年: 2017年

『銀河ヒッチハイク・ガイド』を観た

銀河ヒッチハイク・ガイド

ある日、地球に宇宙船団が飛来し、「銀河ハイウェイ建設工事の立ち退き期限が過ぎたので、工事を開始する」と言って地球を破壊してしまう。数少ない生き残りの地球人アーサーは、その仲間たちと共に宇宙を放浪する。

細かな笑いが結構あって良かったが、映画としてはちょっと物足りない感じが否めなかった。

1978年にイギリス・BBCのラジオ4が放送したラジオドラマからスタートし、その後これを基に小説版(1979年 - 1992年)、テレビ版(1981年)、ゲーム版(1984年)、DCコミックス版(1993年 - 1996年)、舞台版が作られ、2005年にはついに映画化された。略称はHHG、HHGG、H2G2など。

ともあるので、元がラジオドラマということから、アクション的、ストーリー的盛り上がりがやや弱いのかもしれない。

まあでも総合的にはまぁまぁ面白かった(・∀・)
特にスラーティバートファーストが出て来た辺りからちょっとだけ面白くなっていったような気がする。

1978年当時に創作されたものだからか、出て来る物全てがレトロフューチャー感に溢れていて良いw
SFは下手にかっこいい物より、レトロフューチャー感溢れる世界の方が観ていて楽しい(・∀・)


主人公のアーサーを演じたマーティン・フリーマンは結構有名な人なのかΣ(゚∀゚;)
昨今で言えば「SHERLOCK」でワトソン役を演じている。観てないからよくわからないが「ホビット」シリーズにも出演しているらしい。

フォード役のモス・デフはラッパー兼俳優らしいがよく知らない。作中でもあんまりキャラが立ってなかったな。

銀河大統領・ゼイフォード役のサム・ロックウェルも色々と映画に出ているが記憶にない……って「チャーリーズ・エンジェル」のノックス(警護対象の若き社長)かΣ(゚∀゚;)
ついでに「ギャラクシー・クエスト」のガイ・フリーグマン(脇役だなんだと愚痴ってる人)かΣ(゚∀゚;)

ヒロイン・トリリアン役のズーイー・デシャネルって知らんのぅ…って「BONES」の骨子ことブレナンを演じているエミリー・デシャネルの妹じゃねぇかΣ(゚∀゚;)
「BONES」でもブレナンの親戚・マーガレット・ホワイトセルとして出演してるΣ(゚∀゚;)
あのベンジャミン・フランクリンの言葉を引用しまくってたねーちゃんかΣ(゚∀゚;)
ちょっと似てるかもと思っていたけど、本当の妹とは……

スラーティバートファースト(マグノリアで会う老人)役のビル・ナイって観たことあるような、ないような…(´・ω・`)
「パイレーツ・オブ・カリビアン」のデイヴィ・ジョーンズかΣ(゚∀゚;)
つってもデイヴィ・ジョーンズはクトゥルーみたいな外見だから顔はよく覚えてないけど(ノ∀`)

ハーマ・カヴーラ(大統領選で敗れた伝道師)役はジョン・マルコヴィッチΣ(゚∀゚;)
と驚いたけど、具体的に何に出てるかしらない(ノ∀`)
って、「仮面の男」のアトスかΣ(゚∀゚;) <- 愛すべき馬鹿王のやつじゃない方の三銃士物。 あと「ザッツ★マジックアワー ダメ男ハワードのステキな人生」のハワードか(´・ω・`) アンマオボエテナイケド

ケストゥラー・ロントック(副大統領)役のアンナ・チャンセラーは日本語版のWikipediaの項目がないので、ぽっと出の人かいなと思ったら、結構なベテランやないかΣ(゚∀゚;)(Anna Chancellor)
英語だから出演作が良く判らないけど、TVドラマの方がメインなのかな。
よくよく見ると「Downton Abbey」に出てたらしいΣ(゚∀゚;)
Lady Anstrutherって誰やねんヽ(`Д´)ノと思ってぐぐってみたけどよく判らない(´・ω・`)
更にぐぐって判ったが、あれかシーズン5でジミーと関係があった元雇い主かなw?(Lady Anstruther & Jimmy)


以下はネタバレを含むヽ(`Д´)ノ</summary class="spoiler">

新しいようでいて古い宇宙船のコンソール(・∀・)

大いなる叡智・ディープソウトさん。定年退職後の老人のようになってしまう("・ω・゙)
声がメーテルw

ここ凄く好きw

この映画用に新規追加されたハーマさん。元宇宙海賊とか言っていて、結構面白そうなキャラだったが、続編がないからこのまま消えていくしかないな(´・ω・`)

迫りくるヴォゴン人の追跡隊。

巻き糞帽子じゃないよ(´・ω・`)

この作品唯一と言っていいサービスシーン。それほどのサービスでもないけど(´・ω・`)

予想通りの展開だったがワラタw

ジャパンやないか(・∀・)

迫りくるヴォゴン人の追跡隊 パート2。見た目はちょっとアレだが鍵を閉められて、通れないと思うところとかが可愛いw


映画は続編がありそうな終わり方だったけど、今作の撮影途中で監督をやっていたダグラス・アダムスが死去してしまったので、続編が作られなかったのかな(´・ω・`)

原作はダグラス・アダムスの5冊とそれ以外の人によるものが1冊あるのか。
いつか読んでみようかな(・∀・)

