投稿者: moleking

鉄の旋律

作者 手塚治虫。
「鉄の旋律」「白い幻影(まぼろし)」「レボリューション」を収録。


「鉄の旋律」

あらすじは

主人公のダン・タクヤはある事件に絡み、マフィアに両腕を奪われる。血の滲むような努力の末に自由に動かせる鉄の義手を手に入れたタクヤはマフィアへの復讐を開始する

みたいな感じ。

えーと…救われないなぁって感じのお話(´・ω・`)
スッキリしませんわぁ。


「白い幻影(まぼろし)」

幸せなカップルが或る日、海難事故に遭ってしまう。男は行方不明になり、残された女の網膜には最後に見た男の姿が焼き付いて離れない。初めはそれを見ることを恐れていた女であったが…

これはまあ、この終わり方でいいよね?しょうがないよね(´・ω・`)?
という感じのお話。ドラマにしてもまあありっちゃありかな。
まあでも内容的に20分くらいしかもたないだろうけどw


「レボリューション」

ある女性が出産に際し、意識不明に陥った。憔悴する夫の願いが通じたのか、妻は意識を取り戻した。歓喜する夫ではあったが、愛する妻の様子がおかしい。妻は夫のことを知らぬと言い張り、違う名前を名乗った。夫は混乱しつつも、妻の主張を確認すべく、妻の故郷や母校を訪ねるのだが…

まあ、ぼちぼち面白かったかな。最初はパラレルネタかと思ったが違った。


手塚作品に限らないが古典に分類されるような年代の漫画の感想は難しい。
これらの古典をベースにして新しく漫画やドラマを作っていたりしていて、
それらを見ることによって間接的に視聴している可能性があるから。
単純にこれだけを見て「何処かで見知っている」「ひねりが足らない」と
言うのも愚かだが、昨今の煮詰めた濃いストーリーに慣れ親しみすぎて
いると、これらの古典はシンプルでさっぱりしすぎている風に思えるのも事実。

故に難しい(´・ω・`)
まあ面白いは面白いんだけどもw

睡眠時無呼吸症候群 ほんとは怖い「いびき」の話

著者 舛谷仁丸。

タイトルの通り、睡眠時無呼吸症候群の本。

この症状は睡眠時の上気道の閉塞によって発生する症状らしい。
この閉塞は舌が大きいとか顎が小さい、鼻の中が湾曲している?というような
先天的な原因以外に、肥満による首周りの脂肪増加、睡眠時及び加齢による
筋力低下などによっても引き起こされるらしい。

交通事故等の外部的な生命の危険以外に高血圧、心疾患、糖尿病、脳卒中等の
内部的な生命の危険とも関連があるらしい(´・ω・`)

検査や治療法についても書いてあった。
CPAP治療って鼻づまりとか酷い人にも使えるんだろうか。


「やっぱり睡眠は大事だよね」と小並感たっぷりの感想しか浮かばなかった(ノ∀`)

いじわる超MAX!! ひっかけ&10回クイズ222連発!

著者 土門トキオ/マンガ家 コーヘー。

ここ最近はauのブックパスで自分では絶対に金を出して買うことのない本に目を通すというチャレンジをしていて、この子供向けの本もその流れで読んだ。
長くて凄く疲れた…(ヽ'ω`)

内容はタイトルの通り、主にひっかけクイズと10回クイズ。
それ以外に心理クイズというか占いみたいなもの、言葉ではなく画像を利用したひっかけクイズや謎かけクイズ等があった。

最後まで読んで、面白い云々の前に子供向けの本って作るの大変だろうなぁって読んでてしみじみと思ったw
多少、惰性っぽく読んでいた部分があるので断言は出来ないが誤字脱字は見当たらなかった…ような気がした。

取り敢えず大人はともかく子供はこういうのが好きな子も居るだろう。
子供同士でこの本を使って遊んでくれる分にはいいが、お父さんやお母さんがこれでクイズ責めにあったらきっと面倒くさいこと極まりないかもしれないw

素直に引っ掛かってあげるべきか、二通りの答えを提示して「お父さん、ずるいー(´;ω;`)」と泣かれるかはその人の器次第であろう(・∀・)

一応無理があるクイズはそんなにはなかったので、なぞなぞを解くという行為から離れて久しい人には頭の体操とまでは言わないが思考のストレッチくらいにはなるかもしれない。


子供やこの本に携わった人以外で最初から最後まで読み終えた成人男性は日本でも数少ないのではなかろうかとよく分からない優越感に浸っている( ・´ω・`)

轟世剣ダイ・ソード

轟世剣ダイ・ソード

講談社漫画文庫 全4巻。作者は長谷川裕一。
4巻だからさらっと読めるかと思ったら文庫本換算か…_| ̄|○ ナガカッタ…
単行本だと7巻。

マンガ図書館Zで読めるようになったみたいだよ(・∀・)
関係ないが18禁の方に「ドウラ」というピンク長谷川裕一作品もあった。


あらすじは

主人公・百地王太はじめ中学生550人が学校ごと剣と魔法の異世界「泡の中央界」へ飛ばされる冒険ファンタジー漫画である。

という感じで、相変わらずの長谷川裕一節炸裂だった(・∀・)

「マップス」と比べてしまうとスケールが小さく、やや物足りなさを感じるが、8つの神の武器というwktkな設定や長谷川裕一節は健在なので十分楽しめた。

解説等にも書かれているが、主人公やその周辺の人物数人ではなく550人の中学生が学校ごと空間転移するというのは中々珍しいかったかな。

「漂流教室」みたいに殺伐とした話にならないのはやはり長谷川裕一ならではか。
ご都合主義とかぬるいと言われると否定は出来ないがw 550人の設定をああいう風に消化というか活用するとはちょっと思わなかったな(・∀・)

俺氏は立体的な想像力が弱いので今ひとつあんな風に変形出来るのかよくわからなかった。実際に玩具にするのは大変そうだな。
ダイソードの最終形態や聖杯をみてたら、「マップス」のアレを
思い出した(ノ∀`) ナマエガオモイダセナイ

主人公のプチハーレム、微エロ展開は今作品でも健在(・∀・)
理由はわからないが「ガルフォース」を思い出した。

ガブ・マオリとデクショは良かったが、ジオナスがちょっとキャラ的にというか存在的に弱かったのがちょっと残念だったかもしれない。

4巻の作者のあとがきにもあるが、この作品は連載していた「コミックコンプ」が休刊してしまい、「キャプテン」に移籍したらしい。

「キャプテン」での連載は順調に進んだが、元々他誌から移籍した作品であるという事情もあり、1996年に同誌編集部は新作への切替を打診、そこで単行本第6巻相当まででとなる1996年9月号のACT41で雑誌連載を打ち切り、最終巻である第7巻を書き下ろし1997年1月に刊行することとなる。

「キャプテン」もこの後休刊してしまったらしい…( ;・´ω・`) チョウジンロック?


長谷川裕一が戦隊物の脚本とか設定をやったら、どんな作品になるんだろうかとふと思った(・∀・)