花の雨が降る ROCAエピソード集 いしいひさいち
2022年8月1日に自費出版された『ROCA 吉川ロカ ストーリーライブ』の新作エピソード集。作品はすべて『ROCA』本編が出版された後に描かれた新作をそろえている。『ROCA』本編の延長のストーリーではなくタイトルのごとく、吉川ロカと柴島美乃、ふたりのエピソードがバラバラと降って積み重なっていく。本文は48ページ。
出ることは知っていたけど、暑い中、コミティア(?)に行くのは厳しいし、通販で『ROCA 吉川ロカ ストーリーライブ』と一緒に買おうかなと思ってたら、kindleで出てたので速攻で買った(`・ω・´)ブツリショセキハイズレカウ
48ページなので、あっという間に読み終えた。追加のエピソード集なので結末は変わらないし、その後が描かれているわけではないが、美乃側の補完があり、なぜだか若干、本編で何とも言えない気持ちになっていた心が軽くなった気がした(・∀・)
宗勝の異常性は生育環境というのもあるんだろうけれども、彼もまた両親を失った子なんだよなと思うと、これまた何とも言えないモノを感じたり。
X(元ツイッター)で作者にお礼を言っているツイートがあったが、俺氏も日本語ラップ歌手のように「いしいひさいちにマジ感謝ヽ(`Д´)ノ」と連呼したい。
※尚、原画展に富士鷹ジュビロが行っていたらしい
サンガース 笠原倫 全7巻
密教者(サンガース)である主人公・聖崇は、人類に災いをもたらす108の「M」を倒すために来日する。菩提数珠でW浅野とつながれた崇は彼を相棒として、過酷な戦いに挑んでいき・・。
みぢっ
トータルで言えば結構楽しめた感じ。崇とW浅野との友情が育まれていく展開は良かったと思う。ただ、5巻段階で原案協力をしていた門脇正法が離れることになり、Mが登場しなくなり、話が広がらずにあっけなく終了してしまったw
この門脇正法って人は『プロジェクトX』のコミカライズみたいなのの原作をやっている人かな? 後に笠原倫も一冊くらいは描いているようだけど。
笠原倫は後に『どげせん』で板垣恵介と組んで一瞬ブレイクするけれども、最終的には喧嘩別れ(?)のような感じで、それぞれが同じ題材で違う漫画を描く結果になったことを考えると、あんまり原作者とは上手くやれず、自分で描きたいもの描くって感じの人なんかな?
誌面では「土下座観の違い」という柔らかな表現になっていたけど、実際に大きかったのは仕事観の違いだね。
具体的には作画や構成など、作品のさまざまな要素で満足するレベルが違ってたってことなんです。俺も自分の名前が載る以上は当然、自分の水準に満たないものは世に出せないから、「こうしたほうがいいものになるから直してくれ」と指摘するんだけど、彼には彼の基準があって「これでいいんだ」と自分の案を譲らない。そのうち「これくらいでいいんだ」って低い水準の直しが返ってくるようになったり。
「謝男 シャーマン」1巻刊行、板垣恵介インタビュー
村崎京介は思いの外、活躍しなかったw
"しめの川藤"の辺りの話は結構好き。
亜東力男が絶望した理由はなんだかなーと思ったが、キャラとしては悪くなかった。
紛争でしたら八田まで 田 素弘 1~2巻
イギリスに本社がある企業に地政学リスクコンサルタントとして勤める八田百合。彼女の仕事は、地政学に基づいた知性と、ちょっとの荒技で世界中の事件を解決すること。そんな彼女に依頼を出してきたのは、ミャンマーにある日本の企業だった…。
へーそうなんだー(・∀・)という感想が先に来る漫画だった。面白かったは面白かったけれど。
「歴史は地形から作られる」というどっかの学派の教授の一言を聞いて、雷を受けたかのようになったことが昔あった。
なるほど、地形や地質、緯度等により天候等を含めた自然環境が異なり、その結果として生育する植物動物が異なり、それに影響されるであろう衣食住、それをベースに育まれる言語、習慣、文化が人々の行動を律し、その結果として歴史が積み重ねって行くのかと。
それと似たような感覚を思い出させてくれる作品かな。
あと、プロレスが好きな作者なんだなと思いました(・∀・)(小並感)
おしとね天繕~ゴールドフィンガー~ 山口譲司
「具合良ければすべて良し!」
雑誌「スーパージャンプ」「オースーパージャンプ」で連載していた、稀代の色事師の活躍を描いた美女あり、笑いありの人気エロコメディ『おしとね天繕』が大復活!
