月: 2013年10月

『お嬢さんに乾杯』『静かなる決闘』他を観た

お嬢さんに乾杯

あらすじは

佐野周二演ずる自動車修理工場を営む石津圭三の元へ
原節子演ずる華族の令嬢である池田泰子との縁談が舞い込んだ。
初めは華族との結婚なんぞと半信半疑かつ否定的だった圭三であったが、
ひとたび泰子と会っただけ恋に落ちる。ところがこの縁談には裏があった…

みたいな感じだった。

佐野周二はとんかつ大将の時よりこっちの方が良いな。
原節子は確かに美人だった。
中井貴一の父ちゃんの佐田啓二も圭三の弟役で出てた。

1949年という戦後間もない頃の作品で作中の圭三は新興成金という扱いだった。
泰子の爺さん婆さんにちょっとムカついたりもした(ノ∀`)
デートでクラシックバレエや拳闘を観に行ったりと色々と時代を感じさせたな。
まあ今でもデートでそれらの観覧に行く人は居るんだろうけれども。

まあぼちぼちでんな(・∀・)


静かなる決闘

主人公の藤崎(三船敏郎)は戦時中の野戦病院で患者(植村謙二郎)を手術中に、誤って自分の指に怪我をし、患者の梅毒に感染してしまう。
戦後になり父親(志村喬)の病院で働くことになった藤崎は、梅毒の感染を隠し、婚約者の美佐緒(三條美紀)と結婚することが出来ずにいる。美佐緒は藤崎が自分に対して距離を置き、何時までも親しくなれないことに苦悩していた。

植村謙二郎演じる中田がクズ過ぎる(・∀・)
それに尽きるw

千石規子演じる峯岸るいもまた尊敬するようになった藤崎に感化されて、「静かなる決闘」を選択したと言ってもいいのかなぁ。

藤崎が周囲に梅毒のことを隠してサルバルサンを打ちながら禁欲的に医療行為に励むことがタイトルの「静かなる決闘」であるという解釈が一般的なようだけど、「決闘」って継続的な闘いを指さないような気がするんだけどもどうだろう?

中田に対する恨みや梅毒に感染したことに対する嘆き、青年の肉欲、美紗緒への恋慕、そういった渦巻く激情を"人間たらんとすること"、"美紗緒の幸せを思うこと"によって抑えこもうとする藤崎の心情を考えると、より凡庸かもしれないが「静かなる葛藤」という感じのタイトルで良かったんでなかろうかと思ったり。

まぁこれはこれで観て良かったかな(・∀・)
現代でリメイクするならエイズとかに置き換えられるのかな?
まあ梅毒も現役だろうから、そのままでもいいか。


虹をつかむ男

悪くはないけど少し微妙だった(ノ∀`)

『男はつらいよ』第49作のタイトルは『男はつらいよ 寅次郎花へんろ』、ロケ地に高知県、ストーリー、キャスト、公開日は1996年12月28日と決まり、秋からの撮影を控えていた。しかし、同年8月4日に車寅次郎役の渥美清が死去したことにより制作が不可能になり、『男はつらいよ』シリーズは終了(打ち切り)することとなった。

という状況で「寅次郎花へんろ」に出演予定だった俳優陣をメインにして撮った作品らしい。
一応渥美清追悼を目的とした作品のようで作中で寅さんの映像が流れたりする。
それ以外でも他の映画のワンシーンを流したり、そういったシーンを意図的に模倣したり、映画への愛を語るような台詞が時折現れることを考えると、追悼的要素を除いても、良い意味での映画礼賛映画として成り立ってると思える。

主軸部分である活男(西田敏行)の話はなんか弱い感じがした。
ラストでちょい役で出てきた上島竜兵でちょっとワラタw


虹をつかむ男 南国奮斗篇

前作は微妙ながらも作品の体を保っていたがこれはちょっと(´・ω・`)
設定が大幅に変更されていて残っているのは活男と亮(吉岡秀隆)の関係性くらいか?

