主人公葉月ルイ子が、少女まんが家、七尾奈美を脅迫する犯人をつきとめるサスペンスコミック。手塚治虫、藤子不二雄、永井豪などのまんが家が実名で登場、オリジナル原稿も提供しているエポックメイキングなコミック。
全三巻。一巻は無料配信で、二~三巻は108円くらいだったかな?
葉月 ルイ子
画像の通り、空手有段者の女子大学生。伯父である馬場からアメリカ旅行費用の肩代わりを餌に、事件解決の為、七尾奈美のアシスタントとして潜入する。昔ながらの少女漫画に出てくる典型的お転婆系主人公。まあ狂言回し系と言っても良い。
竜野 裕介
「少女セブン」編集部の七尾奈美担当編集者。28才。良い男で有能。 男の敵だヽ(`Д´)ノ
七尾 奈美
数年前に「クレッセントの城」という大ヒット漫画を描き、秀学社の稼ぎ頭となった美人少女漫画家。30才。綺麗だけどヒステリック。綺麗でもヒステリックな人は怖いよね(´・ω・`)
本名は鈴木節子なのか。
作中内漫画として「クレッセントの城」が数ページ出て来るが、男なのに女として育てられた男の娘の話なのかw
「リボンの騎士」を作中内でパロったのだろうか? BLと言っていいのだろうか。
芥川 信
チーフアシスタント。気難しそうな感じの人。33才。七年間在籍していて奈美よりも歳上。
名前からして原作者である芥真木がモデルなのかな。
二年目のアシスタント。22才。結構依怙地な性格で在籍していた同人グループを辞めたりしてる。
水上 淳一
色々なところを転々としていたアシスタント。自己顕示欲が強く、策を弄すタイプ。26才。
白川 こずえ
奈美のデビュー当初からのライバル。無茶苦茶仲が悪い(´・ω・`)コワイネ
馬場 編集長
秀学社「少女セブン」の編集長にしてルイ子の伯父。スター作家である"ナミさま"の原稿の為、ルイ子に事件の解明を依頼する。部下には強いが、奥さんには弱い模様(´・ω・`)
作中でマンガセミナー(雑誌掲載時の広告部分埋め?)等々で登場するおじさん。コロコロしていて可愛い(・∀・) 一緒に出てくるパンダは天使なのだろうか、それともこの漫画の連載開始時(1981年)前に死んでしまっていたカンカンやランランなのだろうか?
1巻のP75のところはなんでチマキおじさんになっているんだろうかw
ちなみにマンガセミナーは色んな要素で結構面白い(・∀・)
ひびきゆうぞうなのかな?
まあオチは何となく予想通りで、それ以外の部分は掲載誌が女性セブンであったことを考えるとナルホドと合点の行く展開であった(・∀・)
物語自体も楽しめたけれども、そのアシスタント達の話や愚痴は今でも通ずるところがあったりするんだろうなぁと思うとその部分も面白い。今の若い漫画家志望のアシスタント達が読んだ時、どんな感想を持つのだろうか?
このコンビは「離婚時代」のコンビなんだねぇ。あっちはもっと下衆い感じの話が多かったような。あっちの主人公は祐介とルミ子だっけか。今作ではそれをもじったのかな。
価格の安さもあるけれども、買ってそんなに損するということはない感じかなぁ(・∀・)