カテゴリー: 漫画

やるっきゃ騎士 / みやすのんき

やるっきゃ騎士

美崎静香をリーダーとする少女たちだけで構成された自治クラブ(生徒会)に支配されていた聖愛学園。誠豪介が転校してきたことからその統制に波風が立つ。豪介は格闘技クラブを立ち上げ、静香たちの横暴なやり方に持ち前のスケベ根性で対立抗争を繰り広げる学園漫画。

これも「冒険してもいい頃」同様にセールの時に買うた(・∀・)
1冊43円くらいで全11巻で473円やった。1984年から連載開始とあるから30年ちょっと前の漫画か。エロの内容はキスやペッティングまででせっくるシーンはないが、個人的にはこっちの方が「冒険してもいい頃」よりも青少年達には有害なような気がしないでもないw



誠豪介
主役。格闘の腕もさることながら、そのスケベ根性というかスケベ魂は世界随一と言える。若き青少年達の煩悩が集結して人間の形となったキャラと言っても良い(`・ω・´)

少年漫画誌の主人公に言うだけ野暮だが、途中から後付の設定が色々とくっついて来るw



美崎静香
美咲財閥の一人娘であり、聖愛学園理事長の娘でもある。自治クラブの会長もしており、女尊男卑の姿勢を崩さず、豪介を始め、男子生徒を苦しめる。意外と尻軽で、しかも嫉妬深いという面倒くさいヒロイン(・∀・)


有紀美里
現役アイドルが学業専念の為に聖愛学園に転校して来たという話だったが自治クラブの乗っ取りを企んだり、色々と裏のあるキャラ。七人集団編が終わった後、ぷっつりと姿を消し、誠心興業編の最後の戦いの時に急に参加してきたような…



山田
豪介の腰巾着というか子分のような存在。しばしば豪介を裏切る。スケベなところは豪介に引けを取らず、作品中、良い思いをすることもしばしば(・∀・) ウラヤマケシカラン



星チカコ
静香の右腕的存在。但し後で反旗を翻したりもする。作品の都合上、山田とよく組まされる。サブポジションの脇役の割に裸をよく晒す。



嵐鉄美
聖愛学園の教師。色々あってサイボーグになっているw 外見に似合わず、意外と良い人だと思うw



飛鳥今日子
聖愛学園の教師。嵐先生のかつての教え子。現在の大人しそうな外見からは到底わからないが、かつては暴走族のヘッドだった。この人も脇役の割りに意外と裸になっていたような気がする。


全体的な流れは、豪介vs静香、美里や嵐の新キャラ登場、静香母による介入等の2,3話の短編をこなした後に七人集団(将軍)編、エロコメディ回を挟みつつ、自治クラブ会長選(愛次郎)編、パソコンウォーズ(矢島名人)編、桜天俊編、誠心興業編という感じ。

時代なのか作者の趣味だったのか、やけにプロレス的展開によくなっていたような気がする。一応豪介が格闘技部だから、それはそれで納得出来るのだけれども。七人集団とかって七人の悪魔超人のパロディだったりするんだろうか?キックオフのパロディみたいなコマは美崎由美子が出て来た回であったような気がした。というかその当時の流行り物を取り込んでいた感じなのかな。

今の若い子達にはその辺は通じないとしてもエロコメディとしてはどうなんだろうか?ちょっと気になる。

作品中に出て来るエロシーンは健全な男子なら一度は想起するシーンばかりなので、その辺は時代を越えても色褪せることがないと信じたいところではある( ・`ω・´)


2015年に実写映画化されたんだなw
美崎静香役の遠藤新菜はモデルとしてはいいんだろうけど、静香とは全然違う系統の顔過ぎるだろと思った(・∀・)

いつか機会が有ったら観てはみたいが、もう公式サイト自体がなくなってる映画だからなあ…(ノ∀`)

伝説のエロコメ「やるっきゃ騎士」まさかの実写映画化!主演は中村倫也
中村倫也主演、実写版「やるっきゃ騎士」ソフト特典は“魂のスカートめくり集”

雛子バリエーション / 矢野健太郎

幼なじみの雛子を意識しだした高校生の和也は、女遊びがひどいとウワサのある芥川先輩から交際をせまられている雛子に対して気が気でない状態に。そこで友人と計画して雛子に催眠術をかけて、先輩からの交際要求を断るように洗脳しようとするが、、、。ヒロインが次々と”変心”するハイパーサイコラブコメコミックが電子書籍で登場!

1994~1995年の作品。全四巻。コミックガイズって知らないな(´・ω・`)
学研の隔週刊成年漫画誌だったのか。これも99円かそこらのセールの時に買ったのかな?

正直、微妙でした(・∀・)
俺氏にはあんまり合わなかった。

登場人物達が自分達が漫画のキャラクターであることを自覚しているメタ的な感じや、矢野健太郎の醍醐味であるお色気シーン満載なところは別に良かったのだけれども、ひたすら脱線し続けて話がgdgdになったり「ナイトヘッド」のパロディキャラを出してきた割りに話は膨らまなかったり、極めつけは結局伏線を回収出来ていないというか、話がきちんとまとまらずgdgdのまま終わるというところが駄目だった(ノ∀`) 

読後感は何がしたかったんだろうね(´・ω・`)という感じ。
これがきちんとまとめて終わっていたら、これでも良かったんだけれども。一応電子版の後には作者が本当どうしたかったのかという言い訳説明が載っているので、その辺はわかると言えばわかるが。

こういう結果的に支離滅裂になってしまった展開や思いつきっぽいギャグの連発が好きな人なら楽しめるかな?
おっぱいとかいっぱい出るしね(*´・ω・)



