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『男はつらいよ 寅次郎夕焼け小焼け』を観た

男はつらいよ 寅次郎夕焼け小焼け

( ゚Д゚)ハッ 二週間連続で週末に出かけてたので2本見逃した…_| ̄|○
最早レンタルするしかないのか…オンライン系ではなさそうだしな…

2008年に開始された松竹オンラインでは配信していたらしいが、
加入者が伸びずに2010年に終了してるし… (ヽ'ω`)
松竹ONLINE、サービス終了へ

今、hulu等にある小津作品はこの頃の名残かねぇ?
だったら寅さんも配信してくれてもいいじゃないかと思うけど、
まだまだ単体で稼げるとかそういう理由で出ないのだろうか?
未だにドル箱というか虎の子なのか?虎の子の寅(・∀・)?


お約束の小芝居が酷いw いつもにまして酷いw
1976年7月24日公開だから1975年に公開された「JAWS」をパロったのかw

全然関係ないけど

「JAWS」とは本来、英語で「顎」を意味する単語だが、本作の大ヒットと衝撃度から「鮫」と同義語として使われるようになってしまった。

なん…だと…( ;・´ω・`)ゴクリッ
ってそういえば確かに鮫はsharkか。

源公の上半身はともかくさくらまでw


今作は特殊な回だったような。マドンナ役と恋に落ちるというよりかは
気が合うってレベルの関係だったし、ラストが今までの寅さんでは有り得ない
状態だったし…考えようによっては今回はマドンナとの恋物語ではなくて
池ノ内青観(宇野重吉)とのある種の友情物語と思えてくる。
全然違うけど、観ていて釣りバカ日誌的何かを感じた。
龍野では釣りバカ日誌のスーさんとハマちゃんが役職を入れ替えた回みたいだったし。
寅さんが馬鹿騒ぎしてる間に青観が志乃さん(岡田嘉子)との話を展開するところも
釣りバカ日誌っぽい。

志乃さん役の岡田嘉子ってソビエトに亡命した人かΣ(゚∀゚;)

マドンナ役の太地喜和子って随分と早くに亡くなっているんだな。

1992年10月13日、静岡県伊東市での『唐人お吉』公演期間中の午前2時過ぎ、乗用車(トヨタ・スプリンターシエロ)が桟橋から海に転落する事故により48歳で死去。同乗者の外山誠二と大滝寛は泳いで脱出したものの、太地は泳げなかった上、乗車前に深酒をしていたことから生還できなかった。

事故といえば事故だけど、ちょっと不可解な気もするな(´・ω・`)

今回もぼたんの200万円は返って来なかった。ハワイ旅行の時もそうだったけど
寅さんは別に勧善懲悪物じゃないんだよなぁ。だから良いのかもしれないが。
毎回寅さんの気持ちもわからないこともないが無理な要求が多いな。
今回は青観が描いてくれたから良かったようなものの、さすがに画家としての
矜持や個人のポリシーを捻じ曲げさせたのは酷い気がしないでもない。
タコ社長に対してもちょっと酷すぎだった(´・ω・`)
まあ、その後の寅の決意を見ると、そこまで切れていたのかということは
わかるけども。

寺尾聡が市職員役だったようだけど気が付かなかった。
寺尾聡って宇野重吉の息子だったのかΣ(゚∀゚;) そう言えば顔が似てるな。
「ルビーの指輪」は良い歌だったけど、あんまり寺尾聡って演技が上手いとは
思えないんだよなぁ。メインだとあんまり観る気がしない。声は嫌いじゃないが。

龍野市って合併時にたつの市にしたのか。言うてはなんだが平仮名だけの
市町村名って間抜けに見えるな(ノ∀`) なんでこんなことをしたんだろう。


見逃したのは合計3作に達したか…さてどうしたものか。

『戦国自衛隊』を観た

戦国自衛隊

んー、映画としては微妙な気がする(´・ω・`)

原作のストーリーを読むと「なるほど、これは面白い(`・ω・´)」という気になるんだけど、
映画化したものがなんでこうなるのかが不思議だったw

wikipediaに載っている解説を読むと

斎藤光正は「自分が監督するからには、青春映画でないと意味がない」と語り、脚本の鎌田敏夫もテレビドラマ『俺たちの旅』シリーズで青春ものを手掛けていたことから、アクション・SF・戦争・時代劇に運命を翻弄される自衛隊員の青春群像が盛り込まれた作品となっており、キャッチフレーズでも「SF青春時代劇」を謳い、松村とおる・井上尭之・ジョー山中・高橋研らによる青春をモチーフとした挿入歌が劇中に流されている。

