『皆月』を観た

皆月

「みんな月でした。がまんの限界です。さようなら」という手紙を残し去ってしまった妻・沙夜子(荻野目慶子)を追って、冴えない中年の男・諏訪(奥田瑛二)と義理の弟・アキラ(北村一輝)、そして知り合ったばかりのソープ嬢・由美(吉本多香美)がともに暮らし始め、そして旅に向かう…。

結構良かった(・∀・)

日活だからか沙夜子役の荻野目慶子と由美役の吉本多香美のヌードが(*´・ω・)
特に吉本多香美はこれでもかというくらいの露出であったw
奥田瑛二の裸と北村一輝の尻もあったよ(*´・ω・)うほっ

アキラの鬼畜ぶりが酷かった(ノ∀`)
何となく予測していたが、やっぱりそういう理由で諏訪に協力してたんだな。
由美とのことやらそれやらを含めて諏訪とは本当の義兄弟だったな(・∀・)

ラストは…どうだったんだろう、あのままでも良かったような気もするんだけどな。


吉本多香美はよくこんな役を受けたなと思ったが、元々ちょっと変な感じの人だったようだな。ウルトラマンのハヤタ隊員だった黒部進の娘だよなぁ。ぐぐってみたらなんか米国人と結婚して離婚して再婚して怪しい方向に進んでいるようだなw

奥田瑛二と北村一輝は良かったわ。特に北村一輝が。

実子(我孫子?)役の柳ユーレイはちょっと下手な感じがした。
沙夜子役の荻野目慶子はちょい役だった。
ベロニカは死ぬことにした」の婦長役だったか。


「皆月でした。がまんの限界です。さようなら」という言葉は予想通りだったかな。
でも"太陽"をどう解釈するかだな。実際の太陽と月の関係で踏まえると見えてこないような気がする。また、単純に愛という言葉で表現しようとしても駄目なような気がする。

自らに"価値"を与えてくれる、"価値"があることを認めてくれる存在が太陽か。
例えそれが利用"価値"であったとしても。アキラが太陽になり得なかったのは禁じられたものだからか。

由美の最後の叫びはそんな概念遊びを吹き飛ばし、諏訪を地上に引きずり落として人間に戻したのかねぇ(・∀・)?

原作はどうなんだろう。


暴力シーンや濡れ場シーンがあるので万人にお勧め出来ないけど、これはこれで観て良かった映画かな(・∀・)