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「マネーボール」「ステキな金縛り」を観てきた

「マネーボール」「ステキな金縛り」を観てきた。
本当はステキな金縛りと三銃士を観ようと思ったが、タイムスケジュール的にいまいちうまくはまらなかったので、マネーボールを観た。
「1911」も観ようと思ったがちょっと疲れたのと、その後の予定の絡みでやめた。


マネーボール

野球には全く興味がないのでどうかなと思ったけど結構良かった(・∀・)
野球界というかベースボール界、メジャー界が舞台なだけで、その辺の知識自体は特に必要なかった。

大雑把に言うと旧態依然とした業界に挑む異端児の物語という感じかな。
まあ主人公自体が過去に選手としてスカウトされたことによって人生が激変したこと、それによって負った心の傷、それ以降の苦悩の打倒というか開放がもう一つの軸かな。
こっちの方が主軸かw

一応トレード成功の時やアスレチックス連勝シーンはある程度の盛り上がりを見せるが基本的に淡々とした展開で、人によってはつまらないかもしれない。

がんばれベアーズやメジャーリーグのようにチーム一丸となって優勝を目指すという感じではなく、悩めるGM・ビリー=ビーンとその参謀・ピーター=ブランドの孤軍奮闘、正確に言うとビリーの苦悩とそこから抜けだそうともがきあがく姿がメインなので、人情的感動ストーリーを求める人には向かないと思う。

ビリーがチーム力を上げようと選手たちにアドバイスしたりするシーンも結構好きだ。

まあでも最初にピーターの言ってた話通りにいかず、ジェレミーの弟のその後の扱いはいかがなものかと思ったりする。

ネタバレ的になってしまうが終盤でピーターがビデオを見せるシーン前後がこの映画のクライマックスなんじゃないかなと思った。ちょっと静かな感動があった。
このシーンとラストのナレーション字幕を観て、何かを成し遂げようとすることについて色々と考えさせられた。答えは出てないけども(ノ∀`)

劇中に出てくるテレビがSONY製だったり、ノートPCがVAIOなのはSONY PICTURESの作品だからかな?ロボジーの予告もやってたけど、あれはHPだったかな?

ピーター・ブランド役のジョナ・ヒルが可愛い太っちょさんて感じで気に入った。
今度、他の出演作を観てみよう。

エンドロールでCASTを見るまでビリー・ビーン役の人がブラッド・ピットだってことに全く気がつかなったことは誰にも内緒…(´・ω・`) イヤ、ヒトノカオトカッテオボエルノガニガテヤネン


ステキな金縛り

そこそこ面白かった(・∀・) マジックアワーに比べると落ちるが。
TKOと草が好きじゃないので、その辺はマイナス評価だな。
この二人に限らず、KANや戸田恵子とか深田恭子とか(以下略)はあんまりこの人達であるべきという必然性がない役だったなぁ。
三谷映画ってそういうもんか、そういえば。

生瀬勝久、山本耕史辺りは端役の割に存在感があったw
佐藤浩市演じる村田が相変わらずで安心したw
お父さん役は草じゃなくて唐沢寿明がやれば良かったのになぁ

まあでもメインの深津絵里、西田敏行、阿部寛、中井貴一、小日向文世辺りの絡みは良かった。特に深津絵里はやっぱり女優だなと思った。

アップで寝顔を観た時、なんかシミ?みたいなのが出てて老けたな(´・ω・`)と思ったけど、その演技を観ていたらなんだか可愛いって思えてきた(*´・ω・)
同時に俳優は声そのもの、発声、滑舌が大事だなとも思った。

観に行ったのが上映開始から結構経っている平日の午前ということもあり、観客はそれほど居らず、年輩の人が多かったかな。序盤の方はかなり滑った感があり笑いはそれほど起きていなかったけど、深津絵里演ずる宝生エミが西田敏行演ずる落ち武者・更科六兵衛と会った辺りからそこそこ笑い声が上がるようになった。

なんかいまいちなシーンとか結構あったけども、メインの深津絵里、西田敏行、阿部寛、中井貴一の誰かが好きなら、まあ観ても損したという気分にはならないかな。結構笑えるし。


三銃士、12/1までやってるといいな(´・ω・`
取り敢えずロボジーが観たい。あれは来年か。

久しぶりに映画を観てきた

ファーストデイ(1日)とTOHOデー(14日)の1000円の時にvit割を使って900円で観てきた(・∀・)

※vit…インターネットチケット販売システムで9月30日まではvit経由で購入すると100円引きというサービスがやっていた。


コクリコ坂から

仕事の開始時間が遅く、行く途中にTOHOシネマズがあって1000円デーということで、数年振りに映画を観てきた。ジブリものって映画館で見たことなかったし、ネットの評価ではそれほど悪くないとかいう話だったのでコクリコ坂からを観てきた。

無茶苦茶合わなかった…_| ̄|○

ド真ん中のシートを取ってしまったので、出ることが叶わず最後まで観たが、前半の方で既に外に出たくてしょうがなかった…(´・ω・`) ナニガアワナカッタンダロウカ

取り敢えず一枚絵みたいな書きこまれた背景と動きがある人間等の絵のギャップが酷すぎたな。なんか縮尺も変な時もあったような…。

登場人物達に魅力がないというか、感情移入が出来なかったのがつまらなく感じた原因か。宮崎駿も脚本に関わってるからか、宮崎アニメっぽいシーンなどが後の方であるが、なんか異物が混入されている感じで今ひとつ面白くない。最後の方の港へ行くシーンも無理矢理感がある盛り上げ方だった。