前作であった映画シーンの挿入は減り、代わりに活男が歌を歌うシーンが増えた感じ。
そういうこともあって活男の存在意義というか映画との結びつきが薄れてしまっていて、なんとなくキャラが立ってない、ただの巡回上映をする風来坊のようになっていた。
寅さん化したかったのかな。

話の軸も活男と松江(松坂慶子)の焼けぼっくい、亮と節子(小泉今日子)の恋、節子と節子の兄・清治(哀川翔)との喧嘩があるが、なんかどれも消化不良な感じ。

どれもメインになっておらず、関連性も薄い。適当に始まって大して絡まず、ぼーっと観てたら映画も終わった(ノ∀`)

見落としたつもりはないんだけども、節子の実家問題って
解決したのかどうか全く記憶に無い(´・ω・`)
哀川翔にしても田中邦衛にしても何しに出てきたんだかよくわからないw

活男の恋は一晩の復活はあれども、朝が来れば夢醒めて、現実に打ちのめされる
風来坊の成れの果てという感じ。亮の方は職に就けば実る…わけでもなさそうだけど、
節子の指摘によって我に返って風来坊からの脱却、定住者社会への帰還を目指す感じか。

節子もよくわからないキャラだった。
まあ子供を預けて都会にまた働きに出ようとしているところをみると、
海死ね、ウニ死ねって感じで田舎を好きではなさそうだが、作中では
最早、出て行きそうもないし。恋愛要素で亮に安定した状態を求めたというよりも、
ただの忠告なのかな、あれは。

ラストの活男もなんなんだろう、夢を追う風来坊にしては
映画に対する愛が見受けられないし…

まあ何にしても合わんかったな(´・ω・`)
清治の元へ乗り込んで行ったシーンだけはベタだけど笑えたがw


嵐を呼ぶ男

微妙やった(´・ω・`)
銀座の恋の物語は良かったけど、これはあんまり合わなかったかな。

ドラム合戦が見せ場と言えば見せ場なんだけど、なんであれで石原裕次郎演じる国分正一が勝つのかが正直わからないw
陰謀があろうとなかろうと歌で勝っていいのかなw

岡田真澄が出ていたらしいが記憶に残ってない(ノ∀`)

左京徹役の金子信雄って料理番組やってたあの人かw

芦川いずみが出てたのはわかった(・∀・)
1966年版だと渡哲也と芦川いずみが主人公カップルなのか。
そっちも観たいなぁ。

1983年版でフランキー堺が出ているけど、この1957年版でも正一が釈放される時に牢屋で「うるせえぞ!」と罵声を飛ばしていたような気がするけど気の所為かな…

詰まるところ偏愛ママと正一の和解へ至るまでの物語ですかねぇ(´・ω・`)

『悪名』、『どついたるねん』他 を観た。

悪名

生まれ故郷の河内を追われた着流しヤクザ八尾の朝吉、弟分でハンチング帽にスカジャン、話の節々に英語を挟みインテリぶるチンピラ、清次が放浪先、出所先で暗躍するヤクザ、偽善者、権力者を退治する仁侠映画。

出ている人も勝新太郎や田宮二郎と有名所でつまらなかったわけではなかったが
数日後に映画名と内容を思い出そうとしても全く思い出せず、かろうじて映画名を
思い出した後も内容を思い出せずにぐぐらざるをえなかった、自分にとっては
非常に稀有な作品(ノ∀`)

単純に記憶力の低下だと言われるとそれまでだが、これだけ本当にすっぽりと
記憶が抜け落ちていたのは何がどうしてそうなったのかさっぱりわからない。

内容に関しては、昔の任侠物なので今ひとつ合わなかったがつまらなくはない。

ただ、ハッタリを用いた駆け引き等はある種「カコイイ(・∀・)」部分として認識も
出来るのだが、最終的に飛び道具があってなんぼなのかと考えると何とも
しょっぱいというか寂しい気がしないでもないw
 


どついたるねん

ストーリーをかいつまむと

試合でボクサーとして再起不能→新しいジムを開いて元のジムに不義理かます→
好き勝手する性格故にジムが立ち行かなくなる→元のジムに戻ってボクサー復帰

という感じで赤井英和演じる安達英志がクズ過ぎて感情移入出来んわぁ(´・ω・`)と
思いながら観ていたが、観了後は結構面白かったかなって感じになった(・∀・)

