月: 2009年4月

12.沼津宿~原宿

12.沼津宿(2007.11初旬)
最寄駅はJR沼津駅。街道よりちょっと北にあるので寄らずに通過した。

かつては三枚橋城・沼津城の城内であったらしい川廓町を抜け、159-160-163号線へ。
今川以降に武田勝頼が沼津を治めていたとは知らなかったなあ(・∀・)

箱根の早川にも三枚橋という地名があったからなんか関係あるのかなと
思いぐぐったが、さしたるつながりも見つけられず(´・ω・`)
箱根の早川に関しては

小田原北条氏時代、早川の川幅は今よりずっと広く、中州が2つあって、三枚の橋が架かっていました。山に向かって地獄橋・極楽橋・三昧(さんまい)橋と呼ばれました。(橋は一つでも三枚橋

ということらしい。

さらに「枚橋 由来」でぐぐる。

かなわぬ恋のすえ、庄屋の息子と山守の娘が野川に身を投げ、その霊が大蛇に化けて幻の橋となって、人々を惑わした。これを哀れんだ庄屋が、大木を挽き割り、二枚並んだ立派な橋を造って、供養したといわれている。(1.二枚橋の坂

大根塚の町名の由来
昔はこの川には橋がかがっていながった。皆不便で仕方がねえがら、五軒の人達が一枚ずつ板を持ち寄って橋をかげだ。だあがら、この橋を「五枚橋」と呼んでなあ。(大根塚の町名の由来

六枚橋(ろくまいばし)
石の橋を横並びに6枚渡していたことが名の由来とされており、現在もバス停の名称にその名を残している。(岡山市立中央公民館ホームページ

という類似の地名やその由来から考えると川の近くにはありがちな
命名なんじゃなかろうかという気がしてきた(w

※ほとんどデッドリンクになってた。公共機関のWebサイトって一般人のサイトよりも永続性というか信頼性が低いなw


浅間神社、ジブリな幼稚園、間門八幡?
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街道沿いよりもうちょっと南に行けば千本松原があったようだけどもスルー。
道x2、銅像
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間門橋、新中川、間門って横浜の磯子区の辺りにもあったなぁ。
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厚見~という会社やら商店をよく見かけたので沼津市には厚見姓が多いのかと
日本の苗字7000傑で調べてみたが、

6823 厚見 約1,300 河内発祥、厚見連の裔。美濃、筑前にも存す

という結果だったので、あんまり沼津とは関係ないのかな?

途中で見かけた何処かの空手道場?の看板・孫悟空。
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道は東田子浦手前あたりまでひたすらにまっすぐで飽きた。
途中で家の前に腰掛けてたお婆ちゃんと言葉を二、三交わしたような…。
なぜか南側に自販機が少なかった記憶がある。

脚疲れ腹減れども飯屋はほとんど見当たらず。
「このままじゃ死んじゃう(´・ω・`)」と当時は思って歩いていたが、
今地図ソフトでルートを確認してみると、コンビニや
片浜駅近くの西友などの休憩ポイントは一応あったようだ。

脚を休ませたくてコンビニでの食事を避けたんだったかな?
北側の工場地帯と山裾を見てこの辺は何もないんだなと早合点してたのもある。

松長一里塚、道、白隠禅師誕生之地
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三島-沼津-原間はそれぞれ6km弱なのでお昼過ぎくらいには原宿に到達した。

やめたくてもやめられない脳 / 廣中直行

"やめたくてもやめられない脳"を読み終えた。

薬物依存と脳の関係について、
「その答えを探す糸口になる話題を選んで紹介した」本だった。

前半部分は薬物がどのように脳に作用するか、
神経系はどういったものかという説明で面白かった。

特に「恒常性維持の機構」(ホメオスタシス)の為に薬物が残ってる状態では
受容体の感度が落ちるなどは非常に面白い仕組みだ。

心やその中にある"世界"は結局のところ肉体の産物だから、
このホメオスタシスというものの制約、仕組みの上に成り立っているのかもしれない。

防衛機制、空想や妄想によって自己愛、自分の中の"世界"の安定を図る仕組み、
"幸せ"というトータルでの安定した状態を求める心理は精神的ホメオスタシスである
という捉え方も出来るのではないかと思った(・∀・)

