『清州会議』を観た

『清須会議』(きよすかいぎ)は、2012年に出版された三谷幸喜の小説。またそれを原作にし、2013年11月9日に公開された日本の映画作品。題材は1582年に実際にあった出来事の清洲会議(清須会議)を元にしたもの。

ざっくり言うと、信長死後の家督相続者を決める為に開かれた会議で、三男の織田信孝を推す柴田勝家と織田信雄を推す羽柴秀吉との対立を描いた映画。

コメディと言えばコメディだけれども、史実に基づいた話のせいか、以前の三谷作品ほどのコメディっぽさは少なかったかな。そういう意味合いでは三谷映画が苦手な人でも見易いかもしれない。

セットとか城下町のCG合成とかがしょぼかったが、ぼちぼち楽しめたので良しとする(・∀・)


決めるところでは決めていたので、大泉洋の秀吉も悪くはなかった。まあでも柴田勝家の役所広司や丹羽長秀の小日向文世辺りと較べてしまうとやや負けてる感は否定出来ない。寧役の中谷美紀は最初誰だか判らなかった(ノ∀`) 可愛いと言えば可愛く、演技力は申し分がないので、一瞬柴咲コウかと思ったが、やや頬骨が残念なのと声質が違うことから、中谷美紀であるという結論に到達した(`・ω・´) ソシテセイカイ

池田恒興役の佐藤浩市の小物感も良かったw 
村田同様、こういう役が似合うw

松姫役の剛力彩芽は下手ってまでは言わないけど、終盤のシーンでの凄みが足らんかったな。そこまでの普通のシーンは特に問題なかったが。

鈴木京香自体は良かったんだけども、さすがに35歳くらいであろうお市の方にはちょっと無理があったような気がしないでもない。撮影時は44~45歳くらいか。

このシーンが好きだ。
千石とは異なる単細胞役であったが、やっぱり役所広司は上手いのぅ(・∀・)

織田三十郎信包役の伊勢谷友介。
ほとんど端役に近いが、鎧と背景と長身というか長い四肢が映えて、このシーンでは決まっていた。
ここに立ち去る秀吉が加わり、更に良さげな感じになる。

他にもお馬鹿な信雄役として妻夫木聡、滝川一益の追手として西田敏行演ずる更科六兵衛が出てきたな。
『素敵な金縛り』の亡霊かw


まあ役所広司、小日向文世、大泉洋好きなら問題なく楽しめると思う(・∀・)