アニメ版『冒険してもいい頃』を観た

実写版の『冒険してもいい頃』2作を観終えたので、ついでにOVA版3作も視聴した(`・ω・´)

一応、3作目はほぼ原作準拠だけど、1作目と2作目は原作の内容を少しだけ変更したり、オリジナルキャラを追加してる感じだったわ。

エロアニメはほとんど観たことがなかったので、この作品群の出来がいいのかどうかはよくわからない(ノ∀`)

製作会社は株式会社KnacKナック(現・株式会社ICHIイチ)。
Wikipediaの『冒険してもいい頃』の項目には、1作目だけはアダルトアニメで、2作目以降は一般向けOVAとなっている。
加えて言うと実写版『冒険してもいい頃2』も手掛けたような記述があった。

ただ『冒険してもいい頃2』は製作:株式会社:セイヨー 製作協力:株式会社シネマハウトとあり、ナックの名前がない。
但し、企画のところにナック設立の発起人の一人である"西野聖市"の名前があり、その辺のことを言っているのかな?
※ナックは設立してすぐに他の発起人は離反したとあるw それはともかく新会社名のICHIは"市"から来てるのかな?

シネマハウトの佐々木啓というプロデューサーは佐々木史朗という有名な映画のプロデューサーの血縁なんだろうか(´・ω・`)? 佐々木史朗の項目にはシネマハウトの名前はないけれど、アルゴ・プロジェクトではシネマハウトの所属のように記載されてる。それはどうでもいいのだけれども、アルゴ・プロジェクトで製作・配給された『櫻の園』に出演した縁で大原麻琴は『冒険してもいい頃2』の主演になったのだろうか? 凄くどうでもいいことなんだけどもw

更にどうでもいいことなのだが、

を見ると、音楽プロデューサーは内田裕也で、音楽はPARIS-TEXASという名前を聞いたこともないバンドである。

名前をぐぐってみても、海外の同名の二人組ユニットばかりが出てきて、全くヒットしないw
元々は1984年公開の『パリ、テキサス』という映画に由来するバンド名なのだろうとは思うがよくわからない。

曲名と一緒にぐぐってみると中古販売のサイトでCDジャケットが見られた。
五人組の男性バンドかぁ…と思い、更に製作レーベル(?)であるテイチクエンタテインメントの項目を見てみると、記載があった(・∀・)

後に内田裕也トルーマンカポーティロックンロールバンドとして活動していた模様。
つまりあのCDジャケットの写真の中に内田裕也が居るのかな?
まあ内田裕也も亡くなっているから、今は活動していないんだろうけれども。

ほんとどうでもいいことを調べてしまった(´・ω・`)

どうでもいいついでだが、曲名のスペルが間違ってるような気がする…

初挑戦!AV業界!!(1989年)

1巻の2/3までくらいのアニメ化。

上述の通り、特に原作と大きな乖離はない。
ただ、アポロ企画が金を借りている悪徳金融屋の金倉という追加キャラがいたくらい。

こいつは美和さんを狙ってる感じではあったが、特にストーリー展開に大きく影響するようなキャラではなかったw

1作目と2作目はOPが共通だったような。
アニメ版の小金井純兵。
巨根はアニメでも健在です。もっと巨大化したりする。
氏木社長と石川。
ちょくちょく実写映像を取り込んでいたような気がするけど、
制作費削減の為だったのだろうか?
オリジナルキャラ・金倉
美和を狙ってます。
志乃原千恵とも原作通り。ここでも実写取り込み。
ここもまあ原作通り。
その後も原作通り。

青春!燃えてクランクイン!(1990年)

借金返済で資金が尽きてしまったアポロ企画の面々は、次作の製作資金を稼ぎ出す為にホストクラブでアルバイトをすることになり、純兵は客として来ていた美那佳子と気に入られ、南都コンチェルンの南都大吾に紹介してもらうことに。たまたま暴走族に襲われていたアイドル歌手の三上翔子を助けて知り合いにもなる。

4巻の『誰が涙を見たのか』製作の話辺りのアニメ化。

渋谷正造、美那佳子、三上翔子との関係性が少し改変されていた。
翔子は初めからアイドル歌手だった。

その為か、翔子との出会いからレズビデオ二作の話は完全に省略されている。省略した結果、改変したのかもしれないw

オリジナルキャラとして南都コンチェルンの南都大吾が居た。
まあこれは大枠での改変の絡みと"竹松映画"製作のままにするわけにはいかなかったから、追加されたんかな?

美那佳子と純兵、美和さんと翔子の対立構造はなく、また、アポロ企画の面々も最初から映画製作に参加する形になっていた。

原作では8巻で起きるイベントが途中で発生したりもしてた。

アルバイト先のホストクラブ。
随分と原作と違う美那佳子。
追加キャラの南都大吾
原作にもあるシーン。但し実写取り込みw
比較的大人びた三上翔子。
原作通り。なんでキャプチャしたんだろう(´・ω・`)?
原作通り、嫌な奴・権藤。
この辺りも原作通り。
渋谷正造。
若干謎展開ではあるが、
省略したレズビデオ撮影編のシーンを入れたのかな?
撮影所の社名がKNACKになってるw
超技『阿修羅固め』。
これなくして『冒険してもいい頃』は語れない(`・ω・´)

アポロ軍団ゲリラ撮影隊参上!(1990年)

走行する電車内での無許可でゲリラAV撮影を敢行し、逃げ遅れた純兵は駅員にとっ捕まって散々絞られた。
ようやくアポロ企画に帰り着くと、誰も居ない。自分の酷い扱いを嘆いていると、そこに訪問者が一人。
渋谷正造の秘書、小川真砂子であった。

5巻~6巻の『小川真砂子AV出演騒動』編のアニメ化。
細かな改変はあったけど、基本的に原作準拠だったかな。

原作よりもちょい美少女風?
激おこ美和さん。
原作通り。
結末も原作通り。
これは少しライトに変更した感じ。
原作と異なり、違う場所に拉致する。
原作と異なり、一旦、純兵が単身で乗り込んで捕まるw
アポロ小隊出陣。
ここでメタ発言w
アメフト装備ではない渋谷正造。
『帝都物語』パロディはちゃんとあったw
最後はハッピーエンドということで(・∀・)

尚、女性キャラの声優は、若葉美和:森村あすか、美那佳子:豊丸、三上翔子及び小川真砂子:藤沢まりの と三人のAV女優出身者が演じていた模様。

森村あすかは演技的に良かったが、最初聞いた時、若干美和さんにしては声がスイートすぎると思ったw

どうもトレーニングを受けてアニメ声が出せるようになっていたらしい。

藤沢まりのは逆に翔子にしては落ち着きすぎてる感じで真砂子の方では合っていた感じ。
二人とも、所謂オタク系というか漫画とかに興味があった人だった模様。

豊丸は熟女的な感じの声を出せていたかな。そういえば豊丸って名前を知ってるけど、実際のAVを観たことないかも…(´・ω・`)


まあ、基本的に原作に則っているので、目新しさは正直言ってほぼないし、エロさもかなり削減されているので、お薦めするほどの作品ではないw

それでもまあ、『冒険してもいい頃』という作品が好きなら、観てもいいんじゃないかなぁくらい。

何はともあれ、
ようやく『冒険してもいい頃』映像作品の旅を終えることができた…(ヽ'ω`)

『冒険してもいい頃』を観た
『冒険してもいい頃2』を観た
冒険してもいい頃 みやすのんき