女の園〈大奥〉で勝手放題を許された唯一の男、床与方筆頭会釈・皇天繕(すめらぎてんぜん)――人呼んで「おしとね天繕」が千を超える正室、側室、奥女中らの性の悩み、城内の〈性治〉問題、将軍の夜の相手捜しを華麗に、そして淫靡にぬぷっと解決する!!
まあエロ漫画ですわ(・∀・)
正確に言うとエロコメディ漫画ですわ
笑えるは笑える回はあったけども、なんぞこれ回が多いw
SJ時代は知っていたけれど、その後、コミック乱ツインズでちょっとだけ連載していたものを単行本化したものの模様。
山口譲司は今もリイド社で違う作品を描き続けているみたい。
グランドジャンプでやってた『不倫食堂』って21巻も出てるのか Σ(゚∀゚;)ナゲェ
GS美神 極楽大作戦!! 椎名高志 全39巻
今や除霊は最先端のビジネス。もはやこの日本に幽霊を住まわせる土地などないのだ。経済活動を妨害する悪霊たちを退治する、それが「ゴーストスイーパー」の仕事である。横島忠夫は、そのゴーストスイーパーの一員だ。美神除霊事務所の所長である美神令子をサポートし、さまざまな現場に出向く――。ナイスバディーの霊能力者・美神令子は、凄腕の除霊師。今日もアコギに稼ぎます!!
サンデーうぇぶりで読了。面白かった(・∀・)
途中まで忘れていたが、よくよく考えてみると、俺氏、昔この漫画20巻くらいまで持ってたわ(ノ∀`)
以前読んでいた時は特に気が付かなかったが、結構、高橋留美子の『うる星やつら』の影響を感じたので、作者の椎名高志が高橋留美子のアシスタントだったのか…でもそんな話は聞いたことがないなと思ってぐぐってみたが、やはりアシスタントとかではなかった模様。でも奥さんの清水彩という人は元々は高橋留美子のアシスタントだったらしい。まあ、結婚した時期がいつかわからないので、これはただの勘違いというか勝手な思い込みかもしれないw
と思ったら、
椎名 その頃は高橋先生が描いたものを研究していたくらいで。例えば40ページの短編だとしたら、「10ページ目でここまでいってなきゃいけないんだ」「20ページ目でこういうことが起きて物語が展開しないといけないんだ」みたいな。そうしたテンポ感のクオリティが先生はとても高いので、困ったときは読み返したりして参考にしていました。
高橋留美子×椎名高志、相思相愛リスペクト対談「半妖の夜叉姫」コミカライズ1巻&「MAO」11巻発売記念
ということなので、個人的なリスペクトがあったみたい。
上のインタビューで、意図せずしてルシオラの人気が大爆発してしまって困惑する事態になったことを吐露していて面白いw
これでルシオラENDにしていたら『GS美神100%』とかにタイトル変更をしなければならなかったな…
隊長(美神ママ)と髪の毛があった頃の富士鷹ジュビロ唐巣神父のスピンオフとか読みたいけど、『半妖の夜叉姫』とか猫様の寝かしつけ及び添い寝で忙しいから無理だろうねぇ…( ゜σ・゚)ホジホジ
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