カテゴリー: 漫画

ブラック・ジャック創作秘話 ~手塚治虫の仕事場から~ / 吉本浩二・宮崎克

ブラック・ジャック創作秘話〜手塚治虫の仕事場から〜

副題のとおり、漫画家手塚治虫の制作現場の舞台裏を描いた実録漫画である。主題にある『ブラック・ジャック』に限らず、手塚の様々な漫画、アニメの制作エピソードを題材にしている。手塚の当時の担当編集者やアシスタント、家族等関係者にインタビューを行い、その内容を回想として漫画化という構成を取っている。編集者は秋田書店に限らず他の出版社にも及び、アシスタント経験者にはその後漫画家として活躍している者も多い。

kindleでやっていたポイント92%還元だかなんだかの謎のセールの時に購入した(・∀・)
と言っても一巻だけ(´・ω・`)

結論から言うと、漫画の神様・手塚治虫のイカれっぷりが凄くて面白い(・∀・)
まあ前から手塚治虫の暗部というか異常性は知っていたから、全てが全て目新しい内容ではなかったのだけれども。

手塚治虫云々よりも編集者の壁村耐三やアシスタントだった寺沢武一、永井豪等々の話が面白かった。


壁村耐三でぐぐってみると色々と逸話が出てきたが、そういった逸話を扱ったブログのエントリに対して息子さんらしき人が書き込みをしていてなんかワラタw
ちょうどこの漫画がドラマ化された2013年頃のエントリだと壁村大輔とか大輔として書き込んでいるw

壁村耐三って吾妻ひでおに酷いこと言った人だったり、コミックビームの奥村勝彦の師匠筋に当たる人だったのか。
赤塚不二夫や永井豪を見出した人でもあるのか。赤塚不二夫がタモリを見出したことなども考えると結果的に芸能界に影響を残した人とも言えるのかな。現代で言うとマシリトなんかがそんな感じで他分野に影響を残した人だな。


|ω・`)。oO(手塚治虫関連の漫画のエントリにも関わらず、色々ぐぐった結果、今一番読みたいのは永井豪の自伝的漫画・激マン!であることはミンナニハナイショダヨ)

わたしの日々

わたしの日々

『わたしの日々』(わたしのひび)は、水木しげるによる日本の漫画。『ビッグコミック』(小学館)にて、2014年1号から2015年10号まで連載されたオールカラー作品であり、水木の最晩年の作品である。単行本は同社から2015年に出版された。

kindleでやっていたポイント92%還元だかなんだかの謎のセールの時に購入した(・∀・)

その年令から考えると連載漫画を描き続けるということは凄まじいこととわかるのだが、何分にも掲載ページが少ない為、何か物足りないというか余り面白くない(´・ω・`)

少なからず普通のエッセイ漫画やエッセイのようにオチがきっちりつくものを期待して読むと肩透かしを食らうかもしれない。投げっぱなしジャーマンエッセイとでも呼ぶべきなのかな。まあでも、漫画の間に挿入される水木しげるが子供や青年の頃の絵等は眺めていて面白かったかなぁ。


他の戦記物とか貸本屋時代のやつを読みたいのぅ(´・ω・`)

伊豆漫玉日記・日々我人間 / 桜玉吉

kindleでやっていたポイント92%還元だかなんだかの謎のセールの時に桜玉吉作品を2冊購入した(・∀・)

伊豆漫玉日記」は「満喫漫玉日記 深夜便」の続編らしく、所謂『読もう、コミックビーム』(四コマ漫画)と通常のエッセイが載っているスタンダードスタイル。
日々我人間」の方は半ページぐらいのスペースを細かくコマ割りしたエッセイ漫画。後半は主としてムカデとの戦いに終始しているような気がしないでもないw

両作品共、いつも通りの桜玉吉漫画であり、好きな人はとても楽しめるけれども、そうでない人にとってはそれほど面白くもないと言った感じの内容。以前にも増して愚痴が多くなったり怒りっぽくなったりしているような気がしないでもないが、それは加齢によるものだろうか。

俺氏も歳食ってから、独り言が多くなってしまうというか、思ったことがつい口から漏れたりすることが多くなったなぁ等と自省しつつ読んでいた(ノ∀`)


俺氏は桜玉吉作品にはなんとなく他の漫画家の作品に対する思いとは異なるものを抱えているような気がする。それは作品が私小説ならぬ私漫画?であることに起因しているのかもしれない。

通常の作品視聴であれば、その作品内の登場人物や作品世界に愛着を持つ。しかし、この作品は私漫画故に登場人物が作者であり、舞台がほぼ現実に近い世界である為、必然的に愛着を持つ対象は桜玉吉本人にならざるを得ない。勿論、作品中の"桜玉吉"と現実世界の桜玉吉本人は完全に同一というわけでないのだけれども。

こういった絡みからか、現在の桜玉吉作品の読後感想は「続きを読んだ」というよりも「桜玉吉の生存を確認した(`・ω・´)」という思いが強く、続刊に対しては「続きが読みたいヽ(`Д´)ノ」というよりも「玉吉、元気にしてるのかよヽ(Д´)ノ」という気持ちが強いw

