『網走番外地 北海篇』を観た

網走番外地 北海篇

『網走番外地』シリーズの第4作。主人公・橘真一(高倉健)が走らせるトラックに乗り込む男女達の悲喜劇を串団子方式に見せ場の連続で描く。ジョン・フォード監督『駅馬車』をベースとしている。

特に期待せずに観たけれども、意外や意外面白かった(・∀・)
任侠物なのだと思ってみたが、任侠的要素はあったけれども普通の任侠物とはちょっと違う感じであった。どちらかと言うと「ギターを持った渡り鳥」系か。加えてこの作品はちょっと特殊だったのかもしれない。

弓子役の大原麗子が若くて可愛かった(・∀・)
最初の方はしっかりと観ていなかったので千葉真一には気づかなかったな。
橘に頼み事をしていた葉山がそうだったのか。
浦上役の杉浦直樹はちょっと渋かった。

刑務所内では11番(由利徹)と108番(砂塚秀夫)等の絡みや炊事班長 19番(山本麟一)のキャベツ食いとほとんどコメディーパートだったw 一応、鬼寅さん(嵐寛寿郎)の見せ場はあったけどw 途中で出てきたもう一人のオカマ 7番(吉野芳雄)は本当のゲイバーのママだったのか。

骨折母娘や心中娘、親分のけじめとイベント盛り沢山であったが、必須イベントであったかというとそうでもなかったかも。まあ一応みんな見せ場があるというか役割を消化している感じなので、なんだかなぁ感は控え目であったが。

終盤の鬼寅登場~ラストの展開はちょっと吹く。

まあ色々と面白かったな(・∀・)
昔ながらの音楽も良かった。