年: 2016年

学園シャンプー 1巻/望月三起也

主人公・白河総司(しらかわそうじ)、14歳。少々セコイところもあるが、明るくさわやかで、シャンプーと呼ばれている男の子だ。総司は古代ミュー大陸人の子孫で、超能力者だが、その腕はまだまだ未熟。ある日、電車の中で不良にからまれてしまい、総司は超能力を使うが・・。

学園シャンプー

望月三起也作品にしてはコメディ色が強い感じ。「Oh!刑事パイ」路線に近いのかな。
考えてみるとSF作品というのも珍しい気がする。
赤いネコもミュー大陸の生き残りなのだろうか(´・ω・`)?

amazonに載っているあらすじには総司は"古代ミュー大陸人の子孫"とあるが一巻の段階ではそんなことは描いてなかったような気がするから、続刊で判明するのかな?


冒頭、赤いネコ?に襲われて墜落する飛行機。操縦士は総司の父であった。
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シャンプーこと白河総司。別におしゃぶり癖が中学生になってもとれてないわけではない。
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ミュー大陸の古代地球人の子孫。ネコじゃない。
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自称・総司のフィアンセのトモ子のサービスシーン。ちなみにトモ子もテレパス能力を持つ。
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謎の第七騎兵と呼ばれる男。無茶苦茶強いが中学生w 松田優作辺りをモデルにしたんだろうか?
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ゼロハン強盗団。今だと単体のひったくり犯が横行してるな。
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総司の超能力の一部。いや、軽能力かw
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トモちゃん大ピンチヽ(`Д´)ノ
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全3巻。そのうち読む。

『釣りバカ日誌15 ハマちゃんに明日はない!?』を観た

釣りバカ日誌15 ハマちゃんに明日はない!?

人事制度改革をすべく鈴木建設に送り込まれた経営コンサルタント・薫(江角マキコ)は、リストラに反対する一之助の家族型経営理念に触れる。一方、伝助は新任課長・舟木(益岡徹)を言いくるめ、一週間のリフレッシュ休暇で秋田へと釣り旅行に向かう。そこで偶然、休暇で田舎に帰る薫と出会う伝助は、さらに釣り場で水産試験場の哲夫(筧利夫)と知り合う。薫は哲夫と同級生で、しかも哲夫にとっては初恋の人だった・・

うーんまあ、微妙といえば微妙だけど、もうこの辺になってくるとほとんどこんな感じだから
うだうだ言ってもしょうがないな(´・ω・`)

スーさんがほとんど完全なおじいちゃんになってしまったのも悲しいが、みちこさん役の浅田美代子もかなり老けてしまっていてなんだかなーと言った感じである。佐々やん役の谷啓もかなり老けてしまっていたな("・ω・゙)

前作から鯉太郎役が変わっていたようだが、なんかあんま可愛くなかった。
この手の子役はすぐに消えていくものだが、この鯉太郎役の持丸加賀という人は2013年までは活動していたようだ。

「三丁目の夕日」にも出ていたらしいが雄一郎って誰だっけ?
養子の子かな?雪女が迎えに来る話の。

磯野貴理が犬を散歩させてる人役で出て来てたな。それはどうでも良かったが、何で笹野高史をタクシー運転手として使いまわしたのかは凄い謎(´・ω・`)

魚拓布団カバーや機械仕掛け神棚は中々面白いグッズだったw
それにしても序盤のスーさんの呼び鈴は押し過ぎでうるさいw
あと伝助の携帯電話の待受音もうるさいw

今回の若者軸は江角マキコ演ずる薫と筧利夫演ずる哲夫の二人。
二人共、素と正反対っぽい大人しい役だったW
一度は上手く行くのかと見せかけて、哲夫の縁談が進んでいることが発覚してポシャる。
最終的になんやかんやでくっつくわけだが、その流れをスーさんの奥さんが観ていた劇中内映画、小津安二郎の「麦秋」で先に暗示しているのが、釣りバカ日誌としては珍しいと言えば珍しい。関係ないけど「麦秋」って観たことないわ(´・ω・`)

最後の最後でおまけみたいな感じで哲夫の母である信子(吉行和子)がスーさんにアプローチを仕掛けるというのもちょっと珍しい締め方だったな。
吉行和子だったからだろうか。


