『ソーセージパーティ』を観た

ソーセージ・パーティー

食材たちは選ばれ、買われることを夢見て毎日陳列されている。きっと外の世界は「楽園」に違いないと。ソーセージのフランクは、パンで恋人のブレンダと結ばれ(合体♥し)ホットドッグになる運命だと信じている。ついに夢が叶う日が! 二人揃ってお客様がカートに! しかしテンションMAXではしゃぐ二人を乗せたカートにアクシデントが発生し、スーパーマーケットに取り残されてしまう。夢に破れ絶望するフランクとブレンダだが、実は命拾いしたことに気付く…なぜなら彼らは“食材”だからだ。「食われてタマるか!」 運命に逆う彼らの闘いがはじまる!

GooglePlayでレンタル200円だった時に観たった。
まあボチボチ楽しめた(・∀・)

全力で否定されてしまうかもしれないが、作品の体裁というか形式はズートピアと似てる気がするw 食べ物達に命を吹き込み、見た目が楽しい、面白い、色んな意味でおかしい作品に仕立て上げてるが、その中身は作成者の人類や世界の存在、宗教の捉え方や本当の意味での世界観が詰め込まれている風に思えてまあまあ面白かった。まあ或る程度人生を過ごし、その手のことを考えた人間にとってはそれほどの目新しさはないことなんだけれども、それをこういう形の作品に昇華させたところは評価したいw

下品な言葉や終盤の行為絡みでR15+指定を受けたようだけれども、終盤のカール絡みのシーンやレズビアンネタや中東ネタも際どいと言えば際どい気がするw レズ・中東ネタは比較的好意的というか肯定的な結果に終わってはいた。そういえばフランクとかって名前が一応あるのに、なんでフランクを付け狙う敵役の名前は「膣洗浄器」そのままなんだろうかw ダビデとかビデルとか適当に名前をつけてやっても良かったのはなかろうか( ・´ω・`) まあダビデだと中東ネタとかとかぶっちゃうか…

声優には有名所の俳優を起用していたようだが、日本語吹き替え版を観たのでその辺のことはよくわからない(ノ∀`)
カールの声をやってたジョナ・ヒルって「マネーボール」のピーターか(・∀・)


主人公のフランクが真実の書とも言えるべき本を入手する流れが結構好きw ステレオタイプな展開なんだけど、そこが面白いw

真実を公開した後の展開はガンツとか進撃の巨人のような人間が餌だったり虐殺される側であるストーリーの反撃展開を思い起こしながら観ていると、何とも奇妙な思いに囚われ、自分の中の人間のエゴを感じられて良いw

一番ラストのメタ展開は蛇足とも思わないこともないが、神とは言わねども、人類にとってより上の次元は存在するのだろうか、そしてそれは人類に理解出来るものだろうかという、ある種の好奇心を刺激してる感じがして悪くはない。

まあしかし色々考慮すると、お下品ネタはともかくも、あんまり若い子達には見せない方がいいのかもなぁと思う作品だった(・∀・)