カテゴリー: 感想

『いつでも夢を』を観た

いつでも夢を(1963)

東京下町の工場地帯で夜間高校の生徒たちなどの葛藤を描く。
いつでも夢を (映画)

えーとまあ青春モノですな(・∀・)

吉永小百合と浜田光夫の恋愛物に、同名曲を吉永小百合とデュエットした
橋幸夫と就職要素を突っ込んで来て恋愛色よりも青春色を濃くした感じ。

橋幸夫が出演してるからというよりも昔の映画にありがちな唐突な歌唱、
合唱が多く、その辺が合わない人には向いてないかもしれないw

時代背景等がかけはなれているということもあり、今の若い人が観たら
「で(・∀・)?」っていう感じのストーリーなので賛否は分かれるかな。
つまらないとまでは言い切れないけど面白いとも言えない感じw
時代のギャップを楽しむ分には面白いかも。東京タワーへ行く道中の
古い車で混雑する風景も色々と貴重な気がした。


相変わらず
( ´・ω・)。oO(吉永小百合は爆弾岩だな…パンッパンッやで…)
と思いながら観てた。松本秋子役の松原智恵子は可愛かった(*´・ω・)
今でも綺麗な顔立ちだけども若い頃はこんなに可愛かったんか。

浜田光夫が演じる木村勝利の母・あいを演じる初井言栄と
橋幸夫が演じる岩下留次の相棒・金造を演じる野呂圭介くらいしか
知ってる人が居なかった(ノ∀`)

野呂圭介は良い味出してたな。

橋幸夫は演技はともかく歌が上手かった。当たり前かw


まあなんやかんやでハッピーエンドになるのでその辺はいいけれど。
サユリストだったら観たらくらいで( ・∀・)ノシ → ナゲヤリナカンソウ

『風花』を観た

風花(1959)

信濃川の流れが山々の間を通り抜けると信州善光寺平である。県道に添った名倉家で結婚式が行われ、花嫁のさくら、祖母トミ、兄夫婦はやがて車に分乗して出発していった。見送っていた春子は息子の捨雄の姿が見えないのに気づいた。胸さわぎを覚え、川辺へ向って駈け出した。土手の上まで来て立ちすくんだ。捨雄が水を蹴って深みに向っているのを見たのだ。彼女は夢中で追いすがった。

短編の純文学小説みたいな映画だった(・∀・)

現在と過去が交錯しながら話が進んで行くのが最初はわかってなくて
(´・ω・`)?となったがすぐ慣れた。

形骸化した家族、というよりかもとより愛なき"イエ"で育った名倉さくら(久我美子)が
友人の乾幸子(有馬稲子)の言葉により自らが壊れずに来れたのは名倉捨雄(川津祐介)の
存在によるものだと気づくも時既に遅しというかいずれにしても許されなかった関係に
心を残し嫁に行き、残された捨雄は母と共に呪われた"イエ"を後にするのが主軸?

名倉強之進(永田靖)の死後、諸悪の元凶のようにも思えた名倉トミ(東山千栄子)もまた
"イエ"を憎む犠牲者の一人だったんかなと思えた。さくらの嫁ぎ先の決まった後に
吐き出した台詞を聞いていたら、なんだかそう思えた(´・ω・`)


解説には、

昨年帰国した岸恵子のために、「この天の虹」の木下恵介が書下し監督した農村メロドラマ。

とあったけど、岸恵子が演じる捨雄の母・名倉春子は脇役のような。

帰国ってなんだろうと思ったら、

1957年:『忘れえぬ慕情』の撮影がきっかけで、フランス人の映画監督イヴ・シャンピ(Yves Ciampi)と結婚。フランスで、作家・川端康成の立会いのもと挙式。以降、パリに居を構え、フランスと日本を往復しながら女優を続け、「空飛ぶマダム」と言われた。この頃に、サルトル、ボーヴォワール、マルロー、コクトーらと親交を持つ。
岸惠子

フランス人監督と結婚してたんか。

有馬稲子は綺麗だったが、演じていた乾幸子は支離滅裂なことを言うキャラだったw
言っていることに信憑性がないというか、異常な感じのキャラだった。
さくらの気づきを促す為だけの存在だったような。

笠智衆が若かった(・∀・)


まあ風景は綺麗だったし、純文学っぽいものだと認識して
観る分には良いのではなかろうか(・∀・)

『キューティ・ブロンド』を観た

キューティ・ブロンド

主人公のエル・ウッズは、ブランド・ファッションで身を固めた典型的なValley girlで、CULAでファッション販売促進を学び、また社交クラブ、デルタ・ヌーの会長。卒業が間近となったある日、上院議員を目指す彼氏のワーナーは「ブロンド女は議員の妻にふさわしくない」との理由でエルを振る。
しかし、なんでもポジティブ思考の彼女は一念発起して、彼と同じハーバード大学のロー・スクールに行くことを決意する。

非常にステレオタイプなアメリカ映画だったけれども、そこそこ面白かった(・∀・)


