい((((;゚Д゚)))ガクガクブルブル

今年は「ズートピア」「シンゴジラ」と『映画の力って凄いわ(・∀・)』と思わせる名作を観て、また映画館に行ったりしようと思い始めていた俺氏であったが、今回、糞を掴んでしまったことで、また足が遠のくことになるなぁ…(´・ω・`)