『アルゼンチンババア』を観た

アルゼンチンババア

あらすじは

病弱の妻・良子(手塚理美)が亡くなった日、墓石彫り職人であった父・悟(役所広司)は突如失踪してしまった。母を失い、父も居なくなってしまった一人娘のみつこ(堀北真希)は茫然自失。偶然入ったマッサージ店でアルバイトをしなが日々を送っていた或る日、悟の車が町外れに住む変人アルゼンチンババア(鈴木京香)の屋敷で発見される。父を求めてみつこは怪しいアルゼンチンババアの屋敷へと向かうが…

みたいな感じ。

言いたいことはわかるが微妙って感じの映画だったw
映画館で観ることを前提に撮ったのか、声が小さすぎて聞き取れないシーンもしばしば。
ヘッドホンでも聞き取れないという人も居たから相当小さいんじゃないかな。

一時間くらい話が大して展開しないので退屈過ぎて死にそうになる。
原作自体が日本語と英語の対訳が載っていて153ページということなのでかなり短い内容を引き延ばしているのかもしれない。

まあそれぞれ妻の死から逃げた夫と母の死、正確に言えばそれにまつわる自責の念から逃げようとしていた娘が、異界の者としてのアルゼンチンババアと出会ったことによって化学変化を起こして話が展開していくという感じ。

異界の者が主人公たちの元に訪れるのではなく、主人公側が異界の者の領域に行くという形は珍しいが、それゆえにかアルゼンチンババアは能動的ではなく、脇役過ぎて薄い存在となっていて、それがイマイチに思える原因の一つかもしれない。


アルゼンチンババア役の鈴木京香があんまり変人ぽくないというか若いというか、深みがないというか、何とも引き込まれるところがなかった(´・ω・`)

演技自体が悪いわけではないが、変な人コスプレをしただけみたいな感じだったな。
「重力ピエロ」でもハチミツが出て来たな。鈴木京香の役がハチミツを取っていたか覚えていないけどw

悟の妹・早苗として森下愛子や近所の人達として岸部一徳や菅原大吉、とぼけた警察官としてきたろうなどが出ていたけど、無駄遣いぽかった。森下愛子は尺的にはそれなりに出てたけど、微妙な役どころだった。

マッサージ師見習い役として田中直樹が出ていたが、相変わらずの顔を作り過ぎなコント演技だったな。役所広司はまあ普通といえば普通。

早苗の息子・信一役の小林裕吉は(新人)ってなってたな。それ以降は何も出てないのかなと思ったが一年に1~2本くらいは映画に出演してるな。

「ステキな金縛り」にも出ていたようだが役名がないから、裁判シーンとかのモブかな?「あまちゃん」で審査員役で出ていたらしいw

監督の長尾直樹って人は知らないな。
何本か映画は撮ってるみたいだけど、CMがメインなのかな?


まあ堀北真希が可愛かったから、堀北真希好きなら観てもいいんじゃないかなくらい(・∀・)