30代はまだキレイ 内田春菊
「30代はまだきれい/30代はまだ若い/これから女を楽しむの/素敵な人生まだ続く/ウォウオーイエイ♪」(本文より)
仕事も、恋も、友情も、結婚も、出産も、美容も、セックスも――
迷いながらも全力で生きる女性は、まぎれもなくキレイなのです!
内田春菊が過去を振り返りつつ30代の女性たちをストレートに描いたオールカラーマンガ&エッセイ!
女性向けの作品ではあるものの、まあ、これはこれで面白かった(・∀・)
内田春菊は凄まじい過去があるというか現在進行形で波乱万丈な人生を送っているんだねぇ。
バンドとかやっていたのは全然知らんかったわ。
人にとって、これから先の人生のモデルになることが多い出身家庭という最小の社会が異常だったのに、破滅的最期を迎えずに金を稼いで子供を4人も育てているのは凄いねぇ。結婚離婚を繰り返すという試行錯誤はあるものの。
でも子供の名前はどうなんだろうかとは思ったw
長女は"人間横丁"というお笑い芸人コンビの片方らしい。
ダンドリくん
ダンドリとは、よどみなさなり―――ダンドリくん。彼は、いかに段取り良く暮らすかを常に考え、生活している。時には失敗や発見もし、奇妙な友人たちとの交流も交えつつ、「輝ける日常」を模索する、彼の生き様に学べ!! 「孤独のグルメ」「花のズボラ飯」の久住昌之、久住昌之との長年のコンビで「食の軍師」等をヒットさせている泉晴紀による「泉昌之」名義での90年台最大のヒット作、電子書籍にて完全復活!!
1巻は「サラリーマン編」で1話8P、2巻以降は「荻窪フリーター編」で1話6Pの模様。
月一連載から週刊連載に変わった影響なのだろうか。
唐突にアフリカ取材の話が挿入されたりしているが、ネタ切れがちだったのか、単純に久住昌之が経験したアフリカ旅行を盛り込みたかったのかは不明。
30年前くらいの世相的なものも読み取れるので、それはそれで楽しいかなぁ…?
大学時代のサークル仲間とのやり取りがメインとなり、2巻以降は1巻の鼻をつく感じはいくばくか軽減されていて読みやすい。ダンドリとミドリのその後はどうなったんだろうか…( ゜σ・゚)ホジホジ
女優 倉科遼/和気一作
ネオン劇画の金字塔「女帝」を放ったゴールデンコンビが贈る傑作コミック「女優」が【超!合本版シリーズ】に登場…!! 日本を代表する大女優の半生を描いたストーリー。芸能界のさまざまな困難に直面し、時に大きな窮地に遭遇しながら、大女優への階段を上り詰めていく。
なんかある → 女優魂と機転で乗り越える → またなんかある → (ry という展開の繰り返しかな? まあ、つまらなくはなかった。最後はまあ、こうなるよね的エンドで。
読んでいて、そういえば三田佳子の次男の高橋祐也は5度目の逮捕されてたなと想起してしまった。この先、また逮捕回数を増やしていくのだろうか…
サイクル野郎 1巻 荘司としお
「夕焼け番長」(原作:梶原一騎)、「チャレンジくん」の荘司としおの自転車旅行をテーマにした代表作、一挙刊行。
第1巻「日本一周旅行の巻」
人生の目標を持たずその日暮らしをしていた中学三年生・丸井輪太郎は、自転車レースに出場し、奇跡の同着優勝を果たす。この経験から、自転車のおもしろさを知った輪太郎は、日本一周2万キロの自転車旅をすることを決意。だが、それは中学生にはあまりに無謀な挑戦だった!(原書:1974年8/1刊行)
1971年から1979年まで『少年キング』で連載されていた漫画らしい。
かなり人気があったのか37巻まで続いてた模様。
今のアラ還くらいの人が子供の頃読んでた感じかな?
つまらなくはないので、昔の文法や表現の漫画なので、その辺が大丈夫なら楽しめるとは思った。
各巻の概略を記したサイトがあった。 サイクル野郎
あおのたつき 安達智 1-2
江戸最大の遊廓、新吉原。生者と死者の情念が渦巻くこの街で、気がつくと見知らぬ神社に迷い込んでいた、売れっ子遊女のあお。そこは強く霊験のご利益を求める者のみが辿り着くという、浮世と冥土のはざま『鎮守の社』だった…! 社を訪れるのは、美しくも悲しい過去を背負った遊女ばかり。魂を導き、救うために…宮司の楽丸とともに、あおは彼女たちの人生を紐解いていく——!
