『男はつらいよ 寅次郎ハイビスカスの花』を観た

夢アチャラカはねずみ小僧・寅吉w
寅小僧じゃないんだなw
渥美清の時代劇も観てみたいけど、あるのかな?

関係ないが、この日のチャンネルトウェルビでやっていた「泣いてたまるか」でも
屋根の上に登っていたようなw

タイトルバックは長椅子ひっくり返り。実際の長椅子であんなことは起きるのだろうか?


今回も「寅次郎わが道をゆく」のSKD映像と同様に沖縄の映像を結構長く流し続ける。
まあ貴重な昔の沖縄映像というばそうなんだけどもお話的にはちょっと不要か。

そのせいと言うわけでもないのだけれども、この辺りの作品の話の構成でよくあった
寅さんの柱とサブキャラの柱の二本構成ではなく、寅さんとマドンナの話だけで尺が
埋められている。沖縄の方で話が展開するということもあってかとらやシーンも
比較的少なかった感じ。

物語は、男はつらいよの真のマドンナと目されるリリーと博の再会に始まり、花見に
絡んだすったもんだで早々に寅の出立気分を高めて、そこに病気になったリリーからの
速達を投入する形で、ノルマを果たした寅を沖縄へと向かわせる。

花見に絡むやり取りはちょっと無理筋な感じがしないでもなかった。
沖縄への経路や飛行機に乗ることへの抵抗とその解決の流れはワラタw


「ハイサイおじさん」は元ネタを知ってから、聞く度に凄く微妙な気分になる(´・ω・`)
今回寅からの手紙が寅ナレで流れて珍しい気がしたけど、今までにもあったっけか?

到着直後は甲斐甲斐しくも、日が立つ毎にいつもの酷い言行に戻る寅。
偶然知り合った水族館のイルカ調教師・かおり(新垣すずこ)にちょっかいを出し始める。
リリーが居るのにこれはいけませんねぇ(´・ω・`) 今までも寅が酷かったことは何度も
あるけど今回の寅は今までにない酷さかもw 

今までの寅は常に一途であり、同時に二人の女性を相手にするようなことはなかった筈。
リリーはもう釣った魚ということだったんだろうか。

寅と所帯を持持ちたいリリーとそれを知ってか知らずかかわす寅、金と愛想が尽き果てて
リリーは単身本土へ帰り、寅は慌てて追いかける。

これは寅がかおりにうつつを抜かしたりせず、所帯を持つことに前向きだったらリリーは
寅に養われることも厭いはしなかったわけだから、やっぱり夢から醒めるきっかけは
嫉妬だったのかな。このシーンで邪推して高志へと喧嘩を吹っかける寅も最悪やで。

遠くから帰って来る時は行き倒れるのはパターンなのかw
まあ昔は遠距離移動が大変だったということもあるけども。

関係ないけど、かおり役の新垣すずこって他に何に出てるのかと思ってぐぐってみたら
“78年度のミス那覇に選ばれ現在は旅行社に勤務。”みたいなチラシの記述があった。
へー(・∀・)

富子(金城富美江)やかおりの同僚(比嘉美也子)も現地の人らしい。
病院シーンで出て来た知念医師はタイトルバックのコントとかに出てる津嘉山正種
という人なのかΣ(゚∀゚;) 何故か布施明かと思って観ていた(ノ∀`)

高志役の江藤潤は南極物語戦国自衛隊に出ていたようだがあんまり覚えていない。


現実であるとらやで語られるリリーの台詞の通りだなと思った。
遠く離れた沖縄でリリーと寅が共に見た束の間の真夏の夢。
これがこの作品の全てと言えなくもない。
思わず口を出た寅のプロポーズも冗談として打ち消される。
寅次郎相合い傘のパターンの逆か。

沖縄からリリーが去った後の時点で「時間も余ってるし、これどういう風にオチを
つけるんだろう(´・ω・`)?」と思い、このとらやの後にもやっぱり同様のことを
重ねて思ったのだけれども、最後まで観て納得した。
 
  
 
  
 
 
 
これは男はつらいよの最終回だわ(・∀・)


まあ実際にはこの後もシリーズは続き、48作目でまたリリーと再会するみたいだけど、
いや、これは最終回だ、間違いない(・∀・) イロンハミトメルワケニハイカナイ

所帯を持つことも出来ず、互いに自分を変えられないのであれば、
この形が正しいのだろう。現実的には暗い末路が待つとしても、
夢の世界であるならば、そのことを気にしてはいけいない。

映画にしても漫画にしても、完結できるかどうかわからないシリーズ物は、
こういった形での一区切りというか、有り得た最終回を用意すべきだなと思った。

このエントリを書く際にぐぐったが、この作品の特別編というものがあることを
知った。リリー四部作のうちの前二本の一部とこの作品をくっつけて、それを
満男の回想シーンとして展開するものらしい。ということを考えるとやっぱり
これは男はつらいよの有り得た最終回の一つとして考えても良さそうな気がする。


何はともあれこれは観て良かったかな(・∀・)
途中はいまいちなところが多かったけど