カテゴリー: 漫画

女帝 / 倉科遼 和気一作

『女帝 SUPER QUEEN』(じょてい スーパークイーン)は、倉科遼原作、和気一作作画による漫画である。芳文社発行の漫画雑誌「週刊漫画TIMES」に連載された。単行本は全24巻。後に刊行された愛蔵版や廉価版では、副題をつけずにタイトルを『女帝』としている。
(略)
主人公・立花彩香がホステスとして様々な修羅場をくぐりぬけながら成長し、後に「銀座の女帝」と呼ばれるようになるまでの半生を描いた物語。

女帝 SUPER QUEEN


取り敢えず紀伊國屋書店のKinoppyで無料配信されてた5巻までを読み、マンガ読破EXで残りを読んだ。 そういうビジネスモデルなのでしょうがないが、マンガ読破EXは広告が異様に出て来るが、それが我が家の回線の細さと相まって、読むのに非常に苦労したというかイライラした(#^ω^)

まあ無料で読んでおいて文句言うなという話ではあるw

今はマンガ図書館Zで「女帝」も「女帝花舞」も「順子」も無料で読めるみたい。多分白塗りじゃないと思うw
「女帝」の無料漫画一覧

ちなみにマンガ読破EXではアプリストアのガイドラインの絡みでセックスシーンはおろかおっぱいもほとんど白塗りで消されているw

掲載誌が掲載誌だけに女の裸(サービスシーン)は必須であったが、そんなやたらめったらに客と寝てしまうと彩香がただの売女になってしまうので、それを避ける代替案としてシャワーシーンがよく挿入されているようなのだが、それがこんな感じにw
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セックスシーンはこんな感じにw 一瞬、「あ、女帝って富樫もアシスタントしてたんだ(・∀・)」って思ったけどどうも違うらしい。
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このシーンはちょっと吹いてしまったw
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これはなんで扉に2つの話数というかタイトルが載っているのか謎だった。
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話の内容はwikipediaの概要に書かれた通りのサクセス・ストーリーみたいな感じ。
まあ話の出だしは

熊本でスナックをやっている母・麻里子と二人暮らしの立花彩香は容姿端麗・成績優秀な17歳の女子高生。大手建築会社の御曹司にして生徒会長である杉野謙一とは恋人未満の関係。謙一に恋し、常に彩香に敵対意識を持つ北條梨奈に絡まれる毎日。

徐々に性的な関係になりつつある彩香と謙一。嫉妬した梨奈はチンピラを雇い、彩香を襲わせる。間一髪、偶然通りかかった麻里子に救われた彩香であったが、麻里子はその数日後、謙一の父・謙造の寄越した地上げ屋達との口論の後に倒れてしまう。学校をやめて倒れた母の代わりに働こうとする彩香に、水商売に偏見を持つ謙一が襲いかかるが未遂。しかし自らの将来を守るために彩香に誘惑されたと主張する謙一。そして麻里子の死去。

故郷・熊本とその人々に愛想を尽かした彩香は、自分や母を見下した人々を見返す為、"女"という武器を使って成り上がる為に単身大阪へと向かう。

みたいな感じ。

話のパターンは

彩香が新しいお店に入る→(居る場合はライバルキャラとのいざこざ)→
なんやかんやで店に馴染んだり、上客をつかむ→(男女の関係になる)→
謙一や梨奈、前のライバルキャラ絡みで事件が起きる→
解決してほっとするも「まさかこのことが後の大事件のきっかけになるとは
この時は気づきもしませんでした」的終わり方

みたいな感じ。

あと定期的に人が死んだり、彩香と男女の関係になった人が居なくなったりするw
基本的にジャンプ漫画と同じような気がしないでもないw

梨奈はなんか化物だよね(´・ω・`) コワイオ
最後の大沢先生の番外編は良かったけど、梨奈と謙一のやつはなくても良かったかもしれないw

美樹ちゃんは幸せになって良かったね(・∀・)


一応、彩香のモデルとして田村順子という人はいるらしい。

「順子」という漫画もあるようだが、この人の実録みたいな感じなんだろうか?

