日野日出志の名作本が初の電子書籍化!
毎日ひとりで仕事部屋にこもり、猟奇的な絵を描き続ける劇画家の夫。
妻の圭子はそんな夫を愛していたが、ひとつだけ絶対に言えない秘密があった……。表題作「私の悪魔がやって来る」ほか、「白魔の伝説」「埴輪森暗黒日輪伝説」「竹藪地獄怨絵草紙」「ミス・ジッパー」「女郎蜘蛛」「砂地獄」「水色の部屋」「花の女」の全9話を収録。
私の悪魔がやって来る(辰巳出版、1991年10月25日)
珍しいお色気系。
激しい吹雪に見舞われた雪山の小屋で抱きしめ合う雪彦・雪子兄妹。
「あの日も雪が降っていたっけ……」と二人は過去に思いを巡らせる…
母子二人しか残っていない、滅びかけた部族の村に一人の落ち武者が訪れる。
ちなみにこの作品もリメイクのようだ。大全集の方で元の方が収録されている模様。
酔っ払った編集者が綺麗な立ちんぼ外人女性にいざなわれて、マンションへと入って行く。
奇妙な面や置物を集める劇画家の妻の人に言えない欲望の話。
男に翻弄された哀しき女郎の話。
砂丘に佇む女。哀しい過去から始まった不幸を思い返し…
花畑に佇む美女。そこに訪れた養蜂家父子。二人は女に惹かれていき…
旧家に暮らす僕は絶えず家を出たいと考えていた。言い知れぬ恐怖と不安に苛まれていた毎日。
近づいてはいけない開かずの間と、狂った家族、祖父、祖母、父、母、妹。
狂気と残酷に囲まれて過ごす日々。
それは赤い蛇が現れることで、これ以上考えられないほどの狂った世界に僕は引き込まれていく。日野日出志が一人称で語る時、必ず深い狂気があなたを襲う。
心して読まないと、神経が痛む傑作中の傑作。
1983年初版時の表紙を可能な限り再現した記念版です。初版本の表紙でコレクションしよう!
赤い蛇(青林堂、2000年8月)
想像を絶する広さの旧家に異常な家族に囲まれて育った少年は禁じられていた鏡に見入り、あかずの間を見てしまう…
これに出てくるキチガイキャラ達は過去作から引っ張ってきてる感あるw
うーん、何がなんだかw
はつかねずみ的な手法。
ホラー怪奇漫画の巨匠日野日出志の全作品網羅に挑戦する、電子コミック全集がついにスタート。
1967年のデビュー作<つめたい汗>から代表作<蔵六の奇病><赤い蛇><毒虫小僧>まで、初単行本化作品を含む珠玉の作品の数々を順次刊行いたします。
画業53年を迎えた、日野日出志作品の歴史を振り返ります。
日野日出志大全集 1
暑さに耐えかねてイライラしていた侍が茶屋に涼を求めて訪れる…
"少年にとって熱帯魚の舞い泳ぐ水槽の中は無限の空想の窓でした"
熱帯魚好きな少年・ケン一の話。後に改変された『水の中』に比べたら、全然良い話なんじゃないかな…(´・ω・`)
全然関係ないけれども、この話と『水の中』は過去の就労時の知識を活かしたものなんかな?
高校卒業後は、いったん熱帯魚屋さんに就職した。友達と同人誌を作ろうということになったが、それでもまだ何を描くか思い浮かばなかった。 伝説の怪奇漫画家が歩んできた退屈しない人生 P4
埴輪森暗黒日輪伝説の元みたい。
交通事故身障児福祉収容施設前で起きた怪事件。刑事はそこの児童達に話を聞く。
ホラー怪奇漫画の巨匠日野日出志の全作品網羅に挑戦する、電子コミック全集の2巻目。
1968年雑誌ガロで新人賞に入選、初の日野日出志名義作品となった〈どろ人形〉をはじめ、初期の傑作が揃いました。初電子コミック化はもちろん、未単行本化作品も今回収録いたしました。
画業53年を迎えた、日野日出志作品の足跡を振り返ります。
日野日出志大全集 2
工場の街に暮らし、そこから流れ出す公害に四肢五感器官を損なわれた子供達の哀しい遊戯。
熱帯魚好きな少年の話…
趣味で猟を楽しんで思い上がっていた男はある時、山で吹雪に遭い、意識を失い倒れてしまう…
記憶をなくし、孤島で目覚めた男は島を探索する…
ホラー怪奇漫画の巨匠日野日出志の全作品網羅に挑戦する、電子コミック全集の3巻目。今回は単行本にもなっていない「ほくろ」を収録しました。日野先生の描く恐ろしくも甘美な世界をお楽しみに。
日野日出志大全集 3
気は優しくて力持ち、学校で人気のぼくらの先生のお話。
何かにつけてお隣の奥さんと張り合い、同じ物を買い求めて負けまいとする妻にうんざりしている夫の話。
夜の営みの最中に、妻のほくろの位置の違いに悩む夫の話。
取り敢えず、ここで終わりにしとくわ…(ヽ'ω`)
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