全三巻。原作 倉科 遼/ 作画 みね武。
唐の二代皇帝・太宗の後宮に入り、その後三代皇帝・高宗の皇后となった武照の生涯を描いた作品。
武則天と言えば高宗亡き後に唐を乗っ取り、周を建国、中国史上唯一の女性皇帝になったことで有名だが、この作品では建国以降は数ページというかほぼ最後の見開きだけであり、産まれてから皇后に成り上がるまでの話がメインであるw
武則天についてはあんまり詳しいわけでもないけど、大まかな流れは「十八史略」とかで読んだ内容通りな感じだったかな。四肢切断の話等の話はなく、良い人に描かれすぎであるが、まあ主人公だからしょうがないw
巻数は忘れたがなんか漢字が間違ってたような…
P9 座折?、P84 高宗→高祖?、P38 分列→分裂?
へぇ(・∀・)
武則天は漢字の改変も行い、則天文字と呼ばれる新しい漢字を創っている。その数は20字程度であり、今日使用されることはほとんどないが、「圀」の字は日本で徳川光圀と本圀寺の名称に使用されている。
好き勝手やったわりに晩年は普通に死んでるみたいだな。
珍しいことに。
まあ、暇つぶし程度に読むには良いと思う。
既に武則天を知っている人にはそんなに目新しさはないだろう。