ちなみに

本作終了後、掲載誌を日本文芸社発行の「週刊漫画ゴラク」に移して彩香の娘・明日香を主人公とした続編『女帝 花舞』が執筆され、

とあるので、ちょっと読んでみたい気がしないでもないw
どういう展開で彩香の娘が明日香を目指すのだろうかw?

と思ったらwikipediaに書いてあったのを読んでしまった…(ヽ'ω`)

続編「女帝花舞」の主人公で、母・彩香に反発して京都に家出し、伊達直人の紹介で憧れだった祇園の舞妓の世界で、「花街の女帝」となることを目指す。

そういうことか(ヽ'ω`)


内容が内容だけに水商売やヤクザに対して比較的肯定的であるのは否めないのでそういうのが好きではない人には向かないかもしれない。

まあぼちぼち面白いところもあったかなぁ…くらいで(・∀・)
良かった点は彩香を始めとして漫画内の登場人物達が歳を取っていくところだろうか。その辺の絡みで歳が行ってる人だと漫画内の号泣シーンにつられて涙してしまう人もいるかも← ワシヤ ワシワシ(´;ω;`)

影男 1/無音拳銃 佐藤まさあき

あらすじは、

暗黒街にその名を知られた『影男』。ナチスの開発した奇跡の拳銃は、音を小さくするのではなく全く無音で銃弾を発射できる、無音拳銃。その所有をめぐって政治家の錦城との暗闘…そして無音拳銃による総理大臣の暗殺と、望むと望まないに拘らず、権力や金欲闘争に巻き込まれていく影男。国宝級の仏像、ダイヤを争い、殺し合う悪人たち。影男自身は金も権力も興味はないが、無力な庶民が悪人どもの争いに巻き込まれて無残な目に遭うことを許せない。また影男に想いを寄せる女たちには、自分に関わると不幸になると、自ら身を引いていくのが常である。

あらすじにある通り、無音拳銃を手に入れた殺し屋・影男とそれを取り巻く女や悪人たちのお話。
つまらなくはないけど、昨今の漫画と比較してしまうとやや野暮ったかったり物足りなかったり。
まぁ、独特の味はあるので好きな人は好きかも。


能の楽器の音や擬音等がちょっと面白かったw

カッポーン(・∀・) カッポン カッポン カッポン カッポン
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チュチュンイーン(・∀・)
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作者の佐藤まさあきって知らんのぅ、古い時代の泡沫漫画家だろうか(´・ω・`)?

などと思ってぐぐってみたら、劇画界と貸本屋時代の大物やないかΣ(゚∀゚;)
劇画系はあんまり読まないのと貸本屋は年代的にかぶらないのでよく知らなかったんや…


全三巻らしい。続きを読みたい気もするが、"呪われた出自を持つレイプ魔の物語『堕靡泥の星』"や自伝漫画の方がちょっと気になる(・∀・)

蹴球七日 望月三起也

日本でも十指に入る大商社・LL八降商事(エルエル YABURE SHOJI,CO)の人事課に勤める英 順(はなぶさ じゅん)は、サッカー馬鹿。口を開けばサッカー、サッカー、頭の中も週に七日はサッカーのことばかりの蹴球七日。(但し、女に関しては別腹。別脳?)

