カテゴリー: 漫画

ど根性ガエルの娘 1~2巻 / 大月悠祐子

ど根性ガエルの娘

お父さんは大ヒット漫画家で、家族をめちゃくちゃにした人。「ど根性ガエル」の作者・吉沢やすみは大スランプに陥り、ギャンブル、DV、娘の財布からお金を盗む、失踪、そしてビルの屋上から…。

なんか最初の方から変な感じがして、ちょっと嘘っぽくて、本当に家族が再生したのかしら、どうやってここまで異常な状態から回復出来たんだろうか…って思って読んでいたけど、下記のようなエントリを読んで、結局そういうことだったのかと合点がいったw

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だがしかし肝心の13~15話辺りを読めていない…_| ̄|○

父親の吉沢やすみもおかしいけれど、それ以上に母親がおかしいような気がする。
吉沢やすみとは違う壊れ方をしていて一番怖いような気がする(´・ω・`)
弟も弟でなんか壊れてるっぽいけど。


吉沢やすみは「パパとゆっちゃん」という漫画で自分の家族をモデルとしているが、どういう心境で描いていたんだろう。amazonの紹介文には

『ど根性ガエル』でおなじみの吉沢やすみが、自分の家族をモデルにして描いたほのぼのファミリーコメディ。まんが家パパさん・吉沢かすみの朝は、ペットの雑種犬・ロンの猛烈な催促による散歩で始まる。そして看護師のママ、中2の息子・やっちん、小1のおてんば娘・ゆっちゃんが仕事や学校に出かけた後、ロンとふたりきりで昼を過ごすパパさんは、ママから禁止されているのにロンを家の中に入れてしまい……!?

とある。連載時期が1991年-1996年らしいから作者が17歳から22歳の頃か。
作中で作者が金を盗まれるのは16歳の時で、それ以降何度も盗まれたとあるから丁度その頃と被ってるような気がするんだけど……(´・ω・`)

そう言えば、なぜか弟と姉の立場が逆になっているが、これは話の構成上、入れ替えたのかな?

ぐぐるとヒットするがこの漫画内で壁の穴は全然違う扱い方してるみたいだなw
まあこれはファミリーギャグ漫画みたいな感じだから軽く扱っているのは致し方ないのかもしれないけれども、多分、そういうのを抜きにして、吉沢やすみはそれほど大したことではないと思って居そうな気がする(´・ω・`)

吉沢やすみはこれ以外にも、「やっちん」とかいうカニを主人公にした漫画を描いたりしていて、家族の名前を使っていたりはするのだけれど、今ひとつ家族に対しての愛情というものが感じられない。作者が家族の団欒を知らなかったことの遠因に、その父である吉沢やすみの生育課程が関係しているような気がしてならない。ギャンブルやアルコールはあくまでも二次的な原因であって。


作中で作者の父・吉沢やすみの父親は居なかったように見受けられたが、戦死とか病死してたのかな?

そういえば、ど根性ガエルの主人公・ひろしの家は母子家庭だったのもそれと関係しているのかな。
ただ、ひろしの名前は師匠の貝塚ひろしから取っているようで、その貝塚ひろしもまた母子家庭の育ちのようなので、師匠の生育環境をそのままモデルにしたのか、自身の生育環境をモデルにしたのか、はたまたその両方なのかはわからない。

貝塚ひろしが吉沢やすみを贔屓していたのは実は自分と似た境遇の少年に同情してた部分もあったのだろうか、吉沢やすみは成功後、自身の母親や弟との関係はどうだったんだろうか等々、色々と疑問が浮かぶがまあこれらのことが判ることはきっとないから忘れよう(・∀・)


作者の旦那さんである大井昌和って人は知らんのぅ(´・ω・`)と思って作品一覧を眺めていたら一件だけ知ってるタイトルを見つけた(`・ω・´)
「明日葉さんちのムコ暮らし」ってあれか、巨乳女系家庭に婿入りするやつか(・∀・) オッパイガイッパイ
グランドジャンプの無料配信?を読んでいた頃に見たことあるわ。

作者はこの作品を描き切ることによって混濁した自分の人生に浮かぶアクを取り除くことは出来るんだろうか(´・ω・`)
最早、味のベースは変わらねども。

なにはともあれ第18話のラストが好きw
白泉社恐るべし( ;・´ω・`)ゴクリッ

ひとり暮らしのOLを描きました 1巻 / 黒川依

ひとり暮らしのOLを描きました

0円で配信されていたような気がする…

内容は……一人暮らしの生活の悲喜こもごもを描いたサイレント漫画。
若い内に一人暮らしをしたことがある人なら1つや2つは体験したことのある、寂しさや喜びを含む、あるある漫画とも言える。
1巻ではなんだか可哀想に思える回が多いが、時折ほっこり出来る回も挿入されるので、限りなくブルーになると言うことはない。

全ての回がそうなのか判らないが過去回もWebで公開されている。


奥付けをなんとなく眺めていたら、以下のような一文が。

「ひとり暮らしのOL」といっしょにいるのはかえるのピクルスです。
株式会社ナカジマコーポレーションの許諾を得て掲載しています。

なんじゃらほいとぐぐってみたら、
ナカジマコーポレーション
あーあの洗濯スポンジみたいな感じの蛙のぬいぐるみか(・∀・)
そう言えば漫画内で蛙のぬいぐるみ出てたね。


