『お嬢さんに乾杯』『静かなる決闘』他を観た


お嬢さんに乾杯

あらすじは

佐野周二演ずる自動車修理工場を営む石津圭三の元へ
原節子演ずる華族の令嬢である池田泰子との縁談が舞い込んだ。
初めは華族との結婚なんぞと半信半疑かつ否定的だった圭三であったが、
ひとたび泰子と会っただけ恋に落ちる。ところがこの縁談には裏があった…

みたいな感じだった。

佐野周二はとんかつ大将の時よりこっちの方が良いな。
原節子は確かに美人だった。
中井貴一の父ちゃんの佐田啓二も圭三の弟役で出てた。

1949年という戦後間もない頃の作品で作中の圭三は新興成金という扱いだった。
泰子の爺さん婆さんにちょっとムカついたりもした(ノ∀`)
デートでクラシックバレエや拳闘を観に行ったりと色々と時代を感じさせたな。
まあ今でもデートでそれらの観覧に行く人は居るんだろうけれども。

まあぼちぼちでんな(・∀・)


静かなる決闘

主人公の藤崎(三船敏郎)は戦時中の野戦病院で患者(植村謙二郎)を手術中に、誤って自分の指に怪我をし、患者の梅毒に感染してしまう。
戦後になり父親(志村喬)の病院で働くことになった藤崎は、梅毒の感染を隠し、婚約者の美佐緒(三條美紀)と結婚することが出来ずにいる。美佐緒は藤崎が自分に対して距離を置き、何時までも親しくなれないことに苦悩していた。

植村謙二郎演じる中田がクズ過ぎる(・∀・)
それに尽きるw

千石規子演じる峯岸るいもまた尊敬するようになった藤崎に感化されて、
「静かなる決闘」を選択したと言ってもいいのかなぁ。

藤崎が周囲に梅毒のことを隠してサルバルサンを打ちながら禁欲的に医療行為に
励むことがタイトルの「静かなる決闘」であるという解釈が一般的なようだけど、
「決闘」って継続的な闘いを指さないような気がするんだけどもどうだろう?

中田に対する恨みや梅毒に感染したことに対する嘆き、青年の肉欲、美紗緒への恋慕、
そういった渦巻く激情を”人間たらんとすること”、”美紗緒の幸せを思うこと”によって
抑えこもうとする藤崎の心情を考えると、より凡庸かもしれないが「静かなる葛藤」と
いう感じのタイトルで良かったんでなかろうかと思ったり。

まぁこれはこれで観て良かったかな(・∀・)
現代でリメイクするならエイズとかに置き換えられるのかな?
まあ梅毒も現役だろうから、そのままでもいいか。


虹をつかむ男

悪くはないけど少し微妙だった(ノ∀`)

『男はつらいよ』第49作のタイトルは『男はつらいよ 寅次郎花へんろ』、ロケ地に高知県、ストーリー、キャスト、公開日は1996年12月28日と決まり、秋からの撮影を控えていた。しかし、同年8月4日に車寅次郎役の渥美清が死去したことにより制作が不可能になり、『男はつらいよ』シリーズは終了(打ち切り)することとなった。

という状況で「寅次郎花へんろ」に出演予定だった俳優陣をメインにして撮った作品らしい。
一応渥美清追悼を目的とした作品のようで作中で寅さんの映像が流れたりする。
それ以外でも他の映画のワンシーンを流したり、そういったシーンを意図的に模倣したり、
映画への愛を語るような台詞が時折現れることを考えると、追悼的要素を除いても、
良い意味での映画礼賛映画として成り立ってると思える。

主軸部分である活男(西田敏行)の話はなんか弱い感じがした。
ラストでちょい役で出てきた上島竜兵でちょっとワラタw


虹をつかむ男 南国奮斗篇

前作は微妙ながらも作品の体を保っていたがこれはちょっと(´・ω・`)
設定が大幅に変更されていて残っているのは活男と亮(吉岡秀隆)の関係性くらいか?

前作であった映画シーンの挿入は減り、代わりに活男が歌を歌うシーンが増えた感じ。
そういうこともあって活男の存在意義というか映画との結びつきが薄れてしまっていて、
なんとなくキャラが立ってない、ただの巡回上映をする風来坊のようになっていた。
寅さん化したかったのかな。

話の軸も活男と松江(松坂慶子)の焼けぼっくい、亮と節子(小泉今日子)の恋、
節子と節子の兄・清治(哀川翔)との喧嘩があるが、なんかどれも消化不良な感じ。
どれもメインになっておらず、関連性も薄い。適当に始まって大して絡まず、
ぼーっと観てたら映画も終わった(ノ∀`)

見落としたつもりはないんだけども、節子の実家問題って
解決したのかどうか全く記憶に無い(´・ω・`)
哀川翔にしても田中邦衛にしても何しに出てきたんだかよくわからないw

活男の恋は一晩の復活はあれども、朝が来れば夢醒めて、現実に打ちのめされる
風来坊の成れの果てという感じ。亮の方は職に就けば実る…わけでもなさそうだけど、
節子の指摘によって我に返って風来坊からの脱却、定住者社会への帰還を目指す感じか。

節子もよくわからないキャラだった。
まあ子供を預けて都会にまた働きに出ようとしているところをみると、
海死ね、ウニ死ねって感じで田舎を好きではなさそうだが、作中では
最早、出て行きそうもないし。恋愛要素で亮に安定した状態を求めたというよりも、
ただの忠告なのかな、あれは。

ラストの活男もなんなんだろう、夢を追う風来坊にしては
映画に対する愛が見受けられないし…

まあ何にしても合わんかったな(´・ω・`)
清治の元へ乗り込んで行ったシーンだけはベタだけど笑えたがw


嵐を呼ぶ男

微妙やった(´・ω・`)
銀座の恋の物語は良かったけど、これはあんまり合わなかったかな。

ドラム合戦が見せ場と言えば見せ場なんだけど、なんであれで
石原裕次郎演じる国分正一が勝つのかが正直わからないw
陰謀があろうとなかろうと歌で勝っていいのかなw

岡田真澄が出ていたらしいが記憶に残ってない(ノ∀`)

左京徹役の金子信雄って料理番組やってたあの人かw

芦川いずみが出てたのはわかった(・∀・)
1966年版だと渡哲也と芦川いずみが主人公カップルなのか。
そっちも観たいなぁ。

1983年版でフランキー堺が出ているけど、この1957年版でも
正一が釈放される時に牢屋で「うるせえぞ!」と罵声を
飛ばしていたような気がするけど気の所為かな…

詰まるところ偏愛ママと正一の和解へ至るまでの物語ですかねぇ(´・ω・`)