安達のクズっぷりもボクシングしかない男の短絡さ故と捉えれば不問に付せない
こともないし。

素人に近いことを考えると赤井英和の演技も良かったが、原田芳雄演じる左島牧雄が
それを上回る存在感を発揮していた。顔も体も凄い痩せてて最初「本田博太郎?」かと
思ったが違った(ノ∀`)

相楽晴子も若かった。バックショットのオールヌードがあった(・∀・)
但し赤井英和の(´・ω・`)
麿赤児はあんまり変わらなかったような。
清田役の人は大和武士って本当のボクシングチャンピオンだったΣ(゚∀゚;)

ワンシーン見逃したところがあったのでそこがどんな内容だったか気になる( ´・ω・)


ALWAYS 続・三丁目の夕日

無印や'64の茶川パートに比べると押し付け感は少なかったので観やすかった。

原作ファンとしては映写機やトモエのかつての恋人ネタが盛り込まれていたのが良かった。
原作の儚さやホロリと来る部分は完全に除去されてしまっているが仕方がない。
宅間先生が拾った犬って本来は喧嘩で怪我して狂犬病みたいになった狂犬ロボ?
原作ではミスターXに拾われて幸せになったような気がしたが…

小日向文世演じる川渕康成が茶川を追い詰めるシーンで鈴木オート社長達が
逆に詰め寄るところは好き(・∀・)

堀北真希は六さん似合っとるのぅ。幼馴染の中山武雄役は浅利陽介かw
原作やドリフの映画でもサクラを使って物を売るシーンがあったなw
美加が別れ際に一平になんか言うのはなんだかなと思った(´・ω・`)

あまちゃんを観た後だから薬師丸ひろ子に注目しつつみてたが、
演技は勿論きちんとしてるけどこの映画では脇役だったなぁ。
原作でもトモエも鈴木オート社長も脇役って言えば脇役か。
いや、そもそも主人公って一平なのか。三巻の三丁目の夕日が
始まるところで主人公と明記されていたような気がするが
記憶があやふや。最終的には三丁目に住む人達の群像劇みたいに
なっていたような気もする。

関係ないけど

なお、近年発売のコンビニ販売の廉価版シリーズ、傑作集、文庫版、他特別編などは、すべて『三丁目の夕日』からの収録である。
三丁目の夕日

なん…だと…( ;・´ω・`)ゴクリッ
プロフェッショナル列伝とか他の短編あっての夕焼けの詩、
三丁目の夕日じゃろがいヽ(`Д´)ノ ボケーカスー

※個人の感想です


白い巨塔(映画)

(´,_ゝ`)プッ 149分と言えどもあの長い話を
ちゃんと収められるのかよと興味半分で観た。

一審判決のところまでとは言えど、ちゃんと収まってて面白かったΣ(゚∀゚;)
観たことない田宮版も観たくなったし、唐沢版ももう一度観たくなった。

唐沢版も悪くないけど、やっぱり昔の俳優陣の方が凄いような気がする。
特に花森ケイ子役の小川真由美と財前又一役の石山健二郎に関して言えば、
完全にこっちの方が良い。黒木瞳がなんか微妙なのは仕方がないけれども、
西田敏行の又一はちょっとコントっぽすぎるというか大味すぎる感じだったかな。
唐沢版の全体的な軽さに合わせたのかもしれないけど。
 
まあ何にしても観て良かったな(・∀・)


仮面ライダークウガ

まあまあ面白かったかな(・∀・)
平成仮面ライダー第一弾ということで色々実験的だったみたいだ。

ストーリーはまあしっかりしていたような気はする。

ただグロンギ語は折角作ったんだから発音やイントネーションも
もうちょっときちんとして本当の言語っぽくして欲しかったかな。
あれだとあんまり喋ってる感じがしなかった。