後半部分は話があちらこちらへと迷走して
何について語りたいのかよくわからなかった(´・ω・`)

まえがきで「糸口となる話題の紹介」をするよとあったので
それは仕方がないのかもしれないが専門家ではないので、
ただの羅列のように思えてしまった。部分部分で面白い箇所はあったけれど。

11.三島宿~沼津宿

11.三島宿(2007.11初旬)

最寄駅はJR三島駅。実際にはちょっと南に歩くので
三島広小路駅が一番近いような気もするが、大した距離ではない。

雲が多かったが概ね晴れの一日だった。
七時過ぎにチェックアウトし、白滝公園内をちょっと観てから
通勤通学の人々を眺めつつ三嶋大社へ。
楽寿園の方も観ておけば良かった。

せせらぎロードに沢山居る鴨たちが可愛いかった(・∀・)
あきんどくん、からくり人形「めぐみの子」、白滝公園の鴨、鳥x3
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通勤通学の人達が多いので三嶋大社で時間を潰してから
出発することにする。21号沿いから入る。

21号沿いの鳥居、狛犬x2、三島七石の一つ・たたり石、境内x2
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考えてみると本殿を観なかったような。

昨日の終了地点から出発。22号線を進む。
水飲み場のつるべっ子のちょっと先に24時間営業のマックスバリュー。
トイレポイント。

三嶋大社南の道路、問屋場址、からくり人形「つるべっ子」x2、変な看板?
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三島広小路駅横の踏切を越し、145号線へ。
秋葉神社、千貫樋、一里塚などなど通り過ぎる。

秋葉神社、常夜燈、道、玉井寺一里塚x2
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白隠遺墨
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白隠って誰だべ(´・ω・`)? 

百年に一人の名僧とまで言われ「駿河には過ぎたるものが二つあり 富士のお山と原の白隠」などと謳われた(白隠慧鶴

聞いたことあるような、ないような…一休さんみたいな人か。

この「には過ぎたるものが」というフレーズは他でも聞いたなと思ってぐぐったら、
「過ぎたる物が二つあり」なんてページがあった。
「三成に過ぎたるものが二つあり 嶋の左近に~」は漫画版の影武者・徳川家康で
目にしたような。


1号線を横断し、そのまま145号線を進む。
この頃はまだ体力に余裕があったのか、八幡神社など適当に
寄ったりした。

頼朝と義経が初めて対面した場所らしい。

郷社八幡神社
一の鳥居?、二の鳥居?、道祖神?
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対面石、奇石窓神くしいわまどのかみ豊石窓神とよいわまどのかみ
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八幡神社からちょっと先に進むと智方神社がある。
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智方さん
 智方神社は道祖神的な性格が強い。長沢智方神社の、祭神のうちに、予母都道守神菊理比神
(よもつみちもりのかみきくりひめのかみ)がある。予母都道守の神は、その名が示すように道を守る神である。即ち旅人の安全を守る神である。
(略)
智方神社は祭神から考えても、神域が駿豆国境の黄瀬川河畔にあることと相まって、道祖神的信仰から、「性の神的」信仰につながり、沼津方面の水商売の人達が多数参拝するようになり、多額の賽銭を奉納する人もあるようである。(智方神社

八幡神社とは何か違う雰囲気だったのは祭神の違いから来るのかな。


黄瀬川橋を渡り沼津市へ。やがて380号線へと合流。

黄瀬川、黄瀬川橋
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従是西 沼津領、西友、看板
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なんでこんな写真を撮ったのか悩んだが、よくよく見ると五重塔らしきものが
写ってる。香貫山の五重の戦没者慰霊塔なのかな?
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日本三大仇討ちの一つである「伊賀越道中双六」に関係してるらしい平作(へいさく)地蔵
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「曾我兄弟」以上に聞いたことがないな(´・ω・`)
Wikipediaによると

寛永7年(1630年)7月11日、岡山藩主池田忠雄が寵愛する小姓の渡辺源太夫に藩士河合又五郎が横恋慕して関係を迫るが、拒絶されたため又五郎は逆上して源太夫を殺害してしまった。(鍵屋の辻の決闘

