たのしいムーミン一家 / ヤンソン

長い冬眠から目ざめたムーミントロール。仲よしのスナフキン、スニフといっしょに海べりの山の頂上で黒いぼうしを発見します。それは飛行おにが落とした魔法の帽子で、中に入れたものの形や性質をかえてしまうのでした。ふしぎなスーツケースをもったトフスランとビフスランもあらわれて、たのしくて、ふしぎな事件が次々におこります。さあ飛行おには、ムーミンママのパンケーキを食べるでしょうか? ムーミンシリーズ第3作

( ´・ω・)アレ…?

これ第一作だと思って読んだんだけど、第三作だったのか…_| ̄|○

「冒頭で冬眠して、そこから目覚めて始まるなんて、上手い始まり方だな(・∀・)」とか勝手に思い込んでいた俺氏の間抜けさ加減を恥じたい(ノ∀`)


話自体はほのぼのした感じ。
若干、ムーミン谷の住民達にサイコパス感を覚えたが、まあ、そこは北欧の妖精達であると思えばw

以下、登場人物の羅列。

ムーミン一家
アニメ版に比べると、ムーミンパパは過去に、ムーミンママはハンドバッグに執着しすぎてる人のように思えたw

ムーミンは結構アクティブで男らしいというか少年っぽい感じかな。

スナフキン
なんとなく知っていたが、アニメ版に比べるとムーミンとスナフキンの関係がフラットな感じであった。また比較的子供っぽい部分があった。
アニメ版だともうちょっとスナフキンがニヒルで近づきがたい孤高の人のようなイメージだった記憶があったけど。

モラン
恐ろしい存在としてのモランって老婆なんだな…
スラブのバーバ・ヤガーとかと似たような存在が北欧にもあって、それが影響しているキャラなんかな?
この巻以降は出てこないのかな?

スノーク
スノークってずっと金髪のバッハみたいな髪型だと思っていたけど、もしかしてこの巻のトフスランとビフスランとモランの裁判で裁判官役を務めた時につけていたウィッグの印象が強く残っていただけだったのかなw

若干モラハラ気味なキャラだけど、なんか自分と似てるようなところもあるような気がするので強くは責められないw

なんやかんや言って妹のことを大事に思ってたりするし。素直じゃないけどもw

ノンノン
ノンノンってアニメ版の名前だったんだねぇ。
種族が違うのにムーミントロールにぞっこんで、非常に女性というか女の子としての傾向が強い。 ←※ここ、ポリコレ棒で叩かれるポイント

実は彼女には、固有の名前がありません。原作小説では「スノークのおじょうさん」と呼ばれています。スノークというのは種族名ですから、彼女を表す“スノーク族の娘”という意味の言葉は、たとえば“日本人の女の子”のようなニュアンス。
(略)
「ノンノン」と答えたあなた。さては昭和世代ですね!? 1969年に日本で放送された昭和版アニメ『ムーミン』(フジテレビ系)では、彼女はノンノンと呼ばれていました。演出家の大隅正秋(おおすみ正秋)さんからお聞きした話によると、アフレコの際、原作のままのスノークのおじょうさんでは番組を見た子どもたちが気軽に呼びかけづらいということで、音響監督の田代敦巳さんが、田代さん自身もお知り合いだった大隅さんの妻の愛称「ノンちゃん」からヒントを得て、ノンノンと命名したんだそうです。

「フローレン」と答えた方も多いのでは? 1990年放送の平成版アニメ『楽しいムーミン一家』(テレビ東京系)の製作にあたり、原作者のトーベ・ヤンソンから「ノンノンはnoやnonなどの否定的な言葉を連想させる」という意見が出たため、ムーミン童話が書かれたスウェーデン語名Snorkfrökenの“お嬢さん”にあたるfröken(フローケン)と、同じ語源をもつドイツ語のFräulein(フロイライン)から、フローレンと呼ぶことにしたといわれています。
ムーミンの彼女の名前は?

ニョロニョロ
好きなキャラクターというか種族ではあるが、特に目立った活躍もしなかったw
なんで気圧計を崇めているんだろうか?

ヘムレンさんとじゃこうねずみ
ヘムレンさんがムーミン一家と一緒に暮らしてるのは知らんかった。
じゃこうねずみは存在すら覚えてなかったというか知らんかった。

トフスランとビフスラン
ちょっと厄介な盗癖というか所有感覚を持ってる小さな夫婦。
憎めない可愛らしさがあった(・∀・)
台詞に言葉遊び的な要素があって、それはそれで面白かったけど、原文や英訳だとどうなってんのかねぇと思ったり。

飛行おに
外見やその行動からして、モラン以上の恐ろしい存在なんだろうなぁって思っていたけれど、そうでもなかった(ノ∀`)


なんやかんやで結構楽しく読めたかな。
機会があったら、他の巻にも目を通したい。
そう言えば…
 
 
 
 
 
考えてみるとミィが出て来てないヽ(`Д´)ノ