『ICO』をやった

生まれつき角を持つ少年、イコは、村のならわしに従い、生贄として岸壁に囲まれた島にそびえ立つ無人の古城「霧の城」へと幽閉される。しかし偶然にも彼を閉じ込めていた棺のようなカプセルが壊れたことにより、自由に城の中を歩けるようになった彼は、城の北側にある塔の檻に閉じ込められていた言葉の通じない少女、ヨルダと出会う。

ヨルダは城内を跳梁跋扈する黒い影のような化け物たちに狙われており、彼女を放っては置けないと感じたイコは、彼女の手を引き、城の南側にある城門からの脱出を試みる。
ICO

まあまあ面白かったかな(・∀・)

コンセプトというか雰囲気は良かったとは思うけど、PS2のビデオ出力でやっていたのであんまり綺麗な映像でプレイが出来なかったからか、

あくまでプレイヤー自身がヒーローとなり、美しく作り込まれた世界の内側にいることを実感できるような方向での娯楽性

と言ったものはそんなには感じられなかった。


プレイ開始時から序盤くらいまではワクワク感はあったが、あまりゲームとしての広がりがないことと視認性の悪さから、途中から若干飽き気味になってしまった(ノ∀`)
やっててつまらないってことはなかったけども。

でも多分、二度とやらないと思う(´・ω・`)

なぜならば…
 
 
 
 
 
 
俺氏は高所恐怖症気味だから…(´;ω;`)

もう、落っこちそうになったり、ジャンプして来たヨルダが落っこちそうになるのを見て、ドキドキしながらプレイするのが嫌なんやヽ(`Д´)ノ

鎖ジャンプ絡みで詰まって何度もやり直した給水塔のパートでは嫌な汗をかきまくり、コントローラーも嫌な汗によってベトベトになった…(ヽ'ω`)

世界設定とか雰囲気とかはよく出来ているとは思うんだけども、このゲームは高所恐怖症気味な人には決してお薦めしない…


ネタバレを含むヽ(`Д´)ノ
詰まってぐぐったところ
ピストンジャンプだけはわからんかったわ(ノ∀`)

上に掴まるところが有って、ピストンの上でジャンプするのかとまでは思ったが、タイミングが合わずに詰まった(ノ∀`)

あともう一回ぐぐったが、それはパズル部分そのものじゃなくて鎖ジャンプの方法。
途中まではほぼ△ボタンの背面ジャンプ(?)でクリア出来ていたが、給水塔のところで前面ジャンプの方法が分からず落下し続けて。

それまでに何回か意図せずに前面ジャンプはしていたが、どういう操作で出来ていたかはわからなかった(ノ∀`)

一応、鎖が行きたい方向に曲がっている(?)時に△ボタンを押せば良いようであったが、ページによってはXボタン、△ボタン+[方向]のように書かれていたりしていたw

Xと△は同じ挙動になるってことで、[方向]に関してはAボタンで鎖を揺らす時に必要がないのについつい押していたことから来た勘違い?
それともPS3版とかだと違う操作体系なのだろうか? クリアした今となってはどうでも良いと言えばどうでもいいがw

ストーリー
最初から最後までプレイヤーに詳しい情報がほとんどもたらされないゲームだったので、クリア後にぐぐって詳しい設定やストーリーの解説を読むことを楽しみにしてプレイしていたのだが、

本作ではゲームデザインを優先させ、その内容にストーリーをすり合わせるという形で制作が進められた。例えば主人公の頭にある角は本作のストーリーにおいて重要な要素を占めており、後には本作と『ワンダと巨像』との繋がりを示唆する記号となるが、開発当初は単に視認性を向上させるための目印としてつけられたものであった。海に囲まれ霧で覆われた城という舞台もゲーム機の処理能力の不足を補うために設定されたもので、遠景を細部まで表示しなくとも雰囲気が出せる手法として用いられた。

工エエェェ(´д`)ェェエエ工

これ大して深くまでストーリーが練り込まれてないのか…( ;・´ω・`)ゴクリッ

霧の城と角の生えた少年の生贄の関連とか光の剣とかラストのヨルダの黒くなくなった理由とかが明かされると思って、給水塔のところとか頑張ってやってたのにヽ(`Д´)ノ


取り敢えず、角の生える話は生贄として選ばれたという霧の城の女王の力として、問題は女王は封印されていたものなのかどうか、精神体なのか特別な種族なのかがよくわからない(´・ω・`)

ゲームシステム的に必須であったあの彫像の門がなんなのってのが一番の難題。まあゲームデザインの要求と言われてしまえばそれまでなんだけど。

何が問題なのかというと、あの彫像の門が光の剣のみでしか開かないのであれば、女王は霧の城周辺までにしか出てこれない、封印された存在だなって思えるのだけれども、"愛娘"であり、"魂の器"であるヨルダが開けちゃうとなると話がこんがらがってくる(´・ω・`) 

女王とヨルダが特殊な種族で血縁があれば、ヨルダにある能力が女王にないのは謎。女王も同じ能力を持っているとしたら、影を統べる者なのに光属性の能力を持っているのは謎だし、加えていえば霧の城に縛られ続ける理由が希薄になるし。最後、光の剣で止めを刺されるしなぁ…

父親が光属性だったのであれば、まあわからんこともないけども、なんか単性生殖というか1人で娘を生み出してそうな雰囲気だったし。

ヨルダがただの"魂の器"であるならば、"愛娘"とは言わないし、最後に「お前、この城の外だと生きてけへんで(・∀・)」みたいなことも言ったりはしないだろう…

と、考えた場合に女王はやっぱり封印とか制限された荒ぶる神的なような気がしないでもない。
何らかの罪を犯してより上位の神に罰せられたとか?


最後の一つ前の戦いは、かつて生贄として捧げられて来た角の生えた子供達の成れの果てだと思うから、光の剣で倒されることによって成仏したというか女王の呪いというか使役から解放されたのかなぁ?

だから最後女王が倒れて完全に支配から解放されて、ヨルダを目覚めさせ、イコを脱出させた…?

でもこの説だと、なんで一緒にヨルダを脱出させずに後から脱出させたのかって問題が残るw


ちょろっとイコのストーリー考察みたいなのをぐぐって幾つか読んで、あるページで( ゚Д゚)ハッとした。

54人の生贄の魂を使って、クイーンの「城の主」としての能力や女王の座はヨルダに受け継がれるはずだった。
ICOのエンディングなどについて(ネタバレ注意)

あ、そういうことかぁ(・∀・)

俺氏は何故か全然違う風に考えてた(ノ∀`)
大昔にイコの村の住民が神に背く大罪でも犯し、その罰として女王に仕え、生贄を出し続けて、最後の生贄が来て許された、つまりは贖罪の壺に後悔の涙が満たされて許された的感じでイコの壺が振動で落ちて割れたのかと(ノ∀`)

代替わりの為の生贄だとしたら、確かに話としてはすっきりする。


でもやっぱり、光の剣と女王の存在についてはすっきりしないな(´・ω・`)
まあ、そこまで深く作り込まれたものじゃないだろうから、この辺で考えるのをやめよう(・∀・)カーズ


結局、十数時間くらいかかったような…
まあ、プレイ状態のまま、違うことをしていて放置とかもあったので、もう少し短いかな?
なんやかんやで楽しんだ方だと思うので、良しとする(・∀・)デモモウヤラナイ

『ワンダと巨像』もいずれやろうかな……でもまた高いところを移動するゲームだったら嫌だな…(ヽ'ω`)