今は一人暮らしになれた人や家庭を持った人が昔を懐かしんだり、或いは一人暮らしを始めたばかりで寂しさや不安に押し潰されそうな人が「他の人もこんな感じなのか(・∀・)」とクヨクヨしなくなる為に読んだらええんじゃなかろうか。

ここがヘンだよアメリカ人 / 芽衣田珠子

99円セールの時に買った気がするが、今はもうkindle本では出していない模様(´・ω・`) モヨーン ※2021/8/13追記 普通にあったわ(ノ∀`)

大雑把でテキトーで、でも“楽しむこと"には命がけ!
アメリカって、あきれるほどにフリーダム!
父親の転勤で突然アメリカに行くことになった珠子。英語もろくに喋れないのに、しょっぱなから公立高校でのハイスクール生活が始まります。

これ結構面白いのに続編がないのが非常に残念だ(´・ω・`)
今現在もCA在住らしいから高校卒業以降のアメリカ生活を事細かに描いていってくれれば、楽しめる読者も沢山居るだろうに…

あと俺氏みたいにDlifeでアメドラばっかり観ているような層向けに、何故そのドラマがこういう表現なのか、何故そのドラマは現地で人気なのか、俳優達の話等々をコミカライズしてくれればいいのに(・∀・)

今は主にペンギンの絵を描いてるようである
芽衣田珠子(@Meida_Tamako)


特に書くことがないので短く終わるが、著者の経験した一面とは言えども、「へぇ、アメリカってこんな感じなのかぁ…(・∀・)」という面白さはあったので良かった。

30日間世界一周! 1巻 / 水谷 さるころ

99円の時に買ったんだったかな? 正直微妙だったわ(´・ω・`)

行くぞ!30日間世界一周
行くぞ!30日間世界一周(いくぞ さんじゅうにちかんせかいいっしゅう)は、旅チャンネルで放送された紀行番組。
(中略)
イラストレーターの水谷さるころが、ワンワールドの世界一周航空券を使って30日で世界一周旅行をするという旅番組で、2008年6月から9月まで放送。番組が好評だったことから、第2シーズンとなる『行くぞ!30日間世界一周 2周目!』が、2009年7月から10月まで放送された。地上波では、TVQ九州放送で2009年10月8日から12月24日まで第1シーズンが放送され、2013年4月7日から第2シーズンが放送される。
(中略)
イーストプレスより書籍化され、2009年9月にはDVDも発売。

ということで番組の内容のコミカライズらしい。

1巻では台湾->インド->ドイツ->フランスの途中まで。wikipediaからの抜粋だと一人旅のように思えるが、実際には野田ディレクターと山本プロデューサーとの三人旅。

絵があんまり良くないのは大した問題ではないが、内容そのものが凄くつまらない。もしかしたら二巻目以降になったら面白くなるのかもしれないが、あまり期待出来そうもないので止めておいたw

何が面白くないんだろうか(´・ω・`)? 旅物にしては役に立つ情報も少ないところか? インドとかでボラレまくりでイライラしてしまうところだろうか? 登場人物に全く好感も愛着も持てないところだろうか? 番組を観ていた人ならそれなりの思い入れとかがあって面白いのかな?


まあそんな内容のことよりも、この著者の水谷さるころという人、2回この企画で世界一周の旅に出かけたようだが、1回目の時は既婚者だったようだが(正確な離婚時期は不明だけど、少なからず1巻の出発時には旦那さんが居た)、今は離婚してて、この企画で一緒に旅に出てた野田ディレクターという人と事実婚状態らしいw 野田ディレクターも既婚者だったが離婚したらしい。

果たして1周目の段階で男女の関係になっていたのかどうか実際のところはよくわからないけど、やっぱり、いくら仕事でも異性と長期間、同じ空間時間を共にさせちゃ駄目だよw 全ての人がそうなるとは言わないけど、旅先という特殊な状態で苦楽を共にすれば、なんらかの心理変化が男女間に生まれるのは当然のことなんだから。

まあ本当かどうかはわからん下衆い話は2ちゃんの■行くぞ!30日間世界一周!■スレのものなので、何処まで信憑性があるかは不明だが、Hagexギャルを探せ 世界を2周した漫画家「水谷さるころ」の巻

当初は仲良く暮らしていたのですが、結婚生活をしているうちに、もともと受身の人でしたが、さらに過度な受身になっていったんですよね。
「結婚当初は『好き』という気持ちがあれば、仕事とか財力も関係ない!」という気持ちだったのですが「何もかも私が決めなければならない関係」に悩み始め、コミュニケーションがうまくいかなくなりました。相手が100%受け身だと「結婚していても意味がないのでは?」という結論になり、2009年に離婚しました。

という離婚理由の説明もなんか( ´・ω・)エ?って感じがしたw


まぁ…海外の何処にも行ったことがない人なら面白く思えるかなぁ?
あとは下衆い想像しながら読み続けるのが好きな人なら(・∀・)