Valley girlってなんだと思ったら、

Valley girlはくだけたカルフォルニア英語方言 Valleyspeak(ヴァリースピーク)と生気を失った物質主義によって特徴づけられる白人女性の社会経済的階級を表している固定概念です。この表現は初めは、1980年代初期にロサンゼルスのベッドタウンであるサンフェルナンド・バレーに住む、少し裕福~裕福な中産階級と中産階級の上位層を指しました。

やがて、特徴と振る舞いはアメリカ合衆国とカナダに拡散し、知的発達や個人的な成果よりもショッピング、個人の容姿、社会的地位に興味を持つ、悪びれずに甘やかされて育った「あほ」と「脳足りん」の風刺へと変化しました。
Valley girl

ということらしい。

詳しくは読んでないけど、American Slang: Valspeakによると、

  • Valleyspeakは'90年代後期~'00年代にもピークが来ていたらしい。
  • Valley girlというステレオタイプ自体はモール文化の衰退やらその他のステレオタイプへの移行により減っているらしい。

出演者一覧を見ても全く知ってる人がいない。
まあ元々海外俳優の名前を余り知らないからだけども(ノ∀`)

色々眺めてるとCSIやらダメージやらテレビシリーズに出ている人が多いようだけども
その辺はあんまりまともに観たことがないのでやっぱりピンと来ない。

エル役のリース・ウィザースプーン

ルイジアナ州ニューオリンズにて、外科医の父親と看護学の博士号を持つ母親の間に生まれる。兄がいる。ウィザースプーン家はアメリカ独立宣言書にサインをした名家でもある。幼少の頃にドイツ・ヴィースバーデンで過ごし、テネシー州ナッシュビルに移住。
(略)
女優業だけでなくType A Filmsという制作会社を経営して、製作・プロデュースも行っている。また、アメリカの化粧ブランドエイボンのグローバル・アンバサダーや、国連女性開発基金(UNIFEM)の親善大使を務めている。

という名家の出で色々とブイブイ言わしている人のようだが、

2013年4月19日に夫であるジム・トスが飲酒運転により逮捕されると、彼女も警官の命令に従わなかったとして逮捕されてしまった。

何してんだw

主演兼製作総指揮をした続編「キューティ・ブロンド/ハッピーMAX」は面白いのだろうか。

取り敢えず3に前向きでないことを考えるとこけたんだろうか。
リース・ウィザースプーン、『キューティ・ブロンド3』への出演を辞退。


方向性は全然違うけど「デーヴ」のような感じのライトな映画だったかなぁ(・∀・)

『打倒(ノック・ダウン)』を観た

チャンピオン白坂(滋野定夫)に打たれて大山がダウンして以来、野中拳会長野中(大坂志郎)の夢は破れた。数日後、スポーツライターに誘われて京南大のボクシング部を訪れた野中はレクリエーションにボクシングをやるという高野昭(赤木圭一郎)に目をつけた。そしてその強烈なパンチとファイトにもう一度夢をかけることにした。

そんなに真剣に観ていなかったので特に大した感想がない(ノ∀`)

トニーこと赤木圭一郎の映画を観た。早死したのは知っていたが21歳でだったんだねぇ。

赤木 圭一郎(あかぎ けいいちろう、1939年(昭和14年)5月8日 - 1961年(昭和36年)2月21日)は、日本の映画俳優。本名、赤塚 親弘(あかつか ちかひろ)。通称はトニー。

映画『激流に生きる男』セット撮影中の昼休憩時にセールスマンが持ってきたゴーカートを日活撮影所内で運転中、咄嗟にブレーキとアクセルを踏み違え60km/h以上のスピードで大道具倉庫の鉄扉に激突

このセールスマンってこの後どうなったんだろうか。

顔は良いと言えば良いがぐっと来るものはないな。
俺氏がおっさんだからということもあるが、

日活のアクション俳優として、“タフガイ”石原裕次郎、“マイトガイ”小林旭に続く「第三の男」と呼ばれた。

というあの時代の流行りの顔だったからというのもあるかもしれない。
あの系統の顔はあんまりハンサムって思わないし。
身体は締まっていてボクサーと言われても信じちゃいそうな感じだった。


俺の高品格が出てた(・∀・) まだ若くて一瞬誰だかわからなかった。
元ボクサーだからトレーナー役として起用されたんだろうか。

髭面だったが中原悟郎役の岡田真澄でかっこ良かった。
何故か岡田准一に似てるように見えるシーンがあったw

昭の兄・高野雄介(二谷英明)のパートって必要だったんだろうかw
一応昭がボクシングをやり始める展開には兄の失脚は必要だったのかも
しれないけれども、そういうのでなくても良かったというか、
会社でのお話はいらんかったような気がする。

雄介を陥れようとする天川技師を演じる佐藤慶って名前は知っているなぁと
wikiで見たら、「切腹」「蘇る金狼」「駅 STATION」辺りで脇役として
出てるな。あんまり記憶にないけどw

序盤から三谷ひろ子(和田悦子)が何度も出て来て
「あんまりヒロインが可愛くないな(´・ω・`)」と思っていたが、
美知子(稲垣美穂子)がヒロインだった(ノ∀`)


ノーガード戦法やらチャンピオン戦後の展開ってこの当時なら新鮮な感じ
だったんだろうなぁ。

うーん、これ以上、特に感想はないなぁ(ノ∀`)