んーむ、何とも言い難い…(;^ω^)
原作を読んだことがないので、そのテーマやそれをオマージュした部分等がよくわからない。まあでも、たとえ読んでいてその辺のことを理解していても評価はあんまり変わらない気がする。
この映画はよくわからない感じで話が飛ぶんだけども、どうもそれはこの作品が4時間26分の完全版を2時間46分に大幅カットしたものだかららしい。
(黒澤明「白痴」完全版はどこにある?)
1時間40分も削ったら、変な感じになったとしてもしょうがないかな。
時折、ナレーションですらなく文章で説明してる部分があって「なんだこれはw」と思ったが、こういう理由だったのか。 当たり前のことだが、文章の情報伝達能力の高さが改めてわかったw
森雅之が演ずる亀田欽司を純然たる善人として居るせいか、基本的に子供を除いた他の登場人物達全員がキチ◯ガイっぽいw
一見まともそうに見える綾子も途中の亀田とのやり取りを見てると強度の人格障害か精神障害を患っているように思える。 那須妙子や赤間に比べるとまともではあるけれどもw
まあラストシーン等を考えると善寄りの一般人ポジだったのかな?
やり取りの繰り返しのところが異常なのは脚本通りなんだろうか、それともカットされたからなんだろうか。
赤間は登場時、良い人っぽさそうに見えたけど、やっぱりキ◯チガイだなw
正確に言うと生育過程でおかしくなった強度の人格障害を持つ男か。
イマイチ彼の行動パターンは理解出来ないw
三船敏郎自体はかっこええな(・∀・)
亀田に顔を動かされるシーンで目がちょっと動いちゃったのが残念。
赤間の最後に関しては描かれてないが3時間2分版だとちゃんとあるのか?
紀子こと節っちゃんが…((((;゚Д゚)))ガクガクブルブル
怪演でしたな。目が怖いw
そしてキャラクターがやっぱりキチガイ◯w
これは囲われ者に身を落としてからか。
金で愛人を囲うことは確かに善ではないが、囲われておいて「恥ずかしい淫らなことをして帰って行くの…」って言われても…(´・ω・`)
黒澤明の思想とかよく知らんけど、多少は反戦的なものを妙子に被せていたのだろうか?
話的には妙子の目が銃殺された兵隊の目にそっくりだと言ってるけど。
妙子も時代というか環境に翻弄された存在だし。
後で二人の間を行ったり来たりしてたみたいだけど、そこもカットか?
何気に綾子のお母さん役は嫌な奴と見せかけて、そうでもなくて、でもやっぱ嫌な奴で、でも最後は…っていう悪寄りの一般人ポジかな。 若草物語のおばさんを思い出したw
悪寄り一般人であろう香山がなぜか不憫に思えるのは気の所為だろうかw
亀田が純然たる善人という前提の物語だし、そういったことをテーマにしてないから言っても詮なきことではあろうけれども、なんか善というか良い物の定義がどうも納得がいかない(´・ω・`)
ちょっと言葉が変だが、悪を知り悪を為すことが出来るにも関わらず、それをしないことで善たることが出来るのではないかなぁ。 悪を知らず悪を為すことが出来ない存在は"善"ではなく"無知"なだけで。
欠陥的な"善"は大野や軽部の"悪"を誘発しただけではないかなぁ。
視聴中、ずっと「あれぇ、なんだろう、これ、どっかで観た…(´・ω・`)?」
「いや、なんか似たようなものを観たことがあるなぁ…(´・ω・`)?」と既視感なようなものがあった。途中まで観ていて不意にそれを思い出した。
それは劇中ではなく、これを観る前に見ていた番組表。BSジャパンで蛭子バスやるなぁ → エンクミの四国編観たことないな → 亀田が「ぼく…ぼく…」 → エンクミ…ぼく…?……( ゚Д゚)ピコーンッ! → 「ぼく、せっくす、しってます( ・∀・)」「宗一さんΣ(゚∀゚;)」
そうそう、「安宅家の人々」の宗一さんや(・∀・)
「安宅家の人々」って映画版もあんのか。
宗一さんが船越英二なのかw ちょっと観てみたい。
トムヤムクンとタイカレーが主人公を取り合う「パクチー」という映画があったら観てもいいよ(・∀・)
サイコロを使って金を取り合う「博打」でもいいよ。