絵は可愛らしい感じなのだが、恨みを持った遊女関連の話なので、読んでいて色々と哀しくなってきたりする(´・ω・`)
これがエロ漫画やレディース漫画系ならなんやかんやでせっくるして云々という感じなので特にどうということもないのだが、そういう系統ではないので、なんだか哀しい気分になる。勿論、最後はあおや楽丸の働きによって浄化されるんだけどね。
作者は3人の子供を育てつつ、連載してんのか Σ(゚∀゚;)
Webデザイナーをしていたからか、業務分担というか、上手くチームを作ってやっていっている模様。
漫画『あおのたつき』と『丁寧な暮らしをする餓鬼』の作者は同一人物! その創作の原点と今後の展望に迫る――新刊発売記念座談会
漫画家超残酷物語 唐沢なをき
「私は今作を初めて読んだ時、ポロポロと涙を流した。醗酵臭が目にしみたからである」呉智英(解説より) 漫画に青春を懸け、苦しみ悶え這いずる者たちの、耳を塞ぎたくなるような、あえぎを聴け! 『まんが極道』(第16回文化庁メディア芸術祭 推薦作品)『まんが家総進撃』と、漫画「業」を、活写し続ける著者の原典が、描き下ろし作品を加えて奇跡の復活!
※本書は小学館にて2005年に発行された「漫画家超残酷物語」に描き下ろし作品を加えた増補版となります。
相変わらずのお下品お馬鹿展開ばかりだけど、まあまあ楽しめたw
唐沢なをき作品は時々俺氏の鑑賞限界を超してしまっていて、読むのを止めてしまうことがあるのだけれど、この作品は最後まできちんと読み終えることが出来たw
元ネタの永島慎二の『漫画家残酷物語』を読んだことがないのでいつか読もう(・∀・)
って、マンガ図書館Zにあるな。読まなきゃ。
葬送のフリーレン 原作:山田鐘人/ 作画:アベツカサ
魔王を倒した勇者一行の魔法使い・フリーレン。彼女はエルフで長生き。勇者・ヒンメルの死に何故自分が悲しんだのかわからず、人を “知る” 旅に出る。フェルン、シュタルクと “魂の眠る地(オレオール)”、今は魔王城がある場所を目指す。
魔法使い試験を終え、さらに旅路を歩む。出会いと別れを経て北部高原へ進み、遭遇するは七崩賢・黄金郷のマハト……そこでの物語は、黄金都市に残る記憶を投影し、人類と魔族の特異な関係性を浮かび上がらせる――
英雄たちの “心の内” を物語る後日譚ファンタジー!
アニメ放送開始の絡みで、サンデーうぇぶりで10巻まで時限無料公開をしていたので、読んでみた。
これは…( ;・´ω・`)ゴクリッ
単純にキャラクターや表面のストーリー部分を追う分にはまあまあ面白い(・∀・)ってくらいなんだけども、その底に秘められたテーマとも言える、生きる意味、生きた証、自己と他者、死と別れ、悲嘆と生き残った者の再生といった深い部分は、読者の年齢によっては、その心に深く突き刺さると思う。
取り敢えず驚いたのは、この漫画の掲載誌が『少年サンデー』ということ。
アニメ放送開始絡みとはいえ、かなりの巻数をサンデーうぇぶりが大盤振る舞いで公開してるから、てっきり「Web連載の漫画なんやろな(・∀・)」と思っていたわ。だって内容が、ファンタジーの皮をかぶったグリーフケア的物語ですし(´・ω・`)
少年少女や若者達に人気が出て人口に膾炙することを願うと同時に、俺氏と同じくらいの40~50代のおっさんおばさんにも是非とも目を通してもらいたい。既に親を亡くした人も、その日が近い人にも、心の琴線に触れるどころかかき鳴らす何かがあると思う。
もう一つ驚いたことは、アニメの出来が凄いヽ(`Д´)ノ
作画といい、音楽といい、声優の人達といい、こんなにもお金と労力を費やして丁寧に作り上げて、最後まで完走できるのかなと心配になるクォリティだった。原作では時間経過を表す一コマシーンをきちんとアニメ化したり、戦闘シーンはバリバリ戦闘アニメしてたし…
取り敢えず読み続け、観続けようと思いました(・∀・)(小並感)
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