沢良木雛子
主人公? 下田辺の催眠術をきっかけにクンツァイト(リシア輝石の一種)を通った光を目にしてしまうと、淫乱、狂戦士、猫等々のモードになってしまう。その光を目にした際に耳にした言葉が暗示となるらしい? 幼馴染の和也が好きだが、中々結ばれない。作品中で最も裸体を晒しているキャラ(*´・ω・)



前島和也
自称主人公。雛子に心寄せている。正直、最初から最後までほぼ良いとこなしw その分、作品中では良い思いをよくしている。



下田辺
和也の友達。雛子に心寄せている。催眠術で雛子をおかしくしてしまう。



藤之里
雛子に心寄せている。何となく和也より活躍しているような気がするが、脇役。



明野沙織
正義モードの雛子に助けられてから、雛子を慕いまとわりつく。妄想狂。この漫画のエロシーンのほとんどが彼女の妄想という形で提供されているw



西真上蒔絵
学園の女王? 一応お嬢様らしい。主役の座を狙い、雛子を陥れようと企むがことごとく失敗する。やや西園寺まりいを彷彿とさせるw



芥川葉志
雛子に心を寄せ、告白するも振られる。その後、エロシーンの名リリーフとして登場し続けるが本編に関わることは確かなかったはず。



日吉台 団
猫好きの道場荒らし。何度も出て来るが本編の流れにはほぼ関係ない。



深沢真也
容姿端麗かつ大金持ちの謎の先輩。何考えているかよくわからない。雛子に心…寄せているのか? 取り敢えず雛子をさらったりする。執事8号が可愛い。


まあなんつーか、ハチャメチャな感じでした(・∀・)

翔んで埼玉 / 魔夜峰央

翔んで埼玉

自分が住んでいる土地をおちょくる面白さを狙ったが、第3話まで執筆した後、作者が横浜市に転居し、その後も連載を続けると単に埼玉県に悪意のある作品となってしまうため連載を中断した。そのため未完である[2]。

「パタリロ」で有名な魔夜峰央の埼玉disり漫画。未完。
SNSやらで話題になり、マツコの「月曜から夜ふかし」かなんかで取り上げられたかなんかして復刊した模様。


麻実麗(あさみれい)
東京の白鵬堂学院に転入してきた男子学生。本当は埼玉の大地主である西園寺家の子息だが、父親の命により、海外留学をし、出身地ロンダリングしている。


白鵬堂百美(はくほうどう ももみ)
白鵬堂学院の理事長の孫にして自治会長。最初は他の東京人同様に埼玉人を侮蔑していたが、麗との出会いにより、というか麗に惚れたことにより、その考え方を改める。魔夜峰央漫画なので当然、この子も男子学生である(ノ∀`)

ネタとして特定の地域をおちょくってる感じは面白いと言えば面白いが、それ以上には発展しない感じがするストーリーだった。未完なのは頷ける。話のネタ程度には良いけど、実際に読むならパタリロとかアスタロトの方が良いかなぁ。

実はこれ、そのまま続けたとしても何処かで壁にぶつかっていたと思うんだよね。これってギャグ漫画だけど、内容的には差別問題として捉えるというか、利用しようとする人達も出て来るだろうから(´・ω・`)

特に書くことがないので、インタビュー記事とかへのリンクで誤魔化すとしよう(・∀・)
55万部!「翔んで埼玉」がバカ売れした理由
魔夜峰央さんが語る『翔んで埼玉』未完の本当の理由

とろける鉄工所 1巻 / 野村宗弘

とろける鉄工所

ある地方の村部にある鉄工所「のろ鉄工」で働く溶接工たちの日常をコメディタッチに描く。1話完結であるが、作者によれば物語が進展していくストーリー漫画とのこと。

溶接工さんの日々を描いた漫画。全10巻らしい。99円セールかなんかで買ったような…
内容は面白いんだけども、柱にお嬢様の新人編集かなんかのつまらない自慢というか煽りみたいな文章があるんだけど、これが本当に滑っていて酷い(´・ω・`)
余計なものを追加して読みづらくしないで欲しかったわ。

と今ぐぐってみたら、他の人もそういう感じに思っていたのか2巻以降ではなくなったのかなw?
なんであんなのが面白いと思ってやっちゃったんだろうか。



北さん
溶接業にまつわる群像劇っぽくはあるが、一応、主人公なのかな? おそらく作者の代理的存在。温厚と言えば温厚。



北さんの奥さん
我慢強そうではあるが、怒ると怖そう(´・ω・`) 溶接工の妻として毎日苦悩の連続。


小島さん
丹下段平ではない。ベテラン溶接工。



さと子
小島さんの娘。奥さんの遺伝子強すぎだな。



吉川
新人溶接工。強く女性を求めるところとか色々面倒くさい。あんまり成長しなさそう(´・ω・`)



今井さん
一見怖いが優しい、が実は怖い((((;゚Д゚)))ガクガクブルブル



社長
何かズレてる気がする。鬼と言えば鬼かもしれない…


単純に溶接に関することを学べるところも面白いが、小島さんとさと子、北さんと奥さんとのほっこりとしたエピソードなどが良い(・∀・)

吉っちゃんはどうでも良い(・∀・) 続刊を読める機会があったら読んでみたい。

しかしまぁ漫画内では軽く笑い事として扱われているけれども、溶接業の人のじん肺やら目への負担とか色々と厚労省辺りが動かないといけない事案なんじゃないかと思ったりもした(´・ω・`)