グロンギ語の導入は初見者にはグロンギの目的が序盤では分かり難くなっており、
ある種の奥深さを構成する謎として機能しているとは思う。
というより、この仕掛けがなかったらクウガってかなり単純な話のような…
まあ十数年前の作品を今、話が単純だどうだと言うのは阿呆らしいことだが(ノ∀`)

エピソードがちょっと説教臭いのが多いのでなんだかなーと思うこともしばしばあった。
あとジャンと榎田さん、バイトの子の話とかって必要なんだろうかとちょっと疑問に思った。
やっぱりどっちかというと娯楽傾向の強い戦隊物の方が好きな俺氏であった(`・ω・´)
 


オダギリジョーの演じる五代雄介が微妙だったかな(´・ω・`)
なんかわざとらしかったな。

一条さんは良かったねぇ。
一条役の葛山信吾って細川直美の旦那さんなのかΣ(゚∀゚;)
しかも"くずやま"じゃなくて"かつらやま"かよΣ(゚∀゚;)

村田和美七森美江って芸能活動休止状態なのか。
七森美江のことを途中まで杉本彩だと思ってたのは内緒だよ(*´・ω・)

最も微妙に思った人はン・ダグバ・ゼバの人間体をやっていた浦井健治という人。
この人が悪いわけではないんだろうがこれは酷いと思ったw
エヴァンゲリオンの渚カヲルみたいなのを実写化したかったんだろうか。

そういえばジャンって一体何の人なのかと思ったら…色々と面白い人だったんだなw

1973年10月1日生まれ。A型。ルーマニア出身。
1993年4月、19歳の時に文部省国費留学生として来日。東京外語大学留学生日本語教育センターで1年間日本語を勉強した後、1994年、埼玉大学経済学部に入学。

東映ヒーローネット 第3回 セルジュ・ヴァシロフ

 
なんかやけに総集編をやっているなと思ったら…

本来の納品期限に遅れることが度々重なり、制作会社・テレビ局は非常に切迫した状況での制作・放送が続き、スケジュール確保のため、総集編が3回放送されている。

(;^ω^)うーむ…てっきり途中から見始めた子向けの回なのかと思ってたw

取り敢えずクウガはバイクアクションが結構あったからいいけど、
最近の作品はもう"仮面ライダー"を名乗るべきではないような気がしないこともない。

次はアギトか。

賢い犬リリエンタール

少し前の集英社の100円セールでなんだか間抜けっぽいキャラの漫画が面白そうだったので
1巻を買って読み、気に入ったので残りの3巻も買うたった(・∀・)


ストーリーをかいつまむと、

海外で研究活動をする科学者の父母を持つ日野兄妹は日本で二人で暮らしている。
或る日、両親から弟と共に帰るという手紙が送られて来たので、二人は空港に迎えに。
待っていた二人の前に両親の姿は現れず、代わりに現れた助手の早乙女は二人に
大きな箱を渡して去っていく。大きな箱を開けてみると中には人間の言葉を話し、
弟と名乗る犬・リリエンタールが居た。そしてリリエンタールには本人も知らない
不思議な力を持っていた。その不思議な力は日野兄妹やその周辺の人々を巻き込んで
色々な騒動を引き起こすことになっていく。

そんな感じ(・∀・)


個人的には非常に面白く好きになった漫画ではあるが、ジャンプという毎回クライマックスが
デフォのような週刊誌では余り人気が出ず、あえなく打切りになった模様(´・ω・`)

ただ打切りになった割には最終回までしっかりと話は組み立てられており、
多少の物足りなさはあるものの、よくある「俺たちの戦いはこれからだ」とか
坂を登りはじめたばかりのような終わり方をせず、gdgd感は全くないと言っていい。

そしてまた読んだ時に感じた"多少の物足りなさ"は、恐らく打切りにならずに
各キャラクターに対してエピソードが振られることによって肉付けされたであろう
各キャラクターの深みやキャラクター間の絆などがなかったからだろう。
話の骨組み部分はしっかりしていたと言い換えてもいいかもしれない。

最終回近くの盛り上がりはうしおととらや金色のガッシュ的感じで良い(・∀・)