そんな勤務態度や女性関係が祟って、鹿児島の系列会社・柄巣商事へと左遷される。左遷されたことよりも、九州三県で活動していたJリーグチーム 全日空が鹿児島を完全ホームにしていないことに不満を漏らす順であったが、電算室勤務の恋人のはからい(記録改ざん)により、社長として赴任することに。業績を上げて本社への復帰を目論む順を待っていたのは、とんでもない山奥のボロい家屋と高級下着メーカーの総代理店業務だった。

営業に行った奥野高校でサッカー部のコーチを頼まれるも軽やかに一蹴。しかし村で発見した唯一の美女とお近づきになれるチャンスと気付き、手の平返しでその任を引き受けるが…

無料配信で一巻だけを読んだが、結構面白い(・∀・)

ギャグ有り、お色気有り、たまに爽快感有りの「課長島耕作」と「甘い生活」が
ミックスした感じの漫画。一巻の段階ではサッカーは高校サッカー部のコーチの話
くらいしか出て来ない。二巻以降はどうなのかは不明。


これが主人公の会社での評価
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タイトルコール頂きました(・∀・)
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そんなことが可能なんか(´・ω・`)
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一応のマドンナ?
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作者の望月三起也

「狂」が付く程のサッカーファンとして知られ、熱烈な浦和レッズサポーターのみならず、『ザ・ミイラ』の監督、藤枝ブルックスのマスコットキャラクターデザインも手がける。

ということらしい。

掲載誌は夕刊フジだったらしい。(まんだらけだと週刊フジになってるが、そんなんあったんだろうか? 404になっとった(´・ω・`))
夕刊フジにどんな形で掲載されていたのだろうかと思ってぐぐる。
望月三起也オフィシャルファンサイト切り抜いたモノの画像があった。
4Pを新聞紙面の1/4のサイズで載せていた感じなのかな?


続きが気になるといえば気になるが、続刊を買うお金ない(・∀・)
漫画喫茶にあるかな?

蹴球七日 2~4巻 / 望月三起也

レッド 1969~1972 / 山本直樹

レッドを読んだ。

『レッド』は、山本直樹による日本の漫画作品。1969年から1972年の日本を舞台に、革命を起こすことを目指した若者達の青春群像劇。連合赤軍およびその母体となった2つの新左翼団体をモデルにしている。2006年より講談社の漫画雑誌『イブニング』にて連載を開始。

大分前に途中まで買って2巻くらいまで読んで放置していたが、8巻で完結したようだったので、最後まで読んでみた。

取り敢えず、まぁ、なんというか…
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
話が完結してねぇ…( ;・´ω・`)ゴクリッ ダマサレタヽ(`Д´)ノ


登場人物が異常に多いw
最初のうちは区別がいまいちつかないと思うw
主要人物はナンバリングはされているが、常にあるわけではないし。

分類的には群像劇になるのかもしれないが、一応、"赤色軍の岩木"と"革命者連盟の赤城"がメインと思って読んでいくのが妥当か。

まあ何時の世も頭が良いだけで世界を自分の頭で"認識"というか"定義"出来ない人たちは居るわけだけども、そういう人たちが"共産主義"という妄想というかシューキョーというかビョーキに罹って、社会から一層孤立し、自滅していくお話といった感じ。

ただの犯罪者集団だなw オウム真理教となんら変わらない。
オウム真理教と違うところがあるとすれば、教祖的絶対者はその場に居ない毛沢東等であり、常に自分が上位に立とうとして無駄なディベート闘争に終始しているところか。
そういう集団における狂気はある意味で笑えて面白いw

ちなみに山本直樹作品ではあるが、エロシーンはほとんどない。エロシーンと言えるのはせいぜい5箇所くらいかなぁ。まあ、エロ漫画じゃないからしょうがないけどw

8巻で浅間山荘事件まで行くのかと思って読み進めていたが、そんなことはなかった…(ヽ'ω`)
続編である『レッド 最後の60日 そしてあさま山荘へ』を買わにゃあならぬ。


山本直樹って静かな狂気系に合う絵柄だから、オウム真理教みたいな新新興宗教辺りのネタや昭和~平成の殺人事件漫画とかを描いてもいけそうな気がした。でもそんなの描いてたら病みそうだな(´・ω・`)

今連載してる山本直樹作品は『分校の人たち』くらいか。『あさってDANCE』とか『極めてかもしだ』みたいなコメディ作品を読みたいけど、もう無理か…(´・ω・`)