『ルパン三世』を観た

ルパン三世

紀元前40年代の古代ローマ。アントニウスがクレオパトラ7世に贈った"世界で最も美しいジュエリー"・・・<光の首飾り>に<真紅のルビー>を埋め込んだ究極の宝物・・・【クリムゾン・ハート】。それはかつて何者かによって盗み出され、以来、歴史の闇に消え去ってしまった。そして現代。ルビーと首飾りのそれぞれの所有者、アジアの闇社会を牛耳るプラムック(ニルット・シリチャンヤー)と、かつてアルセーヌ・ルパンの相棒だったドーソン(ニック・テイト)は、互いの秘宝を狙い合っていた。プラムックはドーソンを暗殺して首飾りを入手、【クリムゾン・ハート】を完成させた。ドーソンの遺志を継ぎ、ルパン三世(小栗旬)は秘宝奪還を誓う。

このamazonプライムビデオのあらすじ、合っているような、なんかちょっと違うような(´・ω・`)

面白くはなかったけど、それなりには頑張っていたというか、映画にしようとはしていたかなぁ? ”ルパン三世”という内容ではない、普通のアクション映画だとすれば……まあそれでもそんなに面白くはない凡百な出来か。

取り敢えず、作品内のトーンは一定というか統一はされていたとは思う。


比較的、小栗旬は頑張っていたような気がするw
物真似と言ってしまえばそれまでだが、一応、なりきろうとはしていた。普通のドラマの時の小栗旬よりは良い感じだった。

次元役の玉山鉄二と石川五ェ門役の綾野剛は顔の系統が元と違い過ぎるし、キャラもちょっとなぞり感というかなんちゃって感が酷い。

峰不二子役の黒木メイサは酷かった(ノ∀`)
もともと演技がアレなので、なんで峰不二子役に抜擢しちゃったんだろうかと思った。どうもこの映画は外国人俳優や英語で喋ってるシーンはアフレコにしているようなので、峰不二子も外国人で良いからもっと良い人を起用して欲しかったな(´・ω・`)
黒木メイサはおすまし顔だったら、まぁまぁ美人だけど、喋ると頬骨が目立ちすぎて微妙。最近亡くなった野際陽子を彷彿とさせる、正確に言うならばお婆ちゃんを彷彿とさせる感じになってなんだかなぁって観てて思った(´・ω・`)

原作者のモンキー・パンチが褒めていたらしい、浅野忠信が演じていた銭形警部もなぁ…
なんか泉谷しげるが常日頃演じる泉谷しげる的うるさ型警察官の物真似のように思えた。

ピエール役のキム・ジュン(韓国のアイドル)はなんで居た良く判らないw
ただの<丶`∀´>ぶっこみかと思ったが、マイケル・リー役のジェリー・イェン(台湾のアイドル)と同様に、アジアでの興行を見据えての起用か。
小栗旬、キム・ジュン、ジェリー・イェンはいずれも各国版『花より男子』ドラマのF4(学園を牛耳るFlower 4―“花の四人組”)を演じており、『ルパン三世』の制作に関わっているTBSが日本版『花より男子』ドラマを制作していることからの流れも関係してんのかねぇ。

マリア役の中山由香もなんかなーと思っていたが、これってこの映画の製作会社であり、小栗旬の所属事務所であるトライストーン・エンタテイメントの所属女優かw
バーターというのとは違うんだろうけれども、まあそういうことだな。あっという間に居なくなってあんまり覚えていないジロー役の山口祥行という人も同じ事務所の人か。元JACだったのか。

布袋寅泰とか世紀末にヒャッハーしてるジードみたいな格好をしていたサーベル役の吉野和剛という人はシルク・ドゥ・ソレイユ関連のショーとかにも出ていた人らしいんだけど、今年の4月に転落事故で亡くなったらしい…(´・ω・`) TDRの舞台の点検作業中に転落死してしまったようだ…

ロイヤル役のタナーヨング・ウォンタクーンって人はなんか男臭いハンサムというか、数十年前のアメリカ映画に向いてそうな顔だった(・∀・)


色々と駄目だったかなって思えた点を挙げようと思えば挙げられるような気がするけど、そんなことに時間を割くのは勿体ないのでやめておこう(・∀・)

ただ一つだけ挙げるとすれば
あの超絶スピードのカーアクションだけは凄い(`・ω・´)
観た人全てが違った意味でエキサイトすること間違いない(・∀・)