『セント・エルモス・ファイアー』を観た

セント・エルモス・ファイアー

嵐の中、船乗りたちが道しるべとしたマストに灯る放電現象(=セント・エルモス・ファイアー)をタイトルに掲げ、友人の事故をきっかけに集まった大学を卒業したての若者たちがそれぞれの交流の中、やがて自分の道を見つけていくまでを綴った青春群像劇。

これといって凄く大きい事件が起きるわけでもなく、誰かに感情移入するってほどのこともなかったけれども、ぼちぼちでんな(・∀・)

大学なり専門学校なり、つまりは学生の身分から社会人になった時の感覚を覚えていたり、「フレンズ」等のグループ物のアメリカドラマに慣れていれば、なんかしら心に引っ掛かったり、それなり楽しめる感じかな。


基本的に登場人物は皆糞野郎か病んでるw
最初はビリー・ヒックス(ロブ・ロウ)がとんでもない糞野郎で話を引っ掻き回し続けるのかと思っていたが、それは途中までだった。その後は残りの皆で大騒ぎする。
皆ろくでもないw ビリーが一番最初に変化に到達したとも言える。

ケヴィン・ドレンツ(アンドリュー・マッカーシー)の想い人は結構早い段階でわかったけど、あんな形の終わりでいいのだろうかw

ジュールズ(デミ・ムーア)とウェンディ(メア・ウィニンガム)は方向性は逆だが家庭環境の問題を引きずり続けてるな。ビリーは普通におかしいし、アレック(ジャド・ネルソン)もビリーのことを言えない異常者だし、カービー(エミリオ・エステベス)も病的過ぎる。

辛うじてケヴィンとレズリー(アリー・シーディ)がまともっぽいが、レズリーもちょっとアレかな。

まあ何にしてもこの映画の被害者はキムだなw

こんなに沢山の俳優が出ているのに知っているのはデミ・ムーアだけ…
しかも観たことがある作品は「陪審員」だけだw


これは大学出たての頃に観たほうが印象が強く残るんじゃないかな。
まあ無職のおっさんが観てもそれなりには引っ掛かるところはあったが(・∀・)