カテゴリー: 感想

『切腹』を観た

切腹

寛永7年5月13日、津雲半四郎と名乗る老浪人が井伊家の江戸屋敷を訪ねてきた。半四郎は「仕官もままならず生活も苦しいので、このまま生き恥を晒すよりは武士らしく、潔く切腹したい。ついては屋敷の庭先を借りたい」と申し出た。これは当時、江戸市中に満ち溢れた食い詰め浪人によって横行していたゆすりの手法であった。

これは中々良かった(・∀・) 原作者の滝口康彦という人の小説は
読んだことないけど、なんだか芥川龍之介を思い出した。

少しグロいシーンがある (ヽ'ω`)
白黒だからまだいいけども…

出所祝い」の時の仲代達矢は全然だったけど、
この映画で演じている津雲半四郎はええのぅ(・∀・) 
沢潟彦九郎演ずる丹波哲郎、斎藤勘解由を演ずる三國連太郎も良い。
千々岩求女演ずる石濱朗はなんとなく唐沢寿明と似ている感じがした。
使い番で井川比佐志や小林昭二が出ていたようだが気付かなかった(ノ∀`)

回想シーンとかかっこよかったりするんだけども、ネタバレになるから多くは書かない。
一つだけ書くとするならば、あの構えはなんだったんだろうかと思ったw
覚書に書かれる内容、映画のテーマについても言及は避けさせていただく(`・ω・´)

どんな映画感想エントリやと自分でも思うがこのまま貫かさせていただく(・∀・)

『しなの川』を観た

しなの川

せんせー、また由美かおるさんが脱いでます(*´・ω・) イーケナインダイケナインダ-
どちらかというと遠目からの全身像やバックショットがメインですな。

これも漫画が原作だけど「同棲時代」に比べたら映画としては成り立っている。
前半部分はアレな感じだが、後半部分はそれなりに純文学風な仕上がりw

ぐぐってみたら、これは第一巻が1973年11月発行で映画の封切りと一緒。
撮影期間等を考えると途中までの展開を踏襲し、なんとか座りの良い終わり方を
させようと結末辺りを変えたのかな。でもなんかナレーションがミスリードの
ような気がしないこともない。

本当のストーリーはどうやらとんでもない展開らしいw
(劇画(106) 上村一夫 18 岡崎英生 2 「しなの川」)

そういえば

番頭の辰之助の進言で、雪絵は長岡の女学校に転校することになった。雪絵は出発前に自分のすべてを竜吉に与えようとして二人は土蔵に入った、が、一足先に土蔵に入った竜吉は、(後略)

の辺りのシーンがないような気がするんだけども(´・ω・`)
竜吉がそのことに気づくのは雪絵が長岡に行って暮れにも帰ってこない時じゃ…


信濃川の流れる十日町で絹織物業を営む高野家の一人娘・雪絵(由美かおる)の半生を綴る物語。年頃になった雪絵は冷たい父に反感を抱きつつ、丁稚奉公の朝田竜吉と恋に落ちたり、国語教師・沖島雄介と駆け落ちしたりするも長くは続かない。

十日町へ戻り、竜吉との心中未遂を経たのち、かつて駆け落ちしてこの地を去った母が住むという佐渡へと向かい再会を果たす。

母の現状にショックを受ける雪絵であったが、過去の打ち明け話を聞き、母がなにゆえに去ったか、その後の父の思いを知った。

母との会話ののち十日町へ帰った雪絵は父との和解を遂げ、恐慌の影響で傾いた家を救うために政略結婚を承諾し、花嫁衣装を纏って婚家へと向かう。

っていう感じって最後まで話の筋を書いてしまってるやないかヽ(`Д´)ノ
まあメインの部分や真面目に観てると吹き出してしまうところは書いてないからいいかw


「しなの川」の項目でCMNFなんて言葉を初めて知った(・∀・)

CMNFは「Clothed Male(s) and Naked Female(s)」(着衣の男性と裸の女性)の略。

雪絵のかーちゃん、浦辺粂子かΣ(゚∀゚;)

