『リトル・パンダの冒険』を観た

リトル・パンダの冒険

ライアン(Ryan Slater)はアメリカに住む少年で、彼の両親は離婚していた。彼の父・マイケル(Stephen Lang)は中国のパンダ保護区でパンダの保護に従事していて二年ほど顔を合わせていない。そんな父から航空券入りの手紙が届き、父に会いたい気持ちと自分よりも仕事を優先する父に反発する気持ちに揺れ動きながら中国へと向かった…

これは子供向け映画だねぇ(・∀・)
パンダ好きとかなら観てもいいだろうけども。
話自体はあんまり面白くはないかな。

20年前くらいに中国へ行ったことがある人なら、懐かしい昔の中国の町並みを見ることができる。話の途中で綺麗な湖が出てくるがあれは九寨溝かな?

ヒロインであるリン(Yi Ding)があんまり可愛くない(´・ω・`)
キャラ的には冒頭に出て来た友達のジョニーの方がいいなw

ココシリ」と違ってハッピーエンドだった。


作品内ではパンダ保護区存亡の危機にあったものの、中国がチベットやウイグルを初めとする少数民族を迫害しても金や政治で利用可能なパンダを迫害することはあんめぇと思いつつ観ていたが、この作品が公開された1995年段階ではパンダ保護区は2つしかなかったようだ。

・臥竜自然保護区:汶川県、1963年成立、ジャイアントパンダ及び森林生態系を主に保護。
・蜂桶寨自然保護区:宝興県、1975年成立、ジャイアントパンダ及び森林生態系を主に保護。
・四姑娘山自然保護区:小金県、1996年成立、野生動物及び森林生態系を主に保護。
(略)
四川省のジャイアントパンダ保護区

公開翌年の1996年に四姑娘山自然保護区が追加されているがこれはジャイアントパンダを保護するものではなかったのか、或いはジャイアントパンダだけに限定しない広く野生生物を保護するという意図のものかな。

作品内でリンが語る話の中に"四姉妹の山"というのはおそらくこの四姑娘山を指してるのかな?

パンダの保護活動を読んでいくと途中で保護活動の変化が起きていて安心したけれども、安易に保護区を制定しても、周辺住民の生活が脅かす形であれば、何の意味もないと思った。食えなくなった住民が密猟者になるわけだから。

やはり保護区を作るなら、その保護区があることによって周辺住民が生活出来るようにするか代替の生活手段を用意しなければ長期的な保護は難しいだろう。
法で縛ったところで飢えた人間や一攫千金を狙う奴らには効果は薄い。
飢える周辺住民の腹を満たし保護に利益があることを示して地元密着型にする方が一攫千金を狙う連中への対抗策や牽制となるだろう。

まあしかし、人間が介在する保護活動ってどこまでが"自然"保護なんだろうかねぇ(・∀・)


少年少女の小さな冒険物やパンダが好きならって感じかな(・∀・)