『二百三高地』を観た

二百三高地

名前と内容は何となく知っていたが、今までしっかりと観たことがなかったので観てみた。

まあなんていうか…三時間は長いよね(ヽ'ω`)


戦術等についてはよく知らないので乃木希典が有能であったか無能であったかは
わからないけれども、この映画での描き方だと理想主義者故に尚更に将兵の損失を
招いた指揮官って感じだねぇ。ぐぐってみるとそれは違うでぇという話も多くあり、
真相はわからない。まあでもただの無能が大将を続けられるものだろうかという
疑問がある。更に旅順攻略後の奉天会戦を考慮すれば、無能ってことは有り得ない
ような気がする。司馬遼太郎がいけないのかな。坂本龍馬も胡散臭いしw

幼い頃の厳格な養育や左目の失明を考えるとやはりこの人も強い歪みを持っていて
それが後の殉死にもつながった部分もあるんだろうなぁ。直接的には西南戦争時の失態、
子供を全て失った事、日露戦争の将兵損失の多さ等が関係してるんだろうけれども。

もしかすると殉死ではなく、いつからかはわからないが、常に存在していた自殺願望や
希死念慮を抑える軛としての子供や明治天皇がなくなった結果の自殺なのかもしれない。

乃木の自殺に対して

一方で上記の乃木の教育方針に批判的だった白樺派の志賀直哉や芥川龍之介などの一部の新世代の若者たちは、乃木の死を「前近代的行為」として冷笑的で批判的な態度をとった。

というような反応があったようだが、「将来に対する漠然たる不安」で自殺することは
当時の現代的行為だったんだろうかと芥川龍之介に聞いてみたい(・∀・)
「将軍」って読んだことないから今度読んでみるか。


兵隊側のストーリーはまあありきたりと言えばありきたりか。
あおい輝彦が演じていた小賀武志が最後の方でロシアを憎むようになるのは
変化球と言えば変化球かな?今どきのお花畑系反戦映画なら最後の最後まで
そのキャラクターを変えなさそうだけども。

小賀が冒頭シーンの片方だと思って観ていたので、物語の終盤までずっと、
「あれ?このままだと二百三高地を取っちゃうぞ(´・ω・`)?
その後で捕まるのか?」と的外れすぎる心配と予想をしてしまった(ノ∀`)

沖禎介(村井国夫)と早川純一(横川省三)だったのか。
高校生の頃、映画<二百三高地>を見て、冒頭とラストシーンには感涙しました。乃... - Yahoo!知恵袋

松尾佐知は夏目雅子だったか。最近huluで古い邦画を適当に観ていて
「綺麗系だけど名前がわからんな(´・ω・`)」と思ったら大体夏目雅子で
間違いがないw

木下九市はニーヌ・マッケンジー(新沼謙治)だったか。
微妙に柳葉敏郎に見えたが時代が違うなw

牛若寅太郎を演じていたのは佐藤允だったのかΣ(゚∀゚;)
なんか顔が違う。


政府、軍部側のストーリーは伊藤博文(森繁久彌)等が最初に沢山出て来て
誰が誰だかわからなくなった(ノ∀`)

児玉源太郎(丹波哲郎)と明治天皇(三船敏郎)はわかった。
乃木希典は(仲代達矢)だったのか。何故か三國連太郎だと思ってたw

こっちの方は特に言うこともないなぁw

乃木家に対する一般市民の手のひら返しが酷かったなw
まあでも自分もあの当時に生きていたら流れに乗って
あんな行為をしているかもなぁと思わないこともない(ノ∀`)

24時間休戦のシーンは本当にあったの(´・ω・`)?って思って
ぐぐってみたら、同じような疑問を持った人達が沢山居たw
脚色の部分もあるみたいだけど、まあ概ね事実なのか。
日露戦争の事で質問です | 歴史のQ&A【OKWave】

そういえばロシアはなんでバルチック艦隊なんて、あんな反対側に
あった艦隊を持ってきたんだろうか(´・ω・`)
他に艦隊はなかったのか。


過去の戦争映画を観ていつも思うのは「戦争反対ヽ(`Д´)ノ」でもなければ、
「軍隊カコイイ(・∀・)」でもなく、ただただ人間というものは過去の人間の
屍の上に現在を築き、いずれは自らの屍をその上に積み重ねるのだなということだけ。
これは戦争云々に限らず、芸術や文化、知識や技術、あらゆる分野に言えることだけども。


美しい日本、美しいロ………リータ(*´・ω・)? ← お巡りさん、こいつですヽ(`Д´)ノ