朝田竜吉役は仲雅美、つまり「同棲時代」の次郎やないか(・∀・)
この時代というか1970年代って主役コンビを固定して映画を撮るのが
デフォだったんだろうか。

まあ面白いかというと疑問ではあるが、最後はきっちりまとめてみました感はある。
一見雪絵が翻弄された物語のように思えるけど、違う角度から見るとこの物語で
一番翻弄されているのは竜吉のような気がしないでもないw

『同棲時代 今日子と次郎』を観た

同棲時代 今日子と次郎

せんせい、由美かおるのおっぱいが暴力的過ぎです(*´・ω・)

漫画原作の所為かしばしば字幕表現や漫画表現がある。
成功してるかどうかはともかく色々な映像表現を使っていて
何かと面白い(・∀・) 何となく「恋の門」を思い出した。
映画としての出来はアレってことだとも言えるがw

漫画原作映画にありがちなんだけども、漫画本来が持っていたテーマや台詞と実写が
噛み合わないというかズレてる感じがして冷めたり吹き出したりせざるを得ないw
実況向きと言えば実況向きなような気がしないこともない。

内容があれだったので、あとは実況レス風でそれ以上まとめる気にならない(ノ∀`)


破瓜後の日本国旗表現やめい(・∀・)

花粉病こええ((((;゚Д゚)))ガクガクブルブル

現代と異なる昔の"結婚"観がテーマといえる
まあ未だに変わらない部分も多々あるか

赤旗(・∀・)

「本当か…本当に俺の言う通りに…(・∀・)」と喜ぶ夫の表情と
その後の映像表現がww
ラーメンライスがまずくならぁ(・∀・)
このお嫁さん、ひし美ゆり子なのか。

おお…(・∀・)
ああ…(´・ω・`)
おいおい(*´・ω・)

何故キセルw

同棲記念日w
窓の外ww

きちょけーが(´・ω・`)
結局受け入れるんかいwww

破れ鍋に閉じ蓋

同棲指輪www

おいおい喧嘩の後に電車の音流すなよ(´・ω・`)
東京暮色思い出すだろ(´・ω・`)

社長さん、悪い人じゃないのに(´・ω・`)

次郎www クズ野郎www
現代に通ずる無責任な男だなwww

病院へ向かう次郎辺りから笑ってはいけないシーンだがつい笑ってしまった(ノ∀`)

この終わり方でいいのかよww

 
「同棲時代」単体での取り扱いはないのかな?

『ミヨちゃんのためなら 全員集合!!』『男はつらいよ 奮闘編』を観た

ミヨちゃんのためなら 全員集合!!
結構微妙な感じ(´・ω・`)

ドリフターズの映画なのに出演時間的にも役どころ的にもハナ肇が主人公のような感じ。

赤ちゃんがいかりや長介と加藤茶のやりとりを不審げに観てるシーンが良いw

倍賞美津子がミヨちゃん役で出てたけど、少し太めな感じだったな。
署長役の伴淳三郎とこそ泥役の三木のり平がいい味出してた。
浦辺粂子も出てたな。

珍しくハッピーエンド回?
いかりや長介演ずる伊刈長吉は尻に敷かれるとは言えど美人な嫁が帰ってきたし、
他のメンバーは長吉を抑えこめる形に落ち着いたし。

まあしかし相変わらず話の筋的には活躍してるのに、荒井注、仲本工事、高木ブーの扱いが酷いなw


男はつらいよ 奮闘編

マドンナが知的障害者でかつマドンナ側から寅さんへ告白する異色作。
そういった設定なので他の回と異なり、寅さんは明確に振られるわけではないが…

難しい所ではあるが、判断能力の欠如を考慮するとこのプロポーズは
ノーカウントではなかろうか(´・ω・`)

寅が妄想全開で花子を心配する様子がなんか怖かった(´・ω・`)

おいちゃんの寅真似、"屁"をきっかけにした喧嘩や寅の母である菊(ミヤコ蝶々)の
宿泊している帝国ホテルでのトイレ間違いやベッドでのはしゃぎっぷりが笑えたw

榊原るみって帰ってきたウルトラマンの坂田アキか。
全く覚えてなかった(ノ∀`)

最後も他の回とは異なり、さくらと寅が一緒なんだけれども、
あの後二人は寅屋に帰ったんだろうか。

そういえば御前様の娘(坪内冬子)が子供連れて出てきてたな。
源公もひょっこり題経寺に戻ってきてたw