リリエンタールの真っ直ぐさとまつもと剛志のまじかるストロベリィが如き優しき世界が
心地よく、もっと色んなエピソードを読みたかったなとは思うものの、アンケート競争に
敗れたのであらばそれは仕方がないことか(´・ω・`)

どっかの月刊誌に移籍して延命すればアニメ化もあり得たんじゃないかと思うのは
贔屓目過ぎるだろうか。

読了後に「俺、この漫画好きだわ(`・ω・)=3 この漫画の良さがわからない世界なんて
滅んでしまえヽ(`Д´)ノ」といきりたった俺氏はこの漫画の感想をぐぐった。

結構好意的な評価が多かったので
「世の中の諸氏の目も、存外、節穴ではないと見えるな( ・´ω・`)」と
上から目線の感想と共に落ち着いた(・∀・)


一番好きなキャラはやはりリリエンタールかなぁ。真っ直ぐさが眩しいw
二番目は当然のことながら、紳士ウィルバー(`・ω・´)
途中から出てきた割になんか濃いいキャラだなと思ったら読み切り時に
存在していたキャラなのか。描き下ろしエピソードでもなんか一番カッコイイw
ローライズ・ロンリー・ロン毛も合わせて好きだな
三番目はごむぞうとスーパーうちゅうねこ。
次点はコンフォニーw

他の人間キャラも良いけど、何故か人外キャラの方が印象に残っているw


今はもう100円じゃないのか(´・ω・`)

あまでうす あまちゃんです(・∀・) 2

先のエントリは書いているうちに自分でもよく分からなくなってきたので
新たにエントリを起こすことにした(ノ∀`)


まあぱぱっと簡単に感想を述べるならば、枝葉末節はともかくも総合的には良かった(・∀・)

クドカンらしい脇役をも活き活きと描く脚本、
それにアドリブや役の作りこみで応ずる演者と演出、
視聴者の心を自在に明るくも哀しげにもする音楽、
これらの要素がまとめられ完結した作品世界を構築し
視聴者達をその世界へ取り込んでいたと思う。


まあ完全無欠の作品であったかと問われれば、ちょこちょこと不整合があるような
感じはイナメナイヨネー(・∀・)と答えざるを得ない。

特に物語の転換回の前後で春子やアキなどの人格が別人かと見紛うほどの豹変していて
「あれ(´・ω・`)?」と思ったこともしばしば。

しかしながら、15分という短い時間、OPや回想を考慮すると更に短い時間で刻んで
話数を進めなければならないことを踏まえるとそれは仕方のないことかなと思った。
ただ2点だけどうしても承服しかねることがある。
解釈の仕方や勘違いに由来するかもしれないが、なんだかもにょった。


1つ目はアキの上京時に春子が言った言葉。

「変わってないわよアキは。昔のままで地味で暗くて向上心も協調性も
存在感も花も個性もパッとしない娘だったけど、だけどみんなに好かれた。
こっちに来てみんなに好かれた。あんたじゃなくてみんなが変わったんだよ。」

感動的な台詞なんだけど、"アキは変わってないのか"という点でどうも引っかかる。
後にアキが種市に"変わらない"とか"成長"について語った部分と関わってくるのかなと
思うのだけれども、ある人物が環境の違う場所に行って前と変わらないということは
前と同じような環境でない限りは、その人物が環境適応する為に無意識的に何らかの
変化をしてるのではないかと思うのだけどもどうだろう?

まあそんな瑣末な部分での変化の話は措いておいたとしても、物語の構成は
アキが北三陸という環境において触媒的存在である夏ばっぱ、種市、ユイちゃん、
鈴鹿ひろ美と出会って化学変化を起こしたことにより話が展開し、25年前の因縁を解き、
自分を変えた地の復興の為(正確には一番大切なユイの為)に帰ってくる形だから、
DBの悟空やワンピースのルフィのように"アキ=不変的存在"という感じの表現は
あんまり納得が行かない(´・ω・`) テーマとしての"アイドル"の定義をその空間での
太陽のような存在として描こうとしてるのに北三陸に来る前のアキが余りにもパッとしない
存在としている以上、何らかの変化が生じたとしないと話が繋がらないような。

