都営団地のサラリーマン夫婦の間に生まれた赤ん坊の名前は太郎。パパとママは僕(太郎)の成長に一喜一憂する毎日。特にママは子育てに悪戦苦闘。おまけに子育てをめぐって嫁姑問題勃発。そのような中で僕が0歳から2歳になるまでの日々を描く。
これは本当にあらすじ通りの、ただそれだけのお話なんだけども、なんとなく面白い(・∀・)
昔の映画の面白さはその時代の風俗を知ることが出来るのと同時に、人間の営みや悩み等はどれだけ技術が進歩しても変わることはないなぁと思えるところだけれども、この映画にはそれらに加えて、テンポの良さや俳優陣の演技の秀逸さがあった。
若い人にはわからないかもしれないが、実際に結婚していてもしていなくても、或る程度歳がいっている人ならば、経験・見聞きしたことから、この映画は「あるある(・∀・)」的に面白いんじゃないかなぁ。子育て世代向けがメインターゲットなんだろうけども。
主人公である、ぼく・小川太郎役の鈴木博雄という人は役者にはならなかったのかな。ぐぐっても全然違う人がヒットする。いや、もしかしたら本人かもしれないけどよく判らないw 今年56歳~57歳くらいならもしかすると本人かもしれない。
パパ(小川五郎)を演じる船越英二は相変わらず上手い。息子とは大違い(´・ω・`)
よくいる駄目な旦那さんを好演してた。
ママ(小川千代)の山本富士子とおばあちゃん(小川いの)役の浦辺粂子もいい味出してた。
あとは京塚昌子とか岸田今日子とかが出てたな。ぼくの声は中村メイコがアテレコしてた。
そばがツルッと胃におさまるように、ぼけっと観ていても、スルッと頭に入ってくるような作品だったので、あんまり書くことがない(・∀・)
借りてまで観ることはないにせよ、BSプレミアム辺りで再放送していたら観てみたらくらいのお薦め度。今回はBS12のトゥエルビでやってた。