月: 2016年1月

蹴球七日 望月三起也

日本でも十指に入る大商社・LL八降商事(エルエル YABURE SHOJI,CO)の人事課に勤める英 順(はなぶさ じゅん)は、サッカー馬鹿。口を開けばサッカー、サッカー、頭の中も週に七日はサッカーのことばかりの蹴球七日。(但し、女に関しては別腹。別脳?)

そんな勤務態度や女性関係が祟って、鹿児島の系列会社・柄巣商事へと左遷される。左遷されたことよりも、九州三県で活動していたJリーグチーム 全日空が鹿児島を完全ホームにしていないことに不満を漏らす順であったが、電算室勤務の恋人のはからい(記録改ざん)により、社長として赴任することに。業績を上げて本社への復帰を目論む順を待っていたのは、とんでもない山奥のボロい家屋と高級下着メーカーの総代理店業務だった。

営業に行った奥野高校でサッカー部のコーチを頼まれるも軽やかに一蹴。しかし村で発見した唯一の美女とお近づきになれるチャンスと気付き、手の平返しでその任を引き受けるが…

無料配信で一巻だけを読んだが、結構面白い(・∀・)

ギャグ有り、お色気有り、たまに爽快感有りの「課長島耕作」と「甘い生活」が
ミックスした感じの漫画。一巻の段階ではサッカーは高校サッカー部のコーチの話
くらいしか出て来ない。二巻以降はどうなのかは不明。


これが主人公の会社での評価
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タイトルコール頂きました(・∀・)
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そんなことが可能なんか(´・ω・`)
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一応のマドンナ?
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作者の望月三起也

「狂」が付く程のサッカーファンとして知られ、熱烈な浦和レッズサポーターのみならず、『ザ・ミイラ』の監督、藤枝ブルックスのマスコットキャラクターデザインも手がける。

ということらしい。

掲載誌は夕刊フジだったらしい。(まんだらけだと週刊フジになってるが、そんなんあったんだろうか? 404になっとった(´・ω・`))
夕刊フジにどんな形で掲載されていたのだろうかと思ってぐぐる。
望月三起也オフィシャルファンサイト切り抜いたモノの画像があった。
4Pを新聞紙面の1/4のサイズで載せていた感じなのかな?


続きが気になるといえば気になるが、続刊を買うお金ない(・∀・)
漫画喫茶にあるかな?

蹴球七日 2~4巻 / 望月三起也

『男はつらいよ 寅次郎 紅の花』を観た

夢アチャラカはなし。

寅を探す尋ね人広告が載っている新聞を読んで、そのことについて読んでいる駅員さん?達のところに寅が顔を出し、ちょっとしたやり取りの後にオープニング。コントではなくポンシュウとお酒を飲んでなんやかんやした感じ。
一応これがオープニングコントだったのかな。


寅次郎役の渥美清が癌に侵された身体を押して出演したことやそのことを踏まえた上での演出等々、そして結果的にこれが最終作になったという点を考えれば、評価を高くしたいところではあるけれども、その辺のことを加味しないとやっぱり平々凡々とした回…
見ようによっては駄作かな(´・ω・`)

阪神大震災の被災地の人達にとっては良かったのかもしれないが、無理矢理な感じで宮川夫妻が挿入されて、ラストを韓国の民族舞踊かなんかで〆ちゃって、このシリーズを最後の最後で台無しにするような終わり方に思えた。

あと村山富市の視察映像に合成してるシーンも少し寒い感じがした。
初期作品の頃にあった大晦日だか正月のインタビューシーンは面白かったんだが。

泉と満男のことはどうでも良いw
そういえば前作の菜穂(牧瀬里穂)とはどうなったんだろうか。

タクシーの中でのリリーとの会話くらいだったか、良かったところは。


こんなことを言うと、身も蓋もないけれど、「男はつらいよ」はもっと早めに終了させるべきだったんじゃね(´・ω・`)? ボロボロになった渥美清が演じる寅とその状態でも撮影をするためにボロボロになった話の構成で良い映画なぞ撮れるはずもない。

何作も前からだけども渥美清以外の演者も年老いてしまっていて何とも物哀しい絵面になっていたのも観ていて辛かった。コメディ系のものはやめ時を見極めないと駄目だな。

この後に「男はつらいよ 寅次郎ハイビスカスの花 特別篇」をやっていたが、やっぱり、「ハイビスカスの花」を真の最終回と思う方が良いな(・∀・)