マイコン刑事 下條よしあき/鷹見吾郎
警視庁・特捜一課に配属となった矢崎大介・22歳は得意とするマイコンの知識を駆使し数々の難事件・凶悪事件に挑んでゆく!!ここ数日都内で続出しているバイク銀行強盗事件。手がかりすら掴めない捜査陣に世間から非難の声が挙がる中、大介はマイコンで次に犯人が襲う銀行を特定して……!?諸事情によりお蔵入りになった幻の単行本未収録分を追加、さらに本文に加筆修正を加えた完全版!
最初のページの作品説明を読んで、「へぇ、すがやみつる以外にこういうのを描いてた人が居たんだな(・∀・)」と思ったのだが、実は原作者の鷹見吾郎がすがやみつるの別名義だった(ノ∀`)
最初の方はポケコンを使ったりしてるが、そのうちにデスクトップのマイコンへと移行し、しかも物語の中でそれほど重要なツールではなくなっていくw
どちらかと言えば、原作者か作者の趣味か、車やバイクのカーアクション、ガンアクションがメインになっていったような気がする。三巻で凶悪犯罪専門の特捜一課へと生まれ変わるのだが、一巻で出てきた、バズーカをぶっ放しまくるブラックサラマンダーは出てこなくなり、代わりに単発の武装集団、銀行強盗、麻薬組織、普通の殺人事件等々が捜査(駆除?)対象となっていった。
『西部警察』の影響とかもあったのかなぁと思ってしまう部分も多々あった。
月刊少年チャンピオンで1982年2月号から1985年4月号まで連載されていた模様。昭和57年-昭和60年頃の作品ということか。
主人公のマイコン刑事。22歳。頭脳明晰なだけでなく、バイクや車を手足のように使いこなし、射撃の腕も優れている。アメリカ留学経験有り。
20歳。神村元造の娘。大介に惚れている。お色気要員で何回かさらわれたりしてる。父譲りの投げ手錠が得意。
48歳。大介達の上司で由美の父。後に特捜一課課長に就任する。たまに調子に乗ってる時もあるが、基本的には真面目かつ頑固で、いつも大介たちに怒ってるw
7巻中盤で登場。大阪府警から特捜一課に異動して来た。上には弱く、下には強いポリシーを持つ、ちょっとちゃらいチンピラキャラ。大介のコンピューター捜査にケチをつけ、自身の"カン"ピューターに自信を持っている。由美のことが好き。
呆気なく殉職したり、高原刑事を除き、出てこなくなったり出てきたり、そのまま居なくなってしまうキャラもいたw 第一話だけでそれ以降見かけた記憶がない捜査一課長・杉浦というキャラも居た。
ネタバレを含む
現代の進歩したIT環境に浸った人間から見ると、ずいぶんと古臭い感じがしてしまう部分も多々あるけれど、連載当時はかなり先進的な内容を取り扱って居たのではないかと思う。
昭和の頃の刑事ドラマのノリとか、IT以前のマイコン時代が好きな人なら楽しめるかな(・∀・)?
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