ス
ロ
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なブギにしてくれ
会社宛なら様じゃなくて 御中~(・∀・)♪
(´・ω・`)。oO(マッチ棒さん、中々出て来ないな…)と思いつつ観ていた。
しばらくして俺氏が頭で思い描いていた映画は「ハイティーン・ブギ」であることに気づいた…
1981年4月7日公開か…30年以上前の作品か…。あんまり良くわからなかった(・∀・)
夕暮の第三京浜をオートバイで走る青年は、白いムスタングから放り出された子猫と若い女を「拾う」。福生の旧米軍ハウスで男2人、女1人の奇妙な共同生活を送っているムスタングの男には、別居中の妻と子供がいた。ある日突然、同居男性が急死したことから、辛うじて保たれていた微妙なバランスが崩れていく…
観ていて思ったがゴロー(古尾谷雅人)とさち乃ってどっちかというと脇役のような気がした。
原作だとムスタングの男(山崎努)はちょい役らしいので、原作と別物と考えるべきか。
原作は片岡義男の小説。片岡義男という人の小説は読んだことはないけど、
当時は人気があったらしい。存命ではあるけれども、本人の意志で青空文庫で
何点か公開しているらしいから読んでみようかな…と言いつつ忘れちゃうんだな、
これが(ノ∀`)
どういうジャンルに分類されてるのか知らないが、ハードボイルドと
オサレ系を混ぜあわせた感じなのかな?テーマ主体じゃなくてストーリー主体の
映画で、それが最後まで垂れ流される種類のものなのではまらない人には
「で(・∀・)?」って感想になるような。
芳雄ちゃん出てるのか(・∀・)と期待して観たが、あっという間に退場…_| ̄|○
ムスタングの男の娘って、幼少期おしん役の小林綾子だったのか。たどたどしく
台詞を言っていた記憶しかない。
また岸部一徳が出てた。最近観た映画での岸部一徳出現率は異常w
この人は今までにどのくらい出演してるんだろうか…( ;・´ω・`)ゴクリッ
チョイ役で伊丹十三、奥田瑛二、石橋蓮司が出てた。
ゴローのバイトしていた牛丼屋のオカマ店長役の鶴田忍って
オカマ役でいつも出ている人かと思ったけど…年齢から考えると
違うかな…誰かと勘違いしてるんだろうか(´・ω・`)
関係ないけどwikipediaの項目では"牛問屋"になってるなw
牛の仲買商みたいだw
そういえば山崎努のバックショットヌードがあった(・∀・)ウホッ
浅野温子のヌードとシャワーシーンもあった(*´・ω・)
トレンディ女優と呼ばれた頃の浅野温子は別にどうでも良かったけど、
この映画の頃は可愛いねぇ。丁度20歳の頃か。
もう一人、ハーレーの女役の宮井はるみという女性がセミヌードに
なっていたな。昔の軽めの濡れ場シーンってパンツ一丁で男女が
抱き合って転がりあうイメージだなと思った。
この人は検索しても全くヒットしないからこれ一本だけ出演して
やめちゃったと思ったけど宮井えりなという日活ロマンポルノ女優?
81年にはロマンポルノから離れ、2月に京都、南座で、京唄子、鳳啓助と舞台で共演する。現在は引退。
とあるので宮井はるみ名義で芸能界に移行しようとしていたのかな?
輝男、敬子(浅野裕子)、由紀恵(竹田かほり)のくだりって何だったんだろう。
原作だともっと言及されてたのかな。まあムスタングの男のバックグラウンド
だから必要は必要だったんだろうけれども。と思ってぐぐってたら、2chのスレの
スローなブギにしてくれ@角川映画で答えがあった。
ミックスした別の短編の設定なのかw
浅野裕子(ひろこ)という人は後に作詞家、作家になったらしい。
竹田かほりは後に甲斐よしひろと結婚して引退したらしい。
ドラマ版「探偵物語」のかほり役だったらしいが全く覚えてないな(ノ∀`)
色々と合点がいかない作品と思っていたけれども、このレスを読んで何かがつながった。
BS11で初めて観て気づいたけど、この映画の登場人物たち(山崎・原田の
不良中年、古尾谷の身勝手な青年、浅野の放浪癖のある美少女)って、みんな完全に
監督の藤田敏八の自画像なんだよ。
藤田自身が家庭が大嫌いで私生活では何度も離婚してる人で、でもそうやって何度も結婚しては
家庭を壊してしまう自分の身勝手さもよく知ってた人。だからこの映画の誰も最後で幸せになれない。
浅野と古尾谷の仲はもう惰性になってて醒めてるし、山崎は心中未遂。初めの
方で死んでしまう原田芳雄などはたぶん藤田の野垂れ死に願望そのまま。
山崎に別れた妻子がいる場面も、リアルの藤田にも生き別れた実子がいたので、
藤田を知っている人は公開当時にあれを見て背筋が凍ったはず。山崎が荒れる
場面は藤田の自虐と別れた実子への贖罪。あそこで出てくる赤座美代子は藤田の当時の
奥さんだけど、現実でも赤座とも後年には離婚するというオチがついた。そういう背景が見えないとこの映画、全く分からないと思う。角川映画でここまで
自分を出す藤田敏八ってのも凄いけどね。
>>333
だから異常なまでにムスタングの男がクローズアップされていたのか(´・ω・`)
これは藤田敏八の"私小説"ならぬ"私映画"的なものなのか。まあこれが本当のことか
どうかはわからないんだけどもw
あと色々な感想サイトを見ても何故か一点だけ見落とされてるのか触れられない点が
あって、それは何の意味があるのかなと疑問に思っていた事があった。
それはムスタングの男が8mmカメラ?に撮られることを異様に嫌がる事。
なんで8mmカメラが出てくるのかという疑問もあったけれども、これが監督という
撮る側の人間が撮られるということを忌避するような何かを示しているのであれば
何となく納得が行く……でもこの部分が原作由来だったら的外れな推測だなw
しかもこの藤田敏八という人は元々俳優もやっていたみたいだしなぁ…8mmカメラで
撮影されたであろう映像がさち乃が共同生活ハウスに来た夜に上映されていたので
別の意味もあるのかな。ますますわからなくなった気もするw
ラストのさち乃の腹痛(陣痛?)は虫の知らせ的何かなのかな?
最後の心中相手をさち乃と勘違いしてる人が居るみたいだけど、顔を観る限りは別人だな。
「猫いなかったよ、今度は。」って言ってるし。ムスタングの男は最初の出会いの時点では
心中目当てではなかっただろうけれども、輝男の死、敬子との子の同居を経て、本妻との
離婚の為の旅行辺りからは心中というか現実からの逃避をしたかったんかねぇ。
自分だけが生き残るという最低最悪のパターンであったけれどもw
まだ少し書こうと思っていたけど、面倒くさくなってきたから、もうやめた(・∀・)