衆道ネタかよ_| ̄|○

それはあんまりメジャーにはならないわな(´・ω・`)
※追記 「かたき討ち」という本を読んだらあるわあるわ、衆道かたき討ち話が(w


一里塚、川廓通り

沼津城ってあったのか
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10.箱根宿~三島宿

10.箱根の山は天下の険 (2007.10下旬)

小田原駅からバスで来たけども、最寄駅は何処だろう?
箱根湯本駅とガイドブックにはある。

16:05くらいに元箱根着。やばい、もう陽が沈みかけてる。
箱根を陽が沈んでから越えるなんて無謀だよね( ・∀・)(・∀・ )ネー
とは言えども後戻りするわけにも行かずに進む。

この箱根までは

①歩く
②家に帰る
③翌朝、足が痛くてだらだらする
④暴れん坊将軍を実況する
⑤昼過ぎに家を出る

という感じに日帰りで旅していたので、必然的に出発時刻が遅かった。
ここから先はビジネスホテルに宿泊しつつ、通しで三条大橋まで歩いた。


ケンペル・バーニー碑のところに着くと、丁度反対方向に若いおねーちゃんが
地図を覗きこみながら歩いていった。

あの人はこれから元箱根峠を越える気かΣ(゚∀゚;)と驚いたものの、よくよく考えて
みれば俺も箱根峠を越えるつもりなので人のことを言えた義理ではないな(´・ω・`)

バスから降りた所x2、ケンペル・バーニー碑、遊覧船、箱根神社、一里塚
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芦の湖畔x4、恩賜公園?
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緑は友だち国有林…キャプテン翼みたいだな
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箱根関所って有料なのかΣ(゚∀゚;) もう閉館時刻を過ぎてたからか、
普通に通り過ぎてもなんも言われなかったなあ。そういや観光客らしき人達は
居なかったかな。
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駅伝ミュージアム?
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昔は箱根にも狼が居たのか。まあ山だもんなぁ。
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この犬塚明神のある駒形神社の先に旧街道を発見(・∀・)
しかしながらにして秋の日のつるべ落としと言われるように17:00過ぎには
もう日はとっぷりとくれ、道の先は暗く見通すことができない((((;゚Д゚)))ガクガクブルブル

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怪力乱神を信じない人間にも恐ろしいものはある。遭難と動物、
そして何よりも人間である。地元民や似たようなチャレンジャーならばいい、
死体も嫌は嫌だが、それもまだいい。

生きている危険な人間が一番恐ろしくて厄介だ(´・ω・`)

夜の山道はヘッドライトとハンディGPSを装備して歩いていてもかなり不安になる。
昔の人は提灯だけしかなかったのだから、その心中や如何許りであったか。

孤狸妖怪に騙される昔話は旅の疲労、暗闇の中、森閑とした中を歩いて
五感に変調をきたした人達によって生み出されたものなんだろうか。


箱根峠はむちゃくちゃきつかった(´・ω・`)
多分、元箱根峠もきちんと旧道を歩いていれば同じくらいのきつさだった
んだろうと思う。

なんとか箱根峠を一足毎に「よっこいしょ」「しゃーっ」「ふーっ」などと
かけ声を挙げたりため息をつきつつ登りきる。汗は滝のように流れ、肩は
リュックの重さで痛み、全身の筋肉は悲鳴をあげていた。

途中で休憩をすれば良かったのだが、なにぶんにも日は沈み、
あとどのくらい歩けば着くのかがわからないのと拭いきれない不安から、
ついつい先へ先へ急いでしまった(´・ω・`)

立て札に~坂とか色々書いてあったけど、正直見てる余裕なし。
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山頂?付近には一般車両と工事の人たちしかいない。
ちょっと進んだところに向井千秋やらの8人の碑があった。
ダンプなどが沢山止まっていた。トイレがあったので利用。
箱根エコパーキングとか言うところかな?
このちょっと前くらいに静岡県函南町に入る。
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この先の旧街道は三島市が整備したのか、かなり状態が良かった。
ここより降りて1号に合流し再び旧街道あた…Σ(゚∀゚;)

