なんとなく第一作くらいの傍若無人の酷い寅次郎が復活した気がするw
大空小百合役の岡本茉莉ってこの後も何度か出てくるけど、
マドンナ回は志穂美悦子に変わるのか。なんでや(´・ω・`)
折角おいちゃん達が気をつかって優しくしてくれたら、
それはそれで切れる寅さんww 面倒くせえw
森川信のおいちゃんが今作で最後(´・ω・`)
「まくら、さくら取ってくれ」も聞き納めか。
博の母の葬式に何故か訪れた寅。最初は殊勝な感じであったけれども、
だんだん崩れていってコップとお菓子で丁半博打の壺振りを真似たり、
写真撮影でも一悶着起こしたり(ノ∀`)
『はい、泣いてー』は吹き出さざるを得ないw
博の父・飃一郎のりんどうの話を聞いてすぐに感化される寅さんw
受け売りをそのままとらやで打つけれども反応は薄い。
それもそのはずおいちゃん達にしても博達にしても、無意識のうちに
それを体現しちゃってるから。りんどうの話に感銘を受けるのは
寅のような流れ者や家族を顧みなかった飃一郎のような類のみだろう。
今回のマドンナは子持ちのきっちゃ店店主の六波羅貴子。
演じている池内淳子の名前は知っているけど、今まで観た映画には
出てきたことがないな。「喜劇駅前」シリーズや「社長~記」シリーズは
ほとんど観たことないし。テレビドラマの方で有名なのか。
貴子の苦境を救わんと頑張るも『色男、金と力はなかりけり』と
うまくいかず、せいぜいりんどうの花が関の山(´・ω・`)
今作では振られるわけではないので失恋はしていないとも言えるし、
落ち着いた定住を望む寅と刺激的な旅を望む貴子というすれ違いに
寅が恋を諦めたというか恋心を失ったという意味では失恋したとも言える。
隣家のりんどうは我が家のよりも色鮮やかに見えるということに
気づいてしまったのだろうか(´・ω・`) リンドウノハナハチリニケリ
この後のさくらが「一度は交代してお兄ちゃんに心配させたい」みたいな
ことを言うんだけどもこれがまた・゚・(つД`)・゚・
まあでも今作は少しだけ心が軽くなるようなラストで救われるよね(´・ω・`)