とまあ思ったけどこれは解釈の違いかもしれないので取り敢えず良しとする。


2つ目は震災後のユイの豹変。これは理屈よりも感情的に納得がいかないw

震災後に「もう行けない。怖くて行けない。アキちゃんが来てよ!(´;ω;`)」と
ユイが希求するから、ユイの為に帰ってきたのにヽ(`Д´)ノ

あの回で「あーアキxユイENDっぽいなぁ…(´・ω・`)」とストーブさん派の俺は
最後の望みを諦めたのにヽ(`Д´)ノ

もっと深い意味が込められているのかなぁとも思ったけど、あの後、いきなり
元気になってアイドルに復帰する流れを観て、なんか変だなぁと。
まあ劇中内では何ヶ月も経っているんだろうけどもGMTのサプライズ訪問で
簡単に腹黒毒舌ユイに戻ってしまうのはなんだか御都合主義が過ぎるような気が
しないでもない(´・ω・`)


基本的に最終回がクライマックスであるべきと考えてはいないので
あの終わり方は非常に良かったと思う。まあでも飛び込んでも良かったかな。
いや、飛び込むとあざといか。うーむw

暗い暗いトンネルの先に何があるかわからないけれども、遥か彼方に見える
かすかな光に向かって進まなければ何処にも辿り着かないし、友達と一緒ならば
恐れるものは何もないというアキとユイの未来を暗示するような、なんとも瑞々しい
何かを感じさせるシーンが良かった(・∀・)
俺の人生からは落丁してた青春の一ページや(´・ω・`)


インパクトがあったキャラクターはいっそん。南部ダイバーと切っても切り離せないw
好きなキャラクターは安部ちゃんと勉さんとストーブさんと鈴鹿ひろ美かなぁ(・∀・)
まあ他のキャラクターも皆好きだけどもw

鈴鹿ひろ美に関して言えば、鶴瓶の家族に乾杯?で中の人がとても面白いということが
わかって良かったw 声が綺麗なのは元々食彩の王国等で知ってたけど。
演技も凄くうまかったなぁ(・∀・)

夏ばっぱ役の宮本信子もうまいというか、素と別人過ぎて俳優こええなぁと思った。
役柄的にはちょっとクドカンの言いたいことを代弁し過ぎな感じであったけど。


能年玲奈のキラキラ具合や役へのハマり具合は凄かった。ソリティ馬風に表現するならば、
一      人
  (`・ω・´)
体      役

脚本や濃い脇役陣や音楽の良さも勿論大事だけれども、
なんだかんだ言って主人公が魅力的でないとお話にならないので、
そういった意味ではやっぱりあまちゃんの一番の功労者は能年玲奈と
言うことになるかなぁ(・∀・)

知らない人とのトークや速いやり取りは苦手のようだから、
バラエティやトーク番組への出演はほどほどにしておいて
ドラマとCMに重点を置くのが妥当のような気がするけど。

シリアスなドラマに出ても行けそうな気はするけど、
視聴者はおそらくコメディ系キャラを求めるだろうから
何年かはそういう系統のドラマに出続けるのも手だよねぇ(・∀・)

小泉今日子が昔やってた月曜ドラマランドのあんみつ姫みたいな
お転婆キャラで時代劇とかも合いそうだな。
川原泉の「殿様は空のお城に住んでいる」とか実写化しないかな。
あとはトリックの仲間由紀恵みたいに賢くて可愛いけど口が悪いキャラで
推理物とか観たい。相方は水口とかストーブさんで。


続編やスピンオフはあったら確実に観るだろうけれど、
綺麗に終わってるから、ないならないでもいい。
もう軸となる因縁がないわけだし。

まあ北三陸の愉快な面子が楽しげに毎日を過ごし、
時折発生する珍騒動でドタバタする内容でも十分面白くなりそう。


ごちそうさんは7分くらいで挫折した。子役があれなのは仕方ないとしても
吉行和子のナレがどうもアレで原田泰造と財前直見がアレだったので…
杏が出てきたらもう一度観てみようと思うけど視聴継続するかは微妙。

ちゅらさんとちりとてちんの再放送は観ようかな。