ブラック・ジャック創作秘話 ~手塚治虫の仕事場から~ / 吉本浩二・宮崎克

ブラック・ジャック創作秘話〜手塚治虫の仕事場から〜

副題のとおり、漫画家手塚治虫の制作現場の舞台裏を描いた実録漫画である。主題にある『ブラック・ジャック』に限らず、手塚の様々な漫画、アニメの制作エピソードを題材にしている。手塚の当時の担当編集者やアシスタント、家族等関係者にインタビューを行い、その内容を回想として漫画化という構成を取っている。編集者は秋田書店に限らず他の出版社にも及び、アシスタント経験者にはその後漫画家として活躍している者も多い。

kindleでやっていたポイント92%還元だかなんだかの謎のセールの時に購入した(・∀・)
と言っても一巻だけ(´・ω・`)

結論から言うと、漫画の神様・手塚治虫のイカれっぷりが凄くて面白い(・∀・)
まあ前から手塚治虫の暗部というか異常性は知っていたから、全てが全て目新しい内容ではなかったのだけれども。

手塚治虫云々よりも編集者の壁村耐三やアシスタントだった寺沢武一、永井豪等々の話が面白かった。


壁村耐三でぐぐってみると色々と逸話が出てきたが、そういった逸話を扱ったブログのエントリに対して息子さんらしき人が書き込みをしていてなんかワラタw
ちょうどこの漫画がドラマ化された2013年頃のエントリだと壁村大輔とか大輔として書き込んでいるw

壁村耐三って吾妻ひでおに酷いこと言った人だったり、コミックビームの奥村勝彦の師匠筋に当たる人だったのか。
赤塚不二夫や永井豪を見出した人でもあるのか。赤塚不二夫がタモリを見出したことなども考えると結果的に芸能界に影響を残した人とも言えるのかな。現代で言うとマシリトなんかがそんな感じで他分野に影響を残した人だな。


|ω・`)。oO(手塚治虫関連の漫画のエントリにも関わらず、色々ぐぐった結果、今一番読みたいのは永井豪の自伝的漫画・激マン!であることはミンナニハナイショダヨ)

わたしの日々

わたしの日々

『わたしの日々』(わたしのひび)は、水木しげるによる日本の漫画。『ビッグコミック』(小学館)にて、2014年1号から2015年10号まで連載されたオールカラー作品であり、水木の最晩年の作品である。単行本は同社から2015年に出版された。

kindleでやっていたポイント92%還元だかなんだかの謎のセールの時に購入した(・∀・)

その年令から考えると連載漫画を描き続けるということは凄まじいこととわかるのだが、何分にも掲載ページが少ない為、何か物足りないというか余り面白くない(´・ω・`)

少なからず普通のエッセイ漫画やエッセイのようにオチがきっちりつくものを期待して読むと肩透かしを食らうかもしれない。投げっぱなしジャーマンエッセイとでも呼ぶべきなのかな。まあでも、漫画の間に挿入される水木しげるが子供や青年の頃の絵等は眺めていて面白かったかなぁ。


他の戦記物とか貸本屋時代のやつを読みたいのぅ(´・ω・`)

伊豆漫玉日記・日々我人間 / 桜玉吉

kindleでやっていたポイント92%還元だかなんだかの謎のセールの時に桜玉吉作品を2冊購入した(・∀・)

伊豆漫玉日記」は「満喫漫玉日記 深夜便」の続編らしく、所謂『読もう、コミックビーム』(四コマ漫画)と通常のエッセイが載っているスタンダードスタイル。
日々我人間」の方は半ページぐらいのスペースを細かくコマ割りしたエッセイ漫画。後半は主としてムカデとの戦いに終始しているような気がしないでもないw

両作品共、いつも通りの桜玉吉漫画であり、好きな人はとても楽しめるけれども、そうでない人にとってはそれほど面白くもないと言った感じの内容。以前にも増して愚痴が多くなったり怒りっぽくなったりしているような気がしないでもないが、それは加齢によるものだろうか。

俺氏も歳食ってから、独り言が多くなってしまうというか、思ったことがつい口から漏れたりすることが多くなったなぁ等と自省しつつ読んでいた(ノ∀`)


俺氏は桜玉吉作品にはなんとなく他の漫画家の作品に対する思いとは異なるものを抱えているような気がする。それは作品が私小説ならぬ私漫画?であることに起因しているのかもしれない。

通常の作品視聴であれば、その作品内の登場人物や作品世界に愛着を持つ。しかし、この作品は私漫画故に登場人物が作者であり、舞台がほぼ現実に近い世界である為、必然的に愛着を持つ対象は桜玉吉本人にならざるを得ない。勿論、作品中の"桜玉吉"と現実世界の桜玉吉本人は完全に同一というわけでないのだけれども。

こういった絡みからか、現在の桜玉吉作品の読後感想は「続きを読んだ」というよりも「桜玉吉の生存を確認した(`・ω・´)」という思いが強く、続刊に対しては「続きが読みたいヽ(Д´)ノ」というよりも「玉吉、元気にしてるのかよヽ(Д´)ノ」という気持ちが強いw

この気持を突き詰めて言葉にすると「しあわせであれ、ふしあわせであれ、そのかたちを赤裸々に見せ続けておくれよ、玉吉(´・ω・`)」と言った感じであり、よくよく考えるうちに
あ、これがファンってやつか( ・´ω・`)などと思い至った(ノ∀`)


そうか、俺氏は桜玉吉のファンだったんだなぁ(・∀・)