『男はつらいよ 寅次郎あじさいの恋』を観た

おかしい…これも前に観たことがある…(´・ω・`)
BSプレミアムでやってたのかな?

夢アチャラカは善光寺参りに訪れた老人(寅)が、貧しいながらも精一杯の饗応を
してくれた一家の為にふすまに雀の絵を描く。その雀達が絵が出たり入ったり
することが評判になり、その一家は宿を作って貧しさから逃れられたというお話。
どっかの昔話が元ネタだとは思うが、原話のタイトルはわからないな。
巨勢金岡とか狩野一派の誰かの話と融合してそう。

そう考えると大本は中国辺りの絵師の話が輸入されて人が変わって、更にそれが
変わったものかな?

雀達がアニメーションだったけど、ちょうどこの頃、実写にアニメを混ぜる
手法が流行ったりしてたんだろうか?

今回、OPはコントじゃなかったような…(´・ω・`)


とらやは最初に出て来るけど、寅は帰って来ないでOPで書いてた
葉書だけが届くという珍しい展開。

陶芸家・加納作次郎(片岡仁左衛門)の下駄の切れた鼻緒を直してあげる寅。
うん十年前の恋愛物の始まりかよ(・∀・) トラモイッテルケド
まあしかし相変わらずの大御所キラーだな、寅は。

お礼の酒盛りで泥酔し、翌朝、作次郎の家で目覚める寅。
マドンナ・かがり(いしだあゆみ)や近藤(柄本明)が登場。
近藤とのやり取りが面白いw

蒲原とかがりのことで作次郎が激おこぷんぷん丸になり、
その怒りが直接の原因というわけでもないが、叱咤の結果、
かがりは故郷の丹後に帰る。

翌日、別れの挨拶に来た寅に、作次郎はかがりに会いに行くよう頼み、
今までのお礼にと自身の作品を寅に送る。猫に小判、寅に茶碗だなw

頼まれた時は乗り気でないようであった寅であったが、そこは寅、
しっかりとかがりの実家を尋ねるのであったw

のんびりとかがりと会話をしていて帰りの最終便の船を逃し、
かがりの家に泊まることになる寅、男と女の緊張感が漲る
長い長い夜を過ごすことになるw これはエロスや(*´・ω・)

スウェーデン獲らぬはヴァイキングの恥やで、寅(´・ω・`) デモソウイウコトアルヨネ


とらやに帰って来て寝こむ寅。いつもの恋の病。
御前様やひそひそシーンと色々とワラタw

いつものように喧嘩して、いつものように寅が出立しようとすると
いつものようにマドンナ来訪、再登場。

なんやかんやで鎌倉のあじさい寺(成就院)で待ち合わせの手紙をもらう。
混乱状態になってトラックに轢かれそうになったりする寅とその周りのドタバタ。
OPコントの代わりなのだろうか。

デートの当日、さくらに付き添いを頼むも断られ、満男を拉致していく寅。
意気地がないのぅ(´・ω・`)

満男に気づいて、かがりがっかり。
満男も可哀想や。

結局のところ、かがりは旅先のアグレッシブな寅だけを見て惚れただけで
地元に居る時の寅に幻滅とは言わねども、やっぱり少しがっかりしてしまった
んだろうねぇ(´・ω・`) 寅もかがりに未練があったのに押しきれなくて…

帰りの電車で涙をこぼしてたなんて初めてのことではなかろうか。


ラストはかがりの近況を知らせる手紙の後に、旅先で偽茶碗を売る寅と
作次郎の再会。悪びれもせずにビールに誘う寅と責めもせずにからかう
作次郎とのやり取りは良かった(・∀・)