この気持を突き詰めて言葉にすると「しあわせであれ、ふしあわせであれ、そのかたちを赤裸々に見せ続けておくれよ、玉吉(´・ω・`)」と言った感じであり、よくよく考えるうちに
あ、これがファンってやつか( ・´ω・`)などと思い至った(ノ∀`)


そうか、俺氏は桜玉吉のファンだったんだなぁ(・∀・)

ど根性ガエルの娘 1~2巻 / 大月悠祐子

ど根性ガエルの娘

お父さんは大ヒット漫画家で、家族をめちゃくちゃにした人。「ど根性ガエル」の作者・吉沢やすみは大スランプに陥り、ギャンブル、DV、娘の財布からお金を盗む、失踪、そしてビルの屋上から…。

なんか最初の方から変な感じがして、ちょっと嘘っぽくて、本当に家族が再生したのかしら、どうやってここまで異常な状態から回復出来たんだろうか…って思って読んでいたけど、下記のようなエントリを読んで、結局そういうことだったのかと合点がいったw

【ネタバレあり】ネットのマンガ好き騒然 「ど根性ガエルの娘」15話で何が起きたのか
【緊急】「ど根性ガエルの娘」18話がヤバイ 作者がアレしてたり、出版事情のアレが見えて……

だがしかし肝心の13~15話辺りを読めていない…_| ̄|○

父親の吉沢やすみもおかしいけれど、それ以上に母親がおかしいような気がする。
吉沢やすみとは違う壊れ方をしていて一番怖いような気がする(´・ω・`)
弟も弟でなんか壊れてるっぽいけど。


吉沢やすみは「パパとゆっちゃん」という漫画で自分の家族をモデルとしているが、どういう心境で描いていたんだろう。amazonの紹介文には

『ど根性ガエル』でおなじみの吉沢やすみが、自分の家族をモデルにして描いたほのぼのファミリーコメディ。まんが家パパさん・吉沢かすみの朝は、ペットの雑種犬・ロンの猛烈な催促による散歩で始まる。そして看護師のママ、中2の息子・やっちん、小1のおてんば娘・ゆっちゃんが仕事や学校に出かけた後、ロンとふたりきりで昼を過ごすパパさんは、ママから禁止されているのにロンを家の中に入れてしまい……!?

とある。連載時期が1991年-1996年らしいから作者が17歳から22歳の頃か。
作中で作者が金を盗まれるのは16歳の時で、それ以降何度も盗まれたとあるから丁度その頃と被ってるような気がするんだけど……(´・ω・`)

そう言えば、なぜか弟と姉の立場が逆になっているが、これは話の構成上、入れ替えたのかな?

ぐぐるとヒットするがこの漫画内で壁の穴は全然違う扱い方してるみたいだなw
まあこれはファミリーギャグ漫画みたいな感じだから軽く扱っているのは致し方ないのかもしれないけれども、多分、そういうのを抜きにして、吉沢やすみはそれほど大したことではないと思って居そうな気がする(´・ω・`)

吉沢やすみはこれ以外にも、「やっちん」とかいうカニを主人公にした漫画を描いたりしていて、家族の名前を使っていたりはするのだけれど、今ひとつ家族に対しての愛情というものが感じられない。作者が家族の団欒を知らなかったことの遠因に、その父である吉沢やすみの生育課程が関係しているような気がしてならない。ギャンブルやアルコールはあくまでも二次的な原因であって。


作中で作者の父・吉沢やすみの父親は居なかったように見受けられたが、戦死とか病死してたのかな?

そういえば、ど根性ガエルの主人公・ひろしの家は母子家庭だったのもそれと関係しているのかな。
ただ、ひろしの名前は師匠の貝塚ひろしから取っているようで、その貝塚ひろしもまた母子家庭の育ちのようなので、師匠の生育環境をそのままモデルにしたのか、自身の生育環境をモデルにしたのか、はたまたその両方なのかはわからない。

貝塚ひろしが吉沢やすみを贔屓していたのは実は自分と似た境遇の少年に同情してた部分もあったのだろうか、吉沢やすみは成功後、自身の母親や弟との関係はどうだったんだろうか等々、色々と疑問が浮かぶがまあこれらのことが判ることはきっとないから忘れよう(・∀・)


作者の旦那さんである大井昌和って人は知らんのぅ(´・ω・`)と思って作品一覧を眺めていたら一件だけ知ってるタイトルを見つけた(`・ω・´)
「明日葉さんちのムコ暮らし」ってあれか、巨乳女系家庭に婿入りするやつか(・∀・) オッパイガイッパイ
グランドジャンプの無料配信?を読んでいた頃に見たことあるわ。

作者はこの作品を描き切ることによって混濁した自分の人生に浮かぶアクを取り除くことは出来るんだろうか(´・ω・`)
最早、味のベースは変わらねども。

なにはともあれ第18話のラストが好きw
白泉社恐るべし( ;・´ω・`)ゴクリッ