なんか人が居るよ((((;゚Д゚)))ガクガクブルブル
ごそごそなんかしてるよ。
道路のとこで電池交換などをするも居なくなる気配がない(´・ω・`)
こえーよ、なんだよ、追い剥ぎかよ、この先にタコ部屋でもあんのかよ((((;゚Д゚)))ガクガクブルブル

数分の逡巡の末にいたしかたなく意を決して突入(`・ω・´)
相手の顔が見えた瞬間に
「この先って三島につながってるんですよね(・∀・)?」
「なんか動物とかでますか?」
「ありがとうございました(・∀・)」なんて言ってその場を抜ける。

近所のおっちゃんだったのか、ホームレスだったのかよくわからないけど
すげー怖かったぜ(´;ω;`)

近くの現場で働いていて野宿で宿泊費を倹約してる人だったんだろうか。

兜石、途中にあったトイレ
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当然のことながらすれ違う人もなく真っ暗な山道をヘッドライトを
頼りに進んでいく。一号線と合流したり山道に入ったりと忙しい。

朝昼に時間に余裕があったら寄ろうと思ってた山中城跡であったが、
こんなに暗くては寄る気にもならない(´・ω・`)
まあいつか三島側から上ってみるのもいいか。
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GPSとにらめっこしながら、変な大学のセミナーハウスなんかに迷い込まないよう、慎重に進む。

途中、暗闇の中に移動する二つの光点x2

なんだよなんだよ((((;゚Д゚)))ガクガクブルブル
とビビってるとワンワンと攻撃的に吠えてくる。

「やべぇ野犬かよΣ(゚∀゚;)」と思いつつ、あんまり刺激しないようにすれ違う。

下まで降りるとまた犬がΣ(゚∀゚;)
しかし今度の犬はきちんとつながれている。
そこにある飯屋が飼ってるのか、野犬なのかよくわからんがすごくびびった。

飼ってるなら、ちゃんとつないどいてよ(´・ω・`)


旅行時にはてっきり廃ホテルかと思っていたが、ぐぐってみると
どうも経営してるホテルっぽいな、ホテル箱根路←※2020/5/31現在 やっぱり廃墟で今はもう解体済?
お地蔵さんの祠。
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こわめし坂は下りでもきつくて長い。
三島市立公民館(法善寺旧祉?)辺りでは20時近くても子供が遊んでいた。

立札を撮っていたらおじいさんに「その道であってるよ、三島の方行くんだろ」といわれる。
残り4kmくらいと聞き、礼を言い先を急ぐ。
このお地蔵さんは公民館近くの六地蔵かな?
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塚原新田にくると異様に臭い(´・ω・`) たい肥かな?
途中で工事しててちょっと引き返したり。この辺で一号線とほぼ合流。
一号沿いの石畳を歩く。

錦田一里塚x2、初音ヶ原の石畳
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新町橋から富士山が見えるらしい。莨(たばこ)って読めなかった…orz
やっぱり肥料を作ってる地域なのかな?
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三島東海病院からちょっと行った先で22号線へ。
三嶋大社前にて切り上げる。27651歩。21:16。約11km。

( ´・ω・)エ? 11kmしか進んでなかったのか…あんなにきつかったのに…orz


三島市内にはなんか小川みたいのが流れてた。なんかいい感じ。
駅のすぐ近くにキャバクラが。
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取り合えず三嶋駅前まで行き、飛び込みで宿泊できる安いホテルを
探そうと03esをいじくるも中々見つからない。

疲れてるしおなか減ったし眠いし…(´-ω・`)
結局面倒なのでαホテルに泊まる。風呂の中でうとうと。

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風呂から上がり、テレビをつけると既にチャンネルが違うΣ(゚∀゚;)
さっきまで働きマンやってたのに、やりすぎこージーがΣ(゚∀゚;)
なかやまきんにくんお帰り番組か。 

夕飯は何食べたか不明…

393-11=382

品目 金額 備考
交通費 1970
昼食 550
宿泊費 6756
累積使用金額 21,859円 残り: 382km