あと5作か…(´・ω・`)

鋼の錬金術師 / 荒川弘

前にノースシティで、アームストロング姉ちゃんが出て来た所まで読んで放置していたが、
ようやく最後まで読了した(`・ω・´)

長さ的にも内容的にもよくまとまっていて良い出来でした(・∀・)
最後のほうは読んでてちょっと涙目になるよね(´;ω;`)
凄く良い終わり方だった。

ただ、「うしおととら」で育ってしまった俺氏は相変わらずその影を他の作品で探してまうようで、ヴァン・ホーエンハイムとホムンクルスの関係にシャガクシャと白面の者の姿を見出してしまった(ノ∀`)

まあでも白面の者が望んでも成れなかった存在に、一部とはいえどもホムンクルスは成ることが出来たのだから、こちらの作品の方が救いはあるのか。というかホムンクルスの大罪達は
それなりに満足して死んでいったやつが結構居るから尻尾達とは違うか。

キング・ブラッドレイは敵ながらカッコ良かったし、グリードもまた良し(・∀・) トラミタイナサイゴ
エンヴィーの最期も悪くない。

ヨキがミスターサタンみたいになって見せ場があったことは良かったが、キンブリーには要らなかったかなぁ。まあ悪くはない、らしい最期ではあったけれども。

ウィンリィ、イズミ師匠、リザ・ホークアイ、オリヴィエねーちゃんと何かと女性が活躍した漫画のようにも思えた。みんなかこいい(・∀・)

シン国の話はもっと絡んでくるのかと思ったけど、意外と少なめであったというか、「この国の錬金術はおかしい」と言った感じの世界設定に関わる部分と物語後の舞台として活用された感じか。

ヴァン・ホーエンハイムやマルコーは特に賢者の石に翻弄された男達であった(´・ω・`)
スカーもそうかな。何はともあれ、ヴァンはトリシャと再会出来てよがった。・゚・(ノД`)・゚・。

この漫画の特に好きだったのが巻末の四コマ漫画で、「親を盾にするなんて、なんて酷い兄弟だヽ(`Д´)ノ」みたいな奴は吹かざるを得なかったw あんなシリアスシーンを読んだ後で笑わせるのは卑怯だw


この漫画は凄くまとまってた感じだったので、これ以上gdgdと述べる感想はないw
またいつか読み直したい(・∀・)
電子書籍で買うか…いや、そんな金はない……(´・ω・`) レンキンジュツツカイタイ…

東電OL禁断の25時

酒井あゆみ(著)

元風俗嬢で「東京夜の駆け込み寺」の著者が1997年に起きた東電OL殺人事件について書いた本。

被害者の女性と一時同じホテトル事務所に所属していたらしく、ホテトル嬢としての被害者女性についてと元風俗嬢から見たこの事件について記されている。

元風俗嬢としてその心理や奇行を説明しているが、ある程度までは首肯出来るが、それ以上はちょっと首を傾げてしまうような牽強付会な論理のような気がしたw

この事件についてぐぐると、「東電社員であり反原発派の父親の遺志を受け継いで頑張った為に殺された」みたいな陰謀論がヒットするが、うーん、まあ、さすがに殺されるってのはおかしな気がするw
干されたりしていた可能性は否定出来ないが。


あんまり触れられていないけれども、この被害者女性と母親の関係や、育って来た家庭がどんな感じだったのか気になるなぁ(´・ω・`)

あくまでも仮に、あくまでも仮にであるが、被害者女性が母親と上手くいっていなかった場合、例えば母親が支配的な毒親であり、父親のみが救いであった、或いは被害者女性と父親との結びつきが極度に強すぎたのなら、なんとなく転落の流れも理解できなくもない。
対象喪失の衝撃に耐えられず、徐々に壊れていく場合があるから。

快楽殺人犯などが自分を愛してくれる(存在価値を供給してくれる)庇護者を失ったことがトリガーになっておかしくなっていくように。この人は小動物の殺害やその他の犯罪の傾向がなかったからそういった加害者側にはならなかったけれども。

あと最後の方の奇行は明らかにアルコール依存症が進行しつつあったんじゃないかなぁとも思った。


事件から20年弱も経ち、犯人とされたネパール人も冤罪であったという結末。
全てが闇の中に消えていくのか(´・ω・`)