ある朝国鉄に、本日東京駅を出発した「ひかり109号」に爆弾を仕掛けたと、脅迫電話がかかってきた。犯人は今でいう「負け組」となった三名のグループで、新幹線に爆弾を仕掛け、誰も殺さず殺されずに巨額の身代金を得ようと完全犯罪を計画したのであった。終盤まで、犯人グループと警察当局・国鉄とのスリリングな駆け引き、そして乗客乗員らのパニックが続く。
色々としょぼかったり、突っ込みどころはあったけれども
期待せずに観たせいか俳優陣が良かったせいか結構楽しめた(・∀・)
1975年公開だから約40年前の作品。懐かしい日本の風景なども
観ることが出来て良かった。最近の車にしても何にしても
スタイリッシュというかカッコイイ路線過ぎて愛嬌がないな。
昔の車はダサいかもしれないけどなんか可愛い。
SLみたいにいつか0系新幹線が観光列車として復活しないかな。
( ゚Д゚)ハッ これが中年男性の懐古趣味というものなのか…
他の高倉健作品だともう少し高倉健に感情移入出来る部分があるんだけど、
この作品だとそうでもないw いつもより悪い人やで(・∀・)
高倉健が主役のようではあるが、宇津井健の方が印象に残るかもしれない。
千葉真一と千葉治郎が兄弟で新幹線の運転手をしててワラタw
あとは竜雷太や黒部進や藤田弓子が出てた。北大路欣也や丹波哲郎も出てた。
カメオ出演というのかチョイ役というのかそういう形での出演者も多かった。
途中で起きた火事で、こないだの有楽町火事を思い出したり。
あれは逆に新幹線が止まったんだけれどもw
作品にまつわる逸話が色々と面白いw
当初、東映は実際の新幹線車内や線路上での撮影の協力を当時の国鉄に申し込んだが『「新幹線大爆破」と言う映画のタイトルでは新幹線のイメージが悪くなるので「新幹線危機一髪」と言うタイトルへ変えるなら撮影に協力しても良い』と言う条件を提示され、東映側がこれを拒否。結局国鉄の撮影協力は得られず新幹線の実物大客車セットや模型を使って撮影が行われた。
結局爆破されないんだし、いいんじゃないかとも思うけど、駄目なんだろうか。
国鉄時代だったからかな?「新幹線危機一髪」だとなんか違うもんなぁ。
セットや爆破映像をこの作品で使用した後で他の作品で流用したというのは
やはり制作費の回収絡みということなんだろうか。確かに勿体無いんもんな。
本作は前述の日本国外パニック映画のヒットから製作されたが、日本ではヒットには及ばず、幻の名作として歴史の中に消えていったかに見えたが、日本国外で大ヒットし、特にフランスで大ヒットしたため、フランス語吹き替え版が逆輸入され日本で凱旋公開されることになる。但しフランス語版では、日本人でなければ理解しづらいと思われる犯人側のドラマはカットされ、沖田たちは単なるテロリストとして扱われた。
色々と酷い改変w まあでもそれで売れたならそれでもいいのか…な?
続きを読むと監督は不満そうだけどw
そう言えば最後の方は何で夜なんだと思ったけれども、スピードを落として走行してたからか。
劇中でどのくらいの速さで運行してたかは忘れたが東京-博多間は
区間は東京駅 - 博多駅で、総延長は1069.1km(営業キロは1174.9km)である。
東海道・山陽新幹線
ということなので100km/hでも10時間強かかるし、後の方で80km/hにして
もっとかかってるはずだから夜になっていても当然か。
そういえば何で「貨物5790列車」にのみ本物を仕掛けて、新幹線の方には
同重量の爆発しないダミー爆弾にしなかったのだろうか。
息子よ。・゚・(ノД`)・゚・。と思ったがラストはあれで良かったんだと思う。
ラストまでは良かったんだけど、エンディングテーマ?の音楽が
なんだか陽気な感じで「なんぞこれ(´・ω・`)?」という気分に
最後の最後でなったw
まあ何にしてもこれはこれでありだなと思った。