カルチェラタンの軸も海と風間の軸の両方とも興味がわかなかったな。水沼人脈の御都合展開もなぁ。哲学部?と天文部と左官屋の娘くらいだったかな、面白かったのは。

900円で観ておいて言うのもなんだが、凄くお金を損した気分__◯_

シャンハイを観れば良かったかと思ったが、あっちもあっちで地雷という噂もあり、いずれにしろ900円爆死やったんや(´・ω・`)


探偵はBARにいる

アフタースクールでの大泉洋は良かったし、松田翔太の方じゃなくて松田龍平だから、まあ、そこそこいい感じの映画になってるかなと思い観てきた

結論から言うと、色々言いたいところはあるけれど、全体的には観て良かった(・∀・)

Twitterや2chの映画板などの感想をみても概ね好評だった。でも水曜どうでしょうファンの評価はちょっと甘すぎる感じがしたw


なんとなくイマイチだったかなと思ったのは、

  • 序盤のカメラ斜めとか、回想シーンではなく最後に"俺"と"コンドウキョウコ"が対面というか、"俺"が"コンドウキョウコ"の居る場所に辿り着いたシーンなどで漫画とか舞台では許されるけど実写でやっちゃうとどうかなって感じになる手法を使ったところ。
  • 何となく"俺"のキャラクターが馴染んでないというか一貫性がないというか、なんか不整合が見え隠れするところ。
  • ハードボイルドだからと言って、そこまで血が必要なんじゃろうかというところ。
  • 即天道場からの逃走シーンが長くて冗長、加えてあの少年の部分はどうなんというところ。
  • その割に霧島の正義漢ぷりというか人の良さを表す部分が手抜き過ぎというところ。
  • 車とか喫茶店とかお約束を適当に突っ込んでいてそれが馴染んでないようなところ。(お見舞いシーンの峰子はクスっと来たけどw)

などなど。でもまあ似たような試みをしてうまくはまっていたところもあると思う。そういう意味で色々惜しいと思った。


同時に観終わった後、「続編があったら観てもいいなぁ(・∀・)」と思った。
テレビドラマでもいいけど、「色々制約がかかるかなぁ」とか「変な下手な俳優を押し込まれて糞化しちゃうかなぁ」とか、「北海道のテレビ局で作ればいいんじゃね(・∀・)?

でも安いギャラで大泉はともかく松田龍平が出るんだろうか(´・ω・`)」と妄想にふけっていたら、
『探偵はBARにいる』シリーズ第2作の制作決定!公開から1週間でのスピード決定に大泉洋も驚き!
というニュースキタ━━ヽ( ゚∀゚)ノヽ(゚∀゚ )ノ━━ !!!!!

嬉しいけど速すぎるだろw 興行収入とか口コミで評判が良かったからなんだろうか。


松田龍平と松重豊はもうキャラが完成してると思った。舎弟役も良かったw

もじゃもじゃもキャラの不整合に眼をつむれば良かった。
「アフタースクール」、「あの日、僕らの命はトイレットペーパーよりも軽かった」、「宇宙犬作戦」のゲストの時のような、ちょっと抑えたキャラの演技が好きだけど、これはどっちかというと、「赤鼻のセンセイ」よりのちょっと軽いキャラのようだった。

それなのに台詞やナレーションの内容がハードボイルドよりだったので、なんかキャラにブレがありすぎるように思えた。

田口トモロヲとか高嶋政伸もきっちりと仕事してた。
つーか高嶋政伸ってわからなかった(ノ∀`) ネエサン ジケンデス…

正直、冒頭で西田敏行が出てきた時、黒幕だと思った(ノ∀`) チガッタ
後の回想シーンで睨みつける顔が出てきたけど、凛々しかった。

個人的に小雪はあんまり好きじゃないけど、この映画では良かったと思うw
終盤のシーンはシリアスシーンなのに、最高の笑顔にちょっと吹きそうになったw


批判意見で"探偵が推理してない"というのがあったけど、その指摘はどうなんだろうか。もしかすると原作はそういう推理物なのか?

まあ世間一般の人が思い描く探偵というと、謎の液体をペロッとなめて「これは青酸カリ( ・´ω・`)!!」とか行く先々で必ず殺人事件が発生したり、睡眠針と変声機を使って推理を解説して犯人を名指しするという推理探偵という感じだろうけれども、ハードボイルド系の探偵って浮気調査とか人探しとか何でも屋の系統だから、推理とかしなくていいんじゃね(・∀・)?ハローハリネズミみたいな感じ。

ああでもあれはたまに推理というか閃いたりしてるか。あれもアニメ化とかされないのかな。内容が昭和過ぎるから無理か。


グチグチと文句を言いつつも続編がみたいと思うのは、バディ物とまでは言わねども、"俺"と"高田"のコンビが良かったからか。相棒の人が脚本だかなんだかで関わってるらしいからそういうことなのかもしれない。

何にしてもあらすじに触れることなく映画の感想を書くのは難しいな_| ̄|○


1000円デーだったら、もっかい観てもいいかなぁ(・∀・)