ということらしいw 妙に隊員の話があったり変な歌が流れるなと思っていたが
そういうことだったのか。

伊庭義明三等陸尉(千葉真一)と長尾平三景虎(夏木勲)が友好を深めてるシーンを
観た時は「なんだこれは…(ヽ'ω`)」と思ったw まあ笑えたけどw
一応話の筋的に伊庭と景虎は心を通い合わせた関係にならなければならないの
だけれどもその表現が青春しすぎててなんとも言えないw 
あそこで歌を入れたのがいけないのではないんだろうか。
あと少しホモくさいw まあ衆道は武士の嗜みであったのかもしれないから
それはそれでいいのかもしれないけど。

おっぱいとか千葉真一のふんどし尻とかあったよ(*´・ω・)


渡瀬恒彦が珍しく悪恒彦だった(・∀・)
漁村を襲撃して女達を拉致、手篭めにするなんて。
演じている矢野隼人陸士長って敵方につくのかなと予想していたので、
「なんで船なんかもってくんや、どうやって戦力になるつもりやヽ(`Д´)ノ」と
思ったが、そんなこともなく、千葉真一無双アクションの為の噛ませ犬だったw

キャスト一覧を見ると知った名前がいくつもあるが、あんまり覚えていない。
河原崎建三は特徴的な顔だからわかった。竜雷太と鈴木ヒロミツもわかった。
鈴木ヒロミツは「スローなブギにしてくれ」にも出てたっけか。
三浦洋一もいたか。

農民になった根本役を演じていたのがかまやつひろしだったのかΣ(゚∀゚;)
真田昌幸は角川春樹で本願寺光佐が成田三樹夫か。

真田広之の武田勝頼もかっこよかった。薬師丸ひろ子の若武者も可愛かった。
まあ薬師丸ひろ子はちょい役だけども。

夜這いの時に出会った佐藤蛾次郎と戦場で相まみえるところは良かった。

夜這い相手の後家役の絵沢萠子ってロマンポルノ系の人なのか。
って「のんちゃんのり弁」のスナックのママかw

岡田奈々の役はともかくも、小野みゆきの役って必要だったんだろうか。
プルメリアの伝説 天国のキッス」にも出てたな。

信玄との対決の最後でちょっと吹いたw 観たことないけど忍者部隊月光や
鞍馬天狗を思い出したw 最後の景虎はこれと関係してるんか?


話はちょっとあれだったけど、馬に乗っているアクションシーンとか
ヘリのシーンは良かった。

まあ千葉真一無双が好きな人向けかな(・∀・)

『あしたの私のつくり方』を観た

あしたの私のつくり方

あらすじは

学校で浮いた存在にならない為に皆と同調し、夫婦喧嘩の絶えない家庭不和を刺激しない為に良い子を演じ続け、その後も母の為に自分の意志をはっきりとは出さない高校1年生 大島寿梨(成海璃子)。"自分"が不確かな日々を送っていた或る日、小学校時代、クラスの人気者からハブられる存在へと転落した花田日南子(前田敦子)が引っ越すという話を偶然知る。小学校の卒業式の日、表面的な人間関係の喧騒から図書室へと逃げ出した寿梨は先に居た彼女と会い、"自分"についての話を聞いた。寿梨はそれ以来会話をすることもなかった日南子へメールを送った…

みたいな感じ。

話はベタと言えばベタであり、妙に凝った画面作りだったり、
顔面センターさんの演技がイマイチだったが、結構良かった(・∀・)


取り敢えず話の骨格はしっかりしてる感じで、これは原作が良いのか、
監督脚本が良いのか、或いはその両方が良いのかわからないが、
何はともあれ観ていてしっくり来る感じであった。
画面分割の映像表現は必ずしも良いとは思わなかったけどw

監督は市川準。他にどんな映画を撮ってるのかとぐぐったら、
もう亡くなってる人やないかΣ(゚∀゚;)

成海璃子は一時太っていたが、これがその前に撮られたものなのか
その後に痩せてから撮ったのかわからないがえらい美人だな(*´・ω・)
角度によってはアレ?って感じな場合もあったけどw
あとスタイルはちょっとアレなんだよね。何となく朝河蘭を思い出した。

ハマタ敦子はまあアレでしたな。 ハマダヤヽ(`Д´)ノ イヤ、マエダダロ(・ω・`)
やっぱり浜田に似てるなと思った。ラストのうつむき加減な感じで
可愛く撮れてたけど、あれは監督の腕だなw
時代的に違うけどこの髪型なら前田愛とかが良かったな。
まあ外見的なことはともかく前田敦子が声が駄目だから
俳優には向いていないだろうな。

この映画の上手い所は基本的に成海璃子のナレーションで話を進めてる所だろうな。
これが前田の声メインだったら、正直きつい。

アイドルもどきや歌手もどきをやるならああいう声でも良いんだけど、
俳優としては駄目だろうな。か細い声とか割れる声かすれる声の人は
自然と淘汰されていってしまう。だって台詞が聞き辛いんですもの(´・ω・`)
そういう意味ではやっぱり成海璃子や能年玲奈とかは声がしっかりしてる点が
良いんだろうな。上の年代の菅野美穂や深津絵里とかも良い俳優は声が
しっかりしてる。


2007年4月公開ということでまだケータイ全盛時代だったのかな?
成海璃子はNTTドコモのCMに出てた気がしたけど、この映画の後か。

瑠璃の島で(・∀・)→受験の神様でちょっと(´・ω・`)→ハチミツとクローバーで (ヽ'ω`)
という感じになったが、最近はどうなんだろう? 地上波ドラマはほとんど観ていないし
地上波自体もそれほど観てないのでどんなドラマに出てるのかわからんな。

寿梨の父役の石原良純がうるさくてうざいw
役柄に合ってたけど。母は石原真理子だったのか。
兄役が柄本時生だったので「似てない兄妹だな(´・ω・`)」と思ったw

文芸部顧問・田村博之役の高岡蒼甫ってこんな顔だったっけ?
というかもっと痩せてたような記憶があったような?

クラスメイト役でAKBの連中も出ていたらしいけど、全然気が付かなかったな。
というよりも顔と名前が一致するのは数人くらいだから、真面目に観ていたと
しても分からなかったろうなw


中年のおっさん的にはいい感じに仕上がってる映画に思えたけど、この映画の
対象は誰なんだろう?内容から考えると思春期の揺れ動く女子中学生~女子高生や
そのくらいの娘を持つ親御さんなのかな。

ああそうだ、終わり方も爽やかだったのも良かった(・∀・)
爽やかエンド好きの俺氏には100点の終わり方だったw

『魚影の群れ』を観た

魚影の群れ

映画『魚影の群れ』は、1983年10月29日に公開された。配給は松竹富士。
本州最北端、下北半島の漁港・大間の頑固なマグロ漁師・小浜房次郎、房次郎が男手一つで育て上げた娘・トキ子、トキ子の恋人で一人前の漁師になろうと志す青年・依田俊一、この3者の愛憎を軸に描いた人間ドラマである。

まさしくもって人間ドラマ、つまりストーリーだけの映画なので
「へぇ(・∀・)」というのが素直な観了後の感想。

「マグロ~ご期待ください~」とかドキュメンタリーのマグロ漁番組が
好きな人なら面白いのかな?マグロ漁絡みのシーンが長すぎて、その辺りで
ちょっと飽きてしまったり(ノ∀`) そこが肝のような気がしないでもないけど、
飽きてしまったんだからしょうがないw ちょっと俺氏向きじゃなかった。

監督は相米慎二。「セーラー服と機関銃」の人か。53歳で肺がんで亡くなってるんか。


小浜房次郎(緒形拳)、その娘・トキ子(夏目雅子)、その彼氏・依田俊一(佐藤浩市)達の
操る方言が上手すぎるのかしばしば聞き取れなくて何度も再生し直した(ノ∀`)
序盤の方で「シリアへ行く」という風に聞こえて、アサド大統領でも釣りに行くのかと
思ったが、下北半島の方に尻屋崎というのがあるらしい。

初めトキ子が誰かわからず、
「可愛いけど誰だろうなぁ、田中美佐子じゃないよなぁ(・∀・)」と思って観ていたが、
夏目雅子だったか。三蔵法師の記憶しかないんだよね。

房次郎の逃げた妻・アヤ(十朱幸代)のおっぱいと夏目雅子の下着姿と
太ももと佐藤浩市のお尻が観れたよ(*´・ω・)
これが矢崎滋の尻だったらシリヤザキだったのに(・∀・)

初めてのテグス切れでショックを受けてアヤを迎えに行かなかったん?
なんかその辺がよくわからない。正直、アヤのくだりは必要だったんだろうか。

レオナルド熊と石倉三郎が出ていたな。
あと先代の三遊亭円楽が出てた。相変わらずの笑顔だった。

エンディング曲は何故か芳雄ちゃんと誰かのデュエットソング。
なぜそんなことをしたのだろうかw


まあ夏目雅子や緒形拳の好演とか佐藤浩市のお尻を観たい人は観たら?という感じ。
世間的な評価は高いようだけども、あんまり心に来なかったな。それは俺氏が
マグロは諦めて帰って来いよって単純に思っちゃう駄目人間だからかもしれない(ノ∀`)