海月姫

海月姫

作者は 東村アキコ。二巻まで読んだ。

あらすじは一部削除して

イラストレーターを志して上京したクラゲオタクの月海(つきみ)が住むのは、風呂・トイレ共同、男子禁制の昭和レトロな外観のアパート「天水館(あまみずかん)」。住人は皆腐女子で、天水館に住む資格として「オシャレ人間は天敵」「人生に男を必要としない」などというモットーを立て更には自分達を“尼〜ず”と称し、外部との接触を避けてまったりと楽しいぬるま湯のような日々を送っていた。

みたいな感じ。

ぼちぼち面白かったけど、多分、人を選ぶと思うw
表紙の後の2ページ目で笑うか嫌になるかで大体決まりそうな気がする。
内容は全然違うが、何か「お父さんは心配症」を思い出す感じの動きを
する漫画のように思えた。

二巻までしか読んでいないので、内容を語るのはあれだが、
腐女子達の砦に月海と偶然知り合い助けてくれた”おしゃれ人間”という異物が
紛れ込み、月海と尼~ずに化学変化を起こしつつ、自らもまた変わっていくと
いう、異界者来訪譚的感じ。

関係ないけど異類婚姻譚や異界訪問譚って言葉はあるけど異界者来訪譚って
言葉はないんだな…( ;・´ω・`)ゴクリッ うちのブログしかヒットしない…
現代の漫画・ドラマ・映画はどっちかというと異界者来訪譚(異類来訪譚)の
パターンが多いと思うのだけれども、それを分類する言葉はないのかな?


二巻では天水館の地上げ問題が始まってちょっとやいのやいのしてる所で
終わったけど、今度上映される映画もそれの解決くらいまでの内容か。

月海を能年玲奈が演じるらしいが、興行収入はどうだろう。
「ホットロード」よりは幅広い層が見そうな気がするが、原作の売上は

10巻までの累計発行部数は220万部を突破している

で現在14巻まで出ているということなので、とんでもなく間違っている
であろうレベルの単純計算で220万部/10*14=308万部としても
4巻/700万部の「ホットロード」と比べると半分以下なので、これまた
とんでもないレベルの単純計算で24億/2.2=10.9億くらい行けば
いい感じか。まあ配給会社や宣伝費によるとしても10億行きゃあいい方か。
普通のスイーツ系映画でもそのくらいのが多いし。

蔵之介は菅田将暉ということなので、なんかちょっと違うような気が
するけど、平泉成の慶一郎もなんか違う気がするし、まあいいかw
そもそも能年玲奈自体、月海をやるには痩せすぎのような気もするし。
読んでる間は全く気が付かなかったが"クラ"之介なんだなw

他の面子はばんば(池脇千鶴)、ジジ(篠原ともえ)、まやや(太田莉菜)、
千絵子(アジアン 馬場園梓)ということらしい。太田莉菜って知らないけど
「ホットロード」で宏子役をやっていたらしい。別に能年玲奈と同じ
事務所ではないようだが…偶然の配役なんだろうか? 年齢的に合っているのか
わからないが稲荷翔子役が片瀬那奈というのは良い配役だと思った。
適役過ぎるw


決して本編がつまらなかったというわけではないが漫画の本編よりも、
作者のあとがき漫画の続きの